喜びに満ちて浮かれていると、ある時ガーンと頭を殴られる。
そして深い絶望を味わっていると、
なにかの拍子に希望を取り戻して、また生きようとする。
その繰り返しがあって、強い人間へとかわっていくんじゃない。
─ フジ子・ヘミング ─
(『魂のことば』)
喜びに満ちて浮かれていると、ある時ガーンと頭を殴られる。
そして深い絶望を味わっていると、
なにかの拍子に希望を取り戻して、また生きようとする。
その繰り返しがあって、強い人間へとかわっていくんじゃない。
─ フジ子・ヘミング ─
(『魂のことば』)
「念ずれば花ひらく」で著名な坂村真民さんに
「なにかわたしにでも できることはないか」
という詩があります。
これは、全身関節炎で十年以上寝たきりだった
女性を詠んだ詩です。医者からも見放され、
自暴自棄になっていた彼女ですが、ある日、
「なにかわたしにでも できることはないか」と考えました。
そして、天啓のように点字のことを思いつきます。
わたしは体のほとんどは動かないが、目が見える。本が読める。
本が読みたくても読めない人、目の不自由な人のために
点字を習って本を届けよう。そう思ったのでしょう。
彼女は、左手の少しだけ動く親指に筆をくくりつけてもらい、
一点一点打っていきました。
不思議なことに、それから人差し指が少しきき出します。
右手の指もいくらかずつ動くようになります。
さらには、筆をくくりつけなくても字が書けるようになります。
一点一点と打ち込み、一冊の点訳書ができあがりました。
一冊一冊と増えていきました。
そうして、百冊を越える立派な点字本が
光を失った人たちに光を与えていったそうです。
「どんな小さなことでもいい
『なにかじぶんにでもできることはないか』と
一億の人がみなそう考え
十億の人がそう思い奉仕したら
地球はもっともっと美しくなるだろう」
私は生かされている。
野の草と同じである。路傍の小石とも同じである。
生かされているという宿命の中で、
せいいっぱい生きたいと思っている。
─ 東山 魁夷 ─
(『風景との対話』)
この世に「雑用」という用はありません。
私たちが用を雑にした時に、雑用が生まれます。
渡辺和子 1927~
カトリック修道女
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渡辺和子さんは、若い頃、
アメリカの修道院で研修中、
まず皿並べの仕事をまかされました。
しかし、毎日、皿並べの仕事をしているうちに、
かつてキャリアウーマンとして
バリバリ仕事をこなしていた彼女は、
嫌になってしまったそうです。
渡辺の様子を見ていた修道院長さんには
そういう不満がわかったのでしょうか、
こう言われたそうです。
「あなたは、一枚一枚のお皿を並べるときに、
それを使う人の幸福のために祈っていますか?」
渡辺さんは驚きました。
いままで、そういうふうに考えて
皿を並べたことがなかったからです。
しかし、そういうふうにまわりの人の
幸せを願い祈りながらしてみると、
どんなに小さな仕事にも
価値があるように思えてきました。
そして、自分も充実した気持ちに
なっていることに気づいたそうです。
★きっとよくなるヒント★
小さな仕事にも心を込める。 (^.^)
一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。
明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。
きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。
─ 太宰 治 ─
(『新郎』)
為せば成る
為せねば成らぬ 何事も
成らぬは 人の為さぬなりけり
上杉鷹山 1751~1823
米沢藩(現在の山形県南部)藩主
・・・・・・・・・・・・・・・・
上杉鷹山は、かつてアメリカ大統領J・F・ケネディが
最も尊敬する日本人としてあげた人です。
鷹山は17歳で米沢藩(山形県)の藩主となり、
その後、様々な改革によって、
貧窮していた藩を立て直した名君です。
鷹山は「民の父母」としての根本方針を
次の「三助」としました。
・自らが自らを助ける、すなわち「自助」
・近隣社会が互いに助け合う「互助」
・藩政府が手を貸す「扶助」
この方針によって様々な改革を行い、
米沢藩は経済的に豊かになるだけでなく、
人々の精神も豊かになっていきました。
すなわち、病人や障害者はまわりの人たちが面倒をみて、
お年寄りを尊敬し、飢饉のときには富裕なものが、
貧しい者を助ける、物質的にも精神的にも
美しく豊かな地域を作り出すことができたのです。
★きっとよくなるヒント★
行動すれば道は開ける。 (^.^)
お子さんに「何のために生きるの?」と聞かれましたら、
「誰かを幸せにするために生きるのよ」と
答えてあげてください。
「あなたが生きて、あなた一人がそこにいるために、
周囲の誰かが幸せになるような人になってね」と、
教え導いてあげてください。
─ 瀬戸内 寂聴 ─
(『寂聴 あおぞら説法』)
夜は長いであろう。
しかし夜はいかに長くても遂には明けるであろう。
明けざるをえないであろう。
闇の寂しさ恐ろしさに堪えて
自己を育てつつある人の前には、
きっと曙が現われて来る。
─ 種田 山頭火 ─
(『赤い壺』)
人の好意は、何の疑いもなく、そのまま素直に受けること。
受けた好意は、そのままには済まさないで、
受けたと同じように他の人にも好意で示そうと思うものです。
そうしてこそ、人の和は広がっていくのですね。
好意は実を結び、人々の心に善意の輪が広がるのです。
─ 宇野 千代 ─
(『私の幸福論』)
有酸素運動や無酸素運動の前に、
ブラックコーヒーを飲むと、
ダイエットに役立ちます。
覚醒効果で集中力が増したり、
より強い筋力が発揮できたりします。
また脂肪の燃焼の効率も高まります。
助け合う、ということが、
人間にとって、大きな道徳になっている。
助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、
いたわりという感情である。
他人の痛みを感じることと言ってもいい。
やさしさと言いかえてもいい。
「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」
みな似たような言葉である。
─ 司馬 遼太郎 ─
(『二十一世紀に生きる君たちへ』)
※人が人としてあるのは、
愛の気持ちを持っているという事です。
うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる
うばい合えばあらそい わけ合えばやすらぎ
うばい合えばにくしみ わけ合えばよろこび
うばい合えば不満 わけ合えば感謝
うばい合うと 足らないけれど
わけ合うと あまっちゃうんだなぁ
─ 相田 みつを ─
(『わけ合えば』)
※何か問題がある時に、まずは真摯に受け入れ
調和するところがあれば調和し、
そのうえで変えるべき所は変えるという
柔軟性を持ちたいですね。
【熊本地震】
Airbnbで避難先を求めている人向けに
宿泊場所を無料提供可能に
https://www.airbnb.jp/disaster/southernjapanearthquake
日に日に状況は、悪くなっていますが、
どうか皆さん頑張ってください。
主人の姉家族に、物資を送ろうとしましたが、
クロネコヤマトも郵便局も配送を中止しています。
開通次第、早急に送りたいと思います。
■ 今日の言霊:マーク・トウェイン
+─────────────────────────────────+
今から20年後、あなたはやったことよりも
やらなかったことに失望する。
+─────────────────────────────────+
あの時にやっておけばよかったなと
思うことはありますか。
2016年も3か月半分以上が過ぎて、
今やりたいことはありますか?
今からでも遅くはない。
やっておこうと決めたことを始めてみましょう!