増え続ける腎臓病を防ぐため2006年に定められました。腎臓病の早期発見と対策のために「CKD(慢性腎臓病)」という新しい病気の概念もうまれました。
◎CKDとは?進行すると??
CKDは腎臓の働きが低下したり、尿たんぱくが出るといった腎臓の異常が続く状態です。現在、日本には約1330万(成人の約8人に1人)のCKD患者がいるとされています。CKDが進行すると、透析が必要になるばかりか、動脈硬化を起こして脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクを高めます。
◎透析は医療費が高額、時間も大きく制限される
医療費:透析には一人当たり月約40万円もの医療費がかかり、国の医療費を圧迫。
時間:生活にも大きく影響(人によって週に3日、1回あたり3~4時間の通院が必要)。
◎重要な指標は尿たんぱくとクレアチニン値の2つ!
自覚症状の乏しいCKDの早期発見につながります。
→禁煙、減塩、肥満の改善などにより、CKDの重症化を予防することがとても重要です。