知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設の大規模改修工事だけど・・・

2012年01月24日 | Weblog
今月に入り、施設の老朽化や施設内の環境整備のため、大規模な改修工事が始まっています。


一気にやると、利用者の生活環境が制限されるため、順に行われています。そのため、こっちが終わったら次に・・・という感じで、結構時間を要します。おそらく、ゴールデンウィーク前までかかる予定だそうです。


つまりこの期間は、利用者の方に少々我慢をしてもらうことになります。



まず最初に、女子のトイレ改修から始まりました。


一応、女子のトイレは3か所に分かれているのですが、その一番大きなところが制限されて使えなくなりました(この工事は無事終了しましたが・・)。利用者(女子)の方の中には、こだわりの強い方も多く、いつも使っていた場所を制限されたことで、どういった影響が出るのか心配しましたが、意外にも??皆さん要領よく自分なりに場所を変更して使われているようです。



また、同時にスプリンクラーの工事も始まっており(これは業者が違うため、同時期にやっています)、廊下や居室の天井に穴を開けて工事が行われています。居室は出来るだけ利用者さんのいない時間帯(作業に出ている)に行われているため、そう大きな問題はないのですが、廊下のほうは工事のため、半分くらいが制限されています(コーンやバーで入れないように止められています)。



さて、利用者の方はどういった反応を示すのかな?と思っていましたが、こちらも特に何もなかったかのように、普通に生活されています。



思ったより、利用者の皆さんは適応力があるようです。(嬉しい結果ですね)




工事の関係の方も、最初は知的障害者の行動が分からずに、不思議な感じで観察されていましたが、徐々に毎日接することで(中には話しかける方もいます)慣れてこられたのか、今は全く気にせず改修作業をされています。こうした感覚の理解の仕方もあるのかな?とも思います。



今後、まだまだ数か月間はかかる予定ですが、出来るだけ利用者さんに影響が少ない状況を作っていきたいと考えます。



ゴールデンウィーク後の綺麗になった施設を楽しみしています。



また、状況の変化等があれば報告したいと思います。
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