知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

今年度の支援計画をたてています。

2010年05月25日 | Weblog
毎年、この時期には、その年(年度)の利用者の方の支援計画をたてます。


今年は4月に部屋の編成も決まり、比較的早くから活動が始まりました。そのため、各部屋班の担当職員も、それぞれの受け持つ利用者の方の状況が見えるようになり、支援のための計画もたてやすくなっていると思います。



昨年度のまとめもあり、それを元に課題が残る方は、引き続き同じ目標や支援を行い、またある程度達成出来た方には、新たな目標設定を行います。


年齢を重ね、なかなかその目標では無理があるなあ・・・と思われた場合は、新たにその人にあった目標を立て直します。



この支援計画は、今月いっぱいが締め切りなんですが、あと少しなので、連日皆さん職員さんは、ノートパソコンに向かって、カチカチとキーを打っています。(一応全員、パソコンで作ります)


そして、各直接の上司(主任)にOKをもらってから、部長や施設長にも見てもらい、最終的には次回の帰宅の日に、保護者の方に直接説明をし、確認(印)をもらって、今年の支援計画の始動です(まあ、実際にはすでにOKの段階で始動していますが・・・。やはり保護者の確認は大切ですね。)


ほとんどの保護者の方は、これでよろしくお願いします・・・というのが多いのですが、中には「ん・・・ちょっとそれでは・・」とチェックされる方もおられます。

その際は、十分に話し合い、理解を得て、お互いの納得のいく支援目標に設定しなおします。(そのため、職員だけで通じるような専門用語や表現、また言い回し等は避け、分かりやすい言い方にして、理解を得るように書いています。)



実際に目標設定を行ってから、保護者に説明するまで3ヶ月ほどあるため、(ある程度目標について理解が出来る)利用者の方には、すでに説明を行っているため、大きな変更は出来ないですが・・・。



先日からお話ししている作業班についても、各利用者の方の支援目標をたてています。こちらは、作業班が始動したのが5月に入ってからだったため、目標の締め切りはもう少し先の6月中旬になります。


こうして各職員は、利用者の方の課題を踏まえて、様々な取り組みを行います。



さあ、いい支援目標ができたでしょうか?
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