知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

皆さん、お帰りなさい。

2010年05月10日 | Weblog
今日9日は、帰宅期間終了ということで、帰宅されていた方が帰寮される日でした。


ただ、今回の帰宅期間は通常より長めにとっていたので、すでに多くの方が帰寮されており、今日帰ってこられた方は、全部で15名程度と少なかったですね。


そのため、いつものようなざわざわした雰囲気もなく、通常の日曜日の感覚で過ごされていました。


帰寮された方は、保護者との(また次の帰宅までの期間)しばしの別れを悲しんだり、他の利用者と久々に出会えた喜びを表したり、様々でした。


面白い方では、毎回帰宅中にいろんなところへ行き、たくさんのパンフレットや資料を持ち帰られる方(今回は旅行社へ行かれたようで、数十の旅行のパンフレットを持っていました・・・次回の秋の旅行を勝手に?計画されていたようです)、衣類を多量に持ち帰り、その片付けに苦労されている方、新しい携帯電話(実際は使用できない中古のもの)を持ち帰り、ずっと楽しんでおられる方・・・等、それぞれの様子を見ていて、さぞ帰宅中は面白かったんだろうなあ・・と想像してしまいます。


いろいろ持ち帰られた方の部屋には、寮内で仲の良い方がさっそく集まられ、一緒に見たり話をしたりと、楽しそうでした。

また、保護者からの手紙を見せてくださる方もいて、保護者の気持ちが感じられる部分でした。



幸い、今回は長い帰宅期間にもかかわらず、大きな事件や事故もなく、無事終了したことで、ホッとしています。(帰宅中は転倒事故や、本人の精神的な不安定さで早々に帰寮される方もいて、落ち着かないことも多いです。)



明日からは、また通常の生活に戻ります。職員も久々に顔を合わせ、いつもの施設の雰囲気になることでしょう。
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