「銀河英雄伝説」と言う小説があります。アニメにもなっています。この小説は新書で本編10巻外伝4巻です。この小説の最大のテーマは「『腐った民主主義』と『高潔な専制君主主義』とどちらが国民の幸せになるか」という問題がデーマです。かのアドルフ=ヒットラーは「独裁者」と呼ばれていますが、そのヒットラーは国民が選挙で選んだ「独裁者」です。1933年ヒットラーが政権を入手した直後のドイツは、天文学的なインフレから抜け出しフォルクスワーゲン(国民自動車)が国民にいきわたり、多くの国民が海外旅行もできた時代でした。ある地方から出てきた人間が地域長からイジメを受けていたところ、毎週ナチスの高官が立っている募金活動でマルチン=ボルマンに苦情を訴えます。1週間後その地域長は解任され地方から出てきた人間は夫婦そろってヒットラーから謝罪を受けます。「自分達の管理体制が不備であったと」。この様にヒットラーが政権をとった当時を懐かしむドイツの老人は多数います。アメリカにもヒットラーの支持者は多く、自動車のフォード、メロン財団などヒットラー支持でした。チャップリンの名作「独裁者」も封切り当時、1930年代のアメリカでは興行成績は低い状況でした。そしてチェコの併合にはじまる第二次世界大戦の幕があがります。ヒッラーが目指していたのは「我が闘争」によれば、中央ヨーロッパのブロック経済化でした。現在のEUにそっくりです。ただしそれを武力で成し遂げようとしました。ワイマール共和国時代の不正が蔓延り格差が大きく貧しい人間が食べていけない時代に比べると国民は幸せでした。迫害の対象となったユダヤ人を除けば。しかし、ユダヤ人迫害はドイツだけではなく先進国(当時はヨーロッア)では日常的な状況でした。
ハリウッドがユダヤ資本で運営されているので、私達ドイツと同盟国だった日本人でさえ、ドイツ軍の軍服をみると「悪者」と思ってしまいます。これは重大な心理への刷り込みです。また、1930年代のアメリカはユダヤ人の入国を厳しく禁じていました。ユダヤ人を受け入れたのは、ソ連と満州と日本だけでした。ただしソ連の入植地は厳寒で厳しく1939年にオールポール事件を引き起こします。ユダヤ人が満州国境に2万5千人ほど亡命を求めてくる事件が起こります。このとき満州にあった関東軍の高官であった樋口季一郎少将の活躍でユダヤ人の入国が認められます。当然ドイツから苦情が外交ルートで正式にきますが、当時の日本政府もコレをツッパネます。現在より日本は毅然としていることができました。やはり軍事力の裏付けがあったためでしょうか。
件の小説に「民主主義とは真綿で自らの首を絞めるかごとき政体か」という問いかけもあります。また、「歴史的に高潔なる専制君主は数代も続かない」との受け答えもあります。なかなか考えさせてくれる作品です。
ハリウッドがユダヤ資本で運営されているので、私達ドイツと同盟国だった日本人でさえ、ドイツ軍の軍服をみると「悪者」と思ってしまいます。これは重大な心理への刷り込みです。また、1930年代のアメリカはユダヤ人の入国を厳しく禁じていました。ユダヤ人を受け入れたのは、ソ連と満州と日本だけでした。ただしソ連の入植地は厳寒で厳しく1939年にオールポール事件を引き起こします。ユダヤ人が満州国境に2万5千人ほど亡命を求めてくる事件が起こります。このとき満州にあった関東軍の高官であった樋口季一郎少将の活躍でユダヤ人の入国が認められます。当然ドイツから苦情が外交ルートで正式にきますが、当時の日本政府もコレをツッパネます。現在より日本は毅然としていることができました。やはり軍事力の裏付けがあったためでしょうか。
件の小説に「民主主義とは真綿で自らの首を絞めるかごとき政体か」という問いかけもあります。また、「歴史的に高潔なる専制君主は数代も続かない」との受け答えもあります。なかなか考えさせてくれる作品です。