大戦中の英国のチャーチル首相が愛飲していたグルジア・ワインの産地グルジア、黒海沿岸のカフカス(コーカサス)地方の国の一つである。首都トビリシの美しさと共に、紅茶愛飲大国であるロシア圏の数少ないお茶の産地でもある。パイプラインの利権と共にチエチエンと隣接している関係で北部辺境の治安は良くない。
そのグルジアが念願の英語読みに国名を変えることを日本政府が認めたようだ。「ジョージア」に。7~8年前から話題になっていたが、米国のジョージア州との混乱を避けるため、ロシア語読みの「グルジア」が日本での表記であった。
それが「ジョージア」と日本での表記が変わる。これはロシア離れが進行したと評する方も多いが、日本以外殆ど1991年以降国連でも「ジョージア」表記であり、今更ロシアからクレームが来ても実害はないとの判断である。
「ジョージア」にすれば7~8年前の時からの悲願であり、駐日大使らの努力が報われた。
知人の酒屋は珍しくグルジア・ワインを扱っているが、「ジョージア・ワインよりグルジア・ワインの方が商品名の響きとしては良いのだけれど」と苦笑いをしていた。
黒海沿岸のカフカス(コーカサス)地方の山岳部にはネアンデルタール人と言われているアルマスの噂が絶えない。意外に未知の地域でもある。
治安さえよければ首都トビリシ等の多くの観光名所を有する国であり、食事も美味だそうだ。まあ、ワインが美味くお茶も採れ、オスマン・トルコの文化とも重なる地域で食事が不味いわけはないか?