社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

ネパールで感謝される日本が支援した校舎

2015-05-19 00:00:55 | マスコミ批判

  ネパール大地震で大きな被害を受けたカトマンズの近郊にある街サンクーで、15年前に日本の民間支援で建てられた鉄筋コンクリート造りの小学校が、無傷で残った。
家を失った被災者の避難所として活用され、人々は「日本からの贈り物で助かった」と口にする。
 サンクーでは、れんが造りの建物が数多く崩壊し、数十人が死亡した。
自身も校舎に避難しているゴパル・スレスタ校長(47)は「机の上からパソコンが落ちるほどの揺れだった。頑丈な校舎を造ってもらい感謝している」。
被災者のフィロズラズ・スレスタさん(46)も「自宅周辺の家は全て崩れて7人が亡くなったが、学校は残ってくれた」と話す。
 伊勢さんは「学校は大人の識字教室にも使われる。サンクーの社会に貢献できる場を残せてうれしい。今後も支援を続けたい」と話している。

http://mainichi.jp/select/news/20150508k0000e030184000c.html

 日本の市町村立の学校の校舎は、災害時避難所になるため、他の建物より頑丈に建設される。その規格を用いた結果である。阪神淡路大震災でも学校の校舎は無事だった。多くの建物が倒壊したがその反省が生きたということでもある。

 日本の本当の力はこの「改善力」にあるのかもしれない。同じ過ちは二度と行わないという決意と言うか思想にあると思える。

 ネパールは確か近年共産革命が成功した珍しい国だ、強権で被害の状況把握や支援物資の運搬などできそうに考えるのであるが、そこは共産主義。効率と言う概念がない。

 災害時、トリアージ(救助の優先順位)に代表される助かる命の「効率化」を行わなければ犠牲者は増加する。その辺りの報道がない。何時もの事である。強権発動には共産主義は都合が良いのであるが、その裏付けとなる合理性や効率性と言う基本的なモノが資本主義より劣る。故に強権発動も結果が伴わないことが多い。

 左翼の方々が口にしたくない事実が、災害時オスプレイが非常に有効な事実である。昨年のフィリッピンの台風被害時その支援に沖縄から飛んだ米海兵隊のオスプレイが大活躍した。今回もネパールで活躍するであろう。

 オスプレイ

 基本、ヘリコプターでは高度が高すぎ制約が多くなる。まして航続距離が問題である。その様な時、TV朝日では「ドローンを利用して・・・」等とフザケタ発言をしていた。

  ドローン

 ドローンの活動距離はせいぜい数kmであり積載量も1kg前後(日本の総理官邸に落ちていたタイプ)である。軍用ドローンも同等の能力しかない。活動距距離は、航続距離(往復)の距離の半分以下となる。余りにも無能すぎる発言である。視聴者に誤解を与える報道である、BPOの対象ではないだろうか?

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする