感謝の気持ちは、人間的に成長するうえでも、
仕事やスポーツで成長するうえでも不可欠です。
いまイタリアのプロサッカー強豪チームで活躍する長友佑都選手は、
ポジティブ思考をモットーにしています。
その長友選手の著書『日本男児』(ポプラ社)からの言葉です。
「どんなにハードなトレーニングも、
これを達成すれば、前進出来ると思えるから頑張れる。
わずかな一歩であっても嬉しい。
小さな幸せを意識するからこそ、努力も継続できる。
幸せを感じれば、気持ちも自然とポジティブになる。
(中略)『ありがたいな』と思う気持ち、感謝の心を持つことは、
そういう小さな幸せを手にするチャンスをたくさん作ってくれる」
大学時代はベンチにも入れなかった体の小さな長友選手が、
日本代表にも選ばれ、イタリアの強豪チームに入って
活躍できるようになったのは、なぜでしょう。
それは目標を持って、常に自分を成長させてきたからでしょう。
彼は、同じチームの仲間や監督やコーチなど、
そして丈夫な体に産んで育ててくれた
お母さんへの感謝の気持ちを忘れません。
「自分を支えてくれてありがたい」
「チャンスを与えてくれてありがたい」
「ときには厳しく指導してくれてありがたい」
そういう感謝の気持ちは、小さな幸せを生み出します。
小さな幸せがあれば、努力が継続できます。
努力が継続できれば、成長していけます。
れは、仕事、勉強、スポーツ、すべてのことにおいて言えます。
素直に感謝できる人は、
どの分野においても成長していけます。
たとえ、いま試練を味わっていても、
感謝の気持ちを持って努力を継続できれば、
試練をバネにして大きく成長していけます。