知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

福祉系施設の就職フェア

2017年06月17日 | Weblog
今日、京都市内で「FUKUSHI就職フェア・福祉職場リレートーク」が開催されました。


いわゆる、基本は来季新卒大学生に対する福祉系施設の就職説明会ですね。今年は40施設が参加したようです。



元、勤務していた施設が参加していませんが、確かに新卒学生にとって魅力ある施設とは言えないですね(笑)。 
それは、私のような事件があったからと理由ではなく、福祉系の施設である本来の志もなく、ただ単に毎日を無駄に過ごしている施設だからです。周りの施設は、ほとんどが様々な方向性を模索し、前向きに取り組んでいる中、何も考えない怠慢な施設長や、自分の立場だけを守ることに専念しているような部長職が、のさばっている施設だからです。

まあ、悪口になっているので、これ以上はやめますが、グループホーム・ケアホーム、新たな仕事の模索、外部業者との連携、他の施設との連携、福祉業界の発展のための努力、職員の資質向上の努力・・・等々、各施設は様々な取り組みをされています。


しかし・・・
何の苦労もしていない施設長は、バカな管理職の助言で、下手な行動を起こしません。

すでに入所されている方々は、それでも現在の生活が充実していれば、それで問題ありませんが・・・


福祉業界は、日々変化しています。それを感じられずに、うちにこもっていれば、世間の流れにのらずに、確かに平々凡々の生活は出来るでしょうが・・・




この就職フェアに参加された学生さんは、口を揃えて「目的を持って進まれている施設には興味があります。」等言っています。


実際には、新規学生は、ほとんどが他の業種に流れていきますね。


未だに、労働の厳しさ、給与の安さ、時間的な制約等、他の業種にはない、マイナス点が多々あります。本当にこの業界(福祉)に燃えて、こういった人たちのために・・・といった志がない限り、こういう業種に就職するのは難しいですね。




前の職場も、以前なら元実習生や、地元との交流で知った(地元の若い方・・・小学生等)方々が、数年後にこの施設がいいと言って、勤務してくれるパターンが多くありました。
私たち職員も、それが本来の福祉施設への理解の深まり・・・と信じ、行ってきたわけですが、現在の施設長は、そんな歴史は知りませんし、気持ちもありません。

だから未だに、職員不足でなかなか新たに若い方が勤務してくれません(むしろ、中堅クラスが退職していきます)。


リストラされた方や、定年を迎えられた方が、ハローワークにて就職口を探して見つけた・・・という感じですね。


多くの友人から、未だに「求人広告」出してるね・・・と、笑われます。(私は全く関係ありませんが・・・)



福祉業界、今後も困難が待っていますね。余計に人材は大切にしなくては・・・と思うのですが。





先日、私の勤務している施設(共同作業所)で、メンバーの方と話していて、精神障害の方が多いので、元正規勤務されていた方も多く、現在の工賃の安さは嘆いておられますが、今回私の給与の話をすると、あまりの安さに驚かれました(同情されました)。

「あんなに走り回って(納品等?)、仕事頑張っていられるのに、こんだけなんですか?・・・」と。

「まあ、年齢も高い(すでに還暦)し、正規職員じゃあないし、あくまでもパートなんでね・・・」と、話をにごしておきましたが・・・。



私は、長年この業界に勤務してきたため、特にそういった感覚はありませんが(そんなもんだと思ってます)、一般的な業種に携わってきた方には、この業界の給与の安さは驚くことらしいですね。私も、長年の間に、感覚がマヒしてきたのかもしれません。















コメント
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