中でも日本からの輸入減少幅は平均を大きく上回っていた。昨年の日本からのビール輸入量(7174トン)は前年(5万902トン)に比べて85.9%も減少した。日本のビールは輸入ビール市場で2018年1位、19年には2位だったが、昨年は9位とランクが一気に下がった。これに対してハイネケンを中心とするオランダのビールが1位を占め、2位がドイツ、3位が中国だった。日本からの日本酒輸入も昨年は1515トンで前年に比べて55%減少した。
昨年はアルコール飲料全体の輸入が減少したが、ワインなど果実酒については昨年の輸入量(6万9413トン)は前年に比べて30.4%増加し、それ以外のアルコール飲料とは対照的だった。ワインのブランド別ではデンマークのリンゴ味炭酸酒「サマーズバイ」が1位だった。国別ではチリ産が3年連続で1位となり、続いてスペイン、デンマーク、イタリア、フランスと続いた。食品医薬品安全処は「コロナの感染拡大後、自宅で飲むとか一人で飲むことが広まると同時に、ワインが日常的に楽しむアルコール飲料として定着したことが影響したようだ」と分析している。
ペ・ジュンヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2021/05/05 08:00
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