「来ましたよ」
「今日見学する『きたかみ』です」
「おぉ~」
着岸間近… もう扉が開いて人の姿が…
♯1の就労体験の前に見学させていただた、「きたかみ」の着岸の様子です。
通路の窓から覗き込むようにみている皆の様子…
写真をご覧のとおりです。
メンバーの感想の中に、「船の到着時に船を縄で引っ張っていたことに驚いた」というものがありました。
その縄は、船側から投げるのですが、状況によっては海に落ちてしまうこともあるそうで…
コンピューター化、機械化が進んだ現代において、
あくまでも「人の力」が必要とされていることに驚きを隠せなかったようです。
私はこのことを、目をキラキラさせながら質問してメモをとるメンバーの姿に、
いつもの紙風船内での様子とは違う いきいきとした一面を知ることができました。
「あ、こういうことに興味をもつのだな~」
「あ、こんな視点をもつのだな~」
という、新たな発見です。
色んな人と接することで
色んな考え方を聞き
他者は、自分とは違うんだ ということを知ることになります。
その上で、
人と自分とは違う考え方をもつものであり、
そのことは、自分がおかしいわけでも、人がおかしいわけでもない。
違いを受け入れ、認め合うことで、
人と人との関係は豊かなものとなっていくのではないでしょうか。
「人と人とが関係を築く上での原動力がうまれる(※)」
・・・そうですよねー。
「人に合わせなきゃ」
「自分は違うと思うけど自分だけ違うこと言ったらダメだから 合わせておこう」
「協調性がない、って思われたくない」
…人間関係で苦労した人たちが感じやすいことです。
自分の感じたことを大切にしながら、協調性をもって接していくこと。
紙風船での活動を通じて、
これができるんだ、ってわかってもらえたら嬉しいです。
メンバーたちの言葉のひとつひとつ、
言葉にならずに目が何か語っていることのひとつひとつ、
しぐさのひとつひとつ、
紙風船スタッフは見ております。
感じております。
で・も、言葉にならずに何かを訴えていたり語っていたりするひとつひとつは…
スタッフも推測しちゃいますから…
誤解が生じているかもしれません。
それはもったいないし、時には損をしていることも出てきます。
安心して自分の思いを表現できる関係
めざして行きたいです。
あ、「きたかみ」着岸から話が逸れてしまった~m(*T▽T*)m オ、オユルシヲ・・・
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いずみまさこ
※参考文献
アスクヒューマンケア研修相談室 編
「アダルトチャイルドが人生を変えていく本」
3章 「対等なコミュニケーションを学ぶ作業」より
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