音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

アベノミクス以外に道はない! のか???

2014年11月22日 | 裏読み 政治・経済


安倍さんは「アベノミクス以外に道はない」と熱に浮かされたように叫ぶ。

ほんとうにそうなのだろうか。

株価が上がり、円高が円安に転じたことで国民の生活実感は向上しただろうか。

ますます逼迫感を増しているのが実情だと思う。

株高で潤っているのは一握りの大企業と富裕層だ。大部分の国民には影響がない。

円高が円安に転じたことで、これも一部の大企業は業績を伸ばしたが、大部分の中小企業と小売業者は苦境にあえいでいる。

そもそも、アベノミクスは株価操作、為替操作による「カジノ資本主義」の典型といえると思う。

スーザン・ストレンジ~カジノ資本主義
http://hakaishi.on.coocan.jp/zatubunskkajino.html
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=240850

金融工学による「カネ転がし」であって、それは「カジノ、ギャンブル」と同じ「裏稼業」といえないこともない。

したがって、この効果は一過性のもので根本的景気浮揚策にはならない。

政府はよくわかっていることだが、国民はようやく「変だぞ」と気付き始めたのが現在の生活実感だろうと思う。

宇沢弘文という「ノーベル賞の有力候補」と言われつづけた日本の経済学者がいる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E6%B2%A2%E5%…8%E6%96%87

現在の「カジノ資本主義」「新自由主義」とは異なる立場で「人間の為の経済」を探求した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%A0%B4%E5%…9%E8%80%85

『「豊かな社会」の貧しさ』(岩波書店, 1989年)

『経済に人間らしさを――社会的共通資本と共同セクター』(かもがわ出版, 1998年)

『ゆたかな国をつくる――官僚専権を超えて』(岩波書店, 1999年)

『経済学と人間の心』(東洋経済新報社, 2003年)

『経済学は人びとを幸福にできるか』(東洋経済新報社, 2013年)

・・・などの著書がある。

「アベノミクス」がとる「カジノ資本主義」とは違う視点があるのではないかと思う。


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