本日の公園美化作業にて…
草っ原から少し距離のある遊具の足元、ひとりのメンバーが「ソレ」を見つけた。
遊具の周囲は砂で覆われており、「住み処」のある草っ原までの歩みを阻む。
そんな中「ソレ」は、きっと年老いているだろう身体で懸命に歩みを進める。
しかしその様子は、私どもの目には「絶望的」にしか見えなかった。
その時、ひとりのメンバーが動いた。
メンバーが「ソレ」をそっと掴もうとする。
時折「ソレ」は、身を守るために必死に抵抗する。
しかし私は知っていた。
メンバーは「ソレ」をどうしたいのかを。
だから、ただ見守った。
そして「ソレ」を掴んだメンバーが向かった先…。
よく見てみると…。
そう…。
「アカエゾセミ」である。
年老いたアカエゾゼミは、きっとあの砂場で誰にも見つからなければ、そこで生涯を終えていたかもしれない。
だがひとりの心優しいメンバーに発見され、とりあえずは手頃な木に到達する事が出来たのである。
セミは木につかまった瞬間から、先ほどの遅い歩みが嘘のように、しっかりと木の幹を上へ上へと登る。
驚いた事に、セミはいったん木につかまると、人間が近づいていても同じ速さで堂々とそこに居るのである。
私には、セミがまるでそのメンバーに感謝しても足りないようなくらいに、しかし確実に来るであろうその別れを惜しむように、最後まで姿を見せながら、ゆっくりと上へ登って行っているようにも見えた。
セミは短い命だが、今回メンバーがとった行動のおかげで、少なくとも地面で力尽きたり踏まれたりする最後は免れたのである。
私はこの事を一部始終見届け、改めて「できることをする」ことの大切さを再確認したのである。
以上、セミWMでした。
p.s.
このセミ、最初「仮面ライダーみたい!」って興奮した^^;
そんなこと考えてないで自分で助けてやれよって、後から反省したセミWMでした(笑)
先の、北海道吹奏楽コンクールを聴いた帰り、苫小牧市内国道36号線でマリオおじさんに出会いました。
苫小牧では有名(皆さんご存知ですよね?)なマリオカートに乗ったおじさん。
衣装もマリオ、音楽もあのゲーム音楽をかけながらの運転です。
週末日中には、ルイージやピーチ姫を始め(たぶんそのキャラクターだと思うのですが)、総勢6人位のカートの一群を見かけることがあります。
でも、夜に見たのは初めて。
思いのほか音楽も大音量で…頭の中ではファミコンの映像を思い出していました。
ただね、夜、トラックの前を走っていたマリオカートの存在に最初は気づきませんでした。
一度気付くと、今度は視界から消えるのが怖くて…見つけてはハラハラ。
見失ってもハラハラ。
(車高が低いので、車の間をぬって走るとどこに行ってしまったのか一瞬見失ってしまうのです。)
気づくと私の方が、曲がる予定の道を曲がらずカートについていってしまいました。
不注意さ前面に出てしまいました。
マリオ様、お気をつけて。
私も、気をつけよう。
いずみまさこ
吹奏楽コンクールの北海道大会がおこなわれました。
会場は札幌コンサートホール「キタラ」
(館内での写真撮影はできませんので外観のみ撮ってみました。)
私の目当ては紙風船通所されていたメンバーが所属している吹奏楽団の演奏。
座席から声援を送りたいのを我慢して…じーっと、じーっと見つめ続けて演奏を聴きました。
心地よい音色を楽しむというよりは、…心境としてはハラハラドキドキ…手を握りしめながら応援する「家族」のようです。
胆振地区吹奏楽コンクールで代表となり、8月30日に北海道吹奏楽コンクールで演奏を披露。
一般の部ですので楽団員は社会人の方。(中には学生も所属できると聞きましたが、こちらの楽団員さんはどうなのかな?)
家庭や仕事を持ちながらの練習や大会参加。
学生時代の部活動と違って皆がいつも集まることができるわけではないだろうし、好きな音楽や演奏を続けることだとはいえ、皆さん大変でしょうし、すごいなぁ…と尊敬してやみません。
でもまた、大変さがあるからこそ成し遂げた時の達成感が得られるのかもしれません。
楽団員の人数をちゃんと数えてはいないのですが…20数名。
各楽器単独演奏といっても良いようなパート編成(ちょっと大げさ?いえいえ、だってそう見えました)。
曲目は、「吹奏楽のための『風之舞』」
とても素敵でした。
また演奏会があったらぜひ聴きにいきたいです。
みなさんも、ぜひ。
いずみまさこ