「人生において、一番大切なことは自己を発見することである。
そのためには、時には一人きりで静かに考える時間が必要だ。」
─ フリチョフ・ナンセン ─
(ノルウェー探検家)
※昨日は経絡ビクスのセミナーに参加してきました。
春の経絡である肝経と胆経のラインを意識した動きを学びました。
参加者の皆さん、遠いところから熱心に参加しておられました。
今後の指導に役立てたいと思います。
「春のけいらく」
〜春の陽気とともに伸び伸びと、脇を伸ばして心と身体をリフレッシュ 〜
春先は寒かったり暖かかったり気候の変化に身体が対応できず、自律神経も乱れがちです。
東洋医学の考え方では、春の内臓である肝(肝臓)の機能がうまく働かなくなるとイライラや筋肉のこわばりの元となります。対応する経絡(肝経と胆経)が走る脚の内側と体の外側(体側)を伸ばしてみましょう。側頭部や首の痛み、筋肉のコリも改善され、心身ともにリフレッシュされます。
ポカポカ陽気の春は、気温の上昇とともに、筋肉・腱・靭帯も緩み身体も伸び伸びとし、体内を巡る氣(エネルギー)が充実し、やる気に満ちてきます。
〈春の経絡〉
●肝経〈足の親指から肋骨、乳首の真下まで〉
●胆経〈目尻から足の薬指まで〉
=呼吸の度に刺激される肝臓や経絡をイメージして動いてみましょう =
「ヨット 」
①両足を揃えてたつポジションから
息を吸いながら右足を横に出し(肩幅の広さで)手の平を内側にして右手を大きく外側に回し上方に伸ばす
(肩の痛い方は腕を伸ばさない)
②重心を右足にのせ息を吐く
③そのままもう一度息を吸い右手を頭上へ伸ばし体幹部を伸ばす
④息を吐きながら目線を斜め下に落とし脇を伸ばす(ヨットの帆をイメージ)
⑤骨盤と肋骨のスペースを充分に感じる
⑥左手の平を肋骨にあて2〜4呼吸繰り返す
⑦反対側も同様に行う
※1 肝臓は右側にあり腹腔内の横隔膜の下に位置し肋骨で守られています。
※2 呼吸は呼吸筋である肋間筋・横隔膜(筋肉)・腹筋で行われます。