しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

中国人に有って日本人に無い。

2008-04-29 01:05:00 | スポーツ、オリンピック
 つい先日、生まれて初めて救急車で搬送されるという快挙を成し遂げてしまいました。
 前日に会社の近くのクリニックで診察を受けたところ、腎盂炎による発熱とか。
 しかしその先生、うっかり解熱剤を処方することをカルテに書き忘れていたらしく、結果、夜中に39.6℃と記録更新に成功した次第でした。

 尿検査では通常混じることのない白血球が検出され、血液検査の結果では白血球の数が10,000超。
 尿道から入り込んだバイ菌野郎を駆逐するべく10,000以上の白血球が集結してくれたんだと思うと、心強い仲間を持てたもんだと、自分の身体のことながら悦に入らずにはいられないってもんですね。

 そう考えると先日の聖火リレー in 長野。
 北京オリンピック支持のために集まった中国人留学生らは凡そ2,000人。
 私の白血球に比べるとダンゼン少ないんですが、遠く離れた空から応援するその「愛国心」はやはり本国としては心強いものだったんじゃないでしょうか。

 それに比べてフリーチベットのために集結した日本人の若者ら。
 日本の政治には興味も示さず他国のことなら首を突っ込む。
 多くは私と趣味を同じくするバックパッカーでありチベットフリークである旅人が中心となり、「YouTube」や「mixi(ミクシィ)」、「2ちゃんねる」などを通して聖火リレー妨害を呼び掛けたもの。
 段ボール肉まん事件や農薬入り冷凍ギョーザ事件などで反中感情の高まっている昨今、多くの「ヒマ人」が長野に集結したということになる。
 中にはただ単に中国人が嫌いだから、とかいうだけの道理の通らない理由で参加していた連中も多いはず。
 なんでしょーかねぇ、ただ「中国人」というだけでゴキブリでも見たかのように過敏な反応を示すのは。

 ところで「愛国心」。
 一説では日本人ほど「愛国心」の希薄な国民はいないとか。
 それは敗戦後にGHQと日教組によって作成された教育要綱が功を奏した結果なんでしょうが、正直、今じゃ自分の国に誇りを持ってる若者なんてごくわずかです。
 やれ国際化とか言って留学に奔走する輩が多いものの、留学先で自国の文化や伝統について質問されたところで答えに息詰まるその様は情けないの一言に尽きるというもの。

 私の白血球のように命を賭してお国を守れとは言わないけれど、まず自国について学び、メイド・イン・ジャパンな自身を誇りに思ってほしい。
 でなければ、たとえ英語がペラペラなところで世界と対等に渡り合うなんて出来やしない。
 それこそインターナショナリズム。
 日本に無くて中国に有るのはこれじゃないでしょうか。
 やっぱり狭い島国根性と大陸育ちの広い視野の差というものか。

 国民が自国を誇れる国を創って戴くためにも、フクダさんにはもうちょっと頑張ってほしいところですね。
 息も絶え絶えなところでさらに負担をかけるのは申し訳ないんですが、ひとつよろしくお願いします。

 …あ、無理ならさっさと次の方に回してくださいね。


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