青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

思い込み点検 ~「違う視点もあるんだ」ということを忘れない~

2013年12月29日 | 就労訓練

さてみなさん、これは何でしょう?

 

粗略な絵で申し訳ありません…。

急いで書いてしまったことと、とにかく絵が不得手なことが原因です。

 

が、みなさん、見ていただきたいのはそこではございません。

 

「思い込み点検」で思い出しました。

基礎プログラム講座でよくテーマにするものです。

 

普段は意識することのない自分の身近なもの、事柄に視点をあててみます。

すると、「思い込み」が見えてきます。

たとえば、

「腕組みする時右が上?左が上?」

「シャツのボタンの穴は縦あき?横あき?」

「シャツの重なりは左が上?右が上?」

などなど。

 

もちろん、見ないで答えてくださいね。

「あれ?思っていたのと違った。」

…そうなんです。

 

シャツの重なりなどは、知識(=着物は常に右前。洋服は男女だ違う等)が邪魔をしてしまうこともあります。

 

それでこの絵。

これは、「千円札の両面を描いてみてください。」というもの。

 

皆がそれぞれに描いたものを書き足していったのです。

だから、これは答えではありません。

 

「何か、番号が入っていたはず」→確かに入っています。

「確か、目の不自由な方にもわかるように左下に丸印があったはず」→実際は、横線一本

「鶴がいたような…」→いませんでした。一万円札に、鳳凰がいました。

何より、この日参加した皆が、「夏目漱石」と思っていたことです。

言われれば…「そうだそうだ。野口英世。」と思うのですけれどね。


実際に1000円札をみて、皆驚くばかり。

「新たな発見」ばかり。

「へえ~」…って、皆、きっと100回以上、いや1000回以上見ているはずのもの。発行されてから9年経過していますから…。

私なんて、お札を見ながら…「国立印刷局製造」を「くにたちいんさつきょく…」と読み上げる始末。

(私こそが一番多くこの講座をやっているのに!!)

 

 思い込みや決めつけ、一方的見方だけで判断することの怖さは、「対 物(もの)」ならばまだいいのです。

この思考パターンは、「対 人(ひと)」にもそのまま出てきます。

一面、一方向だけをみて「あの人は嫌な人」「自分には合わない」と決めつけていませんか?

…このことに気づいてほしいのです。

 

だけど自分が感じた感情・感覚は大切。

なので、「嫌だな」と思ったとしたら、その感情を大切にしながら「違う視点・見方もあることを忘れない」でください。

そして、違う視点でみてみると…

いろんな気づきがあるはずです。

そこが、「人間関係でいきづまらないためのポイント」です。

 

さてさて、最後に。

シマウマの足のしまは、縦じま?横じま?

正解は…どうぞご自分で。

もしくは紙風船にお電話くださいな。

いずみまさこ

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新たなご当地キャラ?

2013年12月29日 | その他

あるメンバーが持っていたマスコット。

名前もわからず、何も書いていません。

 

どこかで見たことあるような、無いような…。

 

忘年会にて、職場の人との親睦を深めつつ…ゲームでゲットしたマスコットとのこと。

 

そんなお話を聞くのは、とても嬉しいです。

 

良い思い出は、その場が楽しいだけではなく、苦しい時にこそ自分を助けてくれます。

「うれしいこと」

「楽しいこと」

「ほっとしたこと」

「笑顔になれたこと」

ちょっとしたことでも、ぜひ気に留めて、自分の中にストックしていってくださいね。

いずみまさこ

 

 

余談:

そうだ。どこかで見たことあると思ったのは、全く別の視点の話です。

日本新聞協会広告委員会が開催した「新聞広告クリエーティブコンテスト」の最優秀作品のことです。みなさんはご存じですか?

「めでたし、めでたし?」という題のもの。

広告としては衝撃的なのですが、作者の思いを読むとこの絵にした理由に納得させられます。

 

「違う見方」「違う視点」、これは講座の中でもよく話題にします。

「思い込みや決めつけ」は、対人関係を狭めてしまします。孤立の方向へ向かいます。

みなさんも、ぜひ意識してみてくださいね。

 

以下、日本新聞協会広告委員会より。

作品を作った人の思い(コメント)

ある人にとってしあわせと感じることでも、別の人からみればそう思えないことがあります。反対の立場に立ってみたら。ちょっと長いスパンで考えてみたら。別の時代だったら。どの視点でその対象を捉えるかによって、しあわせは変わるものだと考えました。そこで、みんなが知っている有名な物語を元に、当たり前に使われる「めでたし、めでたし。」が、異なる視点から見ればそう言えないのでは?ということを表現しました。広告を見た人が一度立ち止まり、自分の中にさまざまな視点を持つことの大切さを考えるきっかけになればと思っています。「しあわせってなんだろう?」と二人で考えた経験が、次に生かされるよう頑張っていきたいと思います。

 

広告へのリンクはしませんので、興味ある方はご覧になってみてください。

ただし、驚くと思うので…気持ちに余裕のある時に見てくださいね。

いずみまさこ

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