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「コントリズム」(ダイクン関係でのオリジン設定時期の相違)【設定】

2021-04-11 23:03:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
この記事からご覧の方、ゴメンサナイ。
昨日の記事の続きになります。
昨日からスタートした連続テーマ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」と「ファーストガンダム」との設定相違点についてを記事にしています。
(この記事の開始・骨子については「2011.4.10」記事を、この記事を書いている理由や主旨については、「2018.6.20」「2018.9.30」記事をご参照ください。)

今回は「ジオン・ダイクンの設定相違」について、解説と相違する部分の私見での妥協点を記事にします。

このテーマの年表をピックアップすると・・・。(前回の表は全体を載せた都合、小さくて見えにくかったし、再掲です。)



商業誌『ガンダム vs ザク 大解剖(サンエイムック)』



によると、『UC.0052 ジオン・ダイクンがコントリズム実践』となってます。

これに対し、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式HP』では、
『U.C.0057。
 宇宙移民が始まって半世紀が過ぎた頃、ムンゾに反連邦の論旨で注目を集める活動家が現れる。のちのムンゾ自治共和国の議長となる、ジオン・ズム・ダイクンだ。』
ってなってます。

5年相違するんですよね。
ただ、後述にありますが『UC.0058 サイド3独立宣言。ジオン共和国樹立』とありますが、さすがに『U.C.0057』から、たった1年で『独立宣言』し『共和国樹立』までは早過ぎな気がします。
なので、『UC.0052』からコントリズム提唱し活動してきたジオン・ダイクンが、『UC.0057』にようやく活動家として「ジオン・ダイクン」個人名で連邦に対してもマークされ始めた・・・というところじゃないでしょうか?
この解釈だと、『ファースト』と『オリジン』どちらの設定も立てる事になります。
個人的にどうでも良い部分ですけど。


続いて、
商業誌『ガンダム vs ザク 大解剖(サンエイムック)』では、
『UC.0058 サイド3独立宣言。ジオン共和国樹立。』
となってますが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式HP』では、
『ムンゾ自治共和国』
となってます。

独立宣言して樹立した当初の「国名」が違ってるんですよね。

これに関しては『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の設定を優先し、改変すべきでしょう。
ジオン創生を映像化しているのは後発の『オリジン』ですし、この当たりの『オリジン』設定の妥当性は説得力があります。
どのみち「オリジン」世界でも、『UC.0071』には『ジオン自治共和国』になりますし。

という訳で、今日はここまで。

容量もあるんで、続きは次回で。
次回は『モビルスーツ開発・誕生の設定相違』について、です。
明日12日更新!
見て下さい!(Vガン風に。)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(UC.0001-0079年表)【設定】

2021-04-10 21:52:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
数年、間が空いてしまいました。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『ファーストガンダム』との相違点の記事を2018年に書いてから、大分放置してしまい、すみません。

再度「ブログ再開」に当たり、やはり中途半端にしている
<『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『ファーストガンダム』との相違点>というテーマについて書いていかないとダメだと思いますので、本日「復帰第一弾」である程度の「形」にしたいと思います。
今後もこのテーマに時々触れるかもしれませんが、今日からはじめる記事で一旦「連続した記事テーマ」としては区切りにします。
(※今日の記事で区切りとするには、記事としての情報量が多すぎるので、数日に分割することとしました。)

何故「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『ファーストガンダム』との相違点」というテーマを区切りにできるのか?

それは、このテーマを書く原動力となった『心配事』が大分薄まったからです。

心配事とはズバリ
『「オリジン・一年戦争編」が映像化で、ファーストガンダム「レイプ」炎上が発生すること』
です。

この『心配事』が薄まったと私が考えるようになったのは、現時点で、『「オリジン・一年戦争編」映像化』そのものの可能性が低くなった思えるからです。

残念ですが、最近ではオリジン発祥の「月刊ガンダムエース(カドカワ)」誌上でも話題にもならないですし。


【※「月刊ガンダムエース 2021年5月号」
オリジン記事は激減ですが、最新のガンダム情報ならコレ!】


また仮に『オリジン・一年戦争編』が映像化となっても、『シャア・セイラ編/ルウム編』映像化時の、カトキ先生や商業誌のコメントを見ると「機動戦士ガンダム THE ORIGINは、パラレル扱い」というコメントを出されていて、発信側も設定を「上塗り」する事で炎上する懸念を『パラレル扱い』として事態収拾した様子でした。

とはいえ、「テーマ」として出した以上、「どこが設定上『合致』していて、どこが『違和感』があるのか」を、記事のテーマに沿って「おおまかに形にしたい」と思います。

実際どうなのか、設定中心に再度見てみました。

①キャラクターの年齢・階級。
 これは、『ファーストガンダム』から大幅に変わってる方が多いです。
 ですが、『ガンダム設定は映像化優先の法則』上、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の映像化は「一年戦争・戦前から開戦後数ヶ月)」に限定できますし、安彦先生による変更は妥当性の高い変更点が多いので、個人的にはオリジン準拠でも良いんじゃないかと思います。
 ワッケインの階級とか、ガイアの名前とか、割とすんなり入ってくる感じでした。

②設定・年表
 これが、今回の記事の目玉です。
 設定改変を確認するために、『ファーストガンダム』と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の(主にジオン側)年表を作成してみました。
 先にも触れましたが、、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の映像化は「一年戦争・開戦前から開戦後数ヶ月」の上、ファーストガンダム映像部分と時期が『ほぼ被らない』ので、『ファーストガンダム映像は継続して公式』と、『ガンダム設定は映像化優先の法則』上も判断できます。
 逆に言えば、『ファーストガンダム映像部分の前の時期』だけが問題となります。
 『ファーストガンダム』は映像化していない部分も、色々な媒体で設定されているので、その点ですよね。
 しかし、この範囲なら『過去の外伝作品』と大きな差異は無いかなあ・・・と思います。
 それでも、とりあえず、『ファーストガンダム映像部分の前の時期』の「設定の差」を比較できる「年表」を今回作ってみました。



赤丸○のところが、特に違和感のあるところです。

ブログ掲載時点で、作成した年表が圧縮されてしまってるので、見えにくくなってますね。

なので「違和感」のある点を、セクション毎に拡大して、次回から解説していきます。
次回は「ジオン・ダイクンに関する設定相違の解説と私見での妥協点」です。



「 只の兵でないのなら、大局的にものを見ろ!/アナベル・ガトー」(既存設定とオリジン設定)

2018-09-30 07:39:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
大分「間」が空き、すみません。

前回『「MSD」と「MSV」の設定改変と相互尊重』する記事を書いていく。・・・と告知しました。
しかし、要するに『オリジン』が映像化した事で「公式」となった場合、「MSV」に留まらず、「ファースト」「ポケ戦」「83」他、全ての設定を上塗りする部分が多い事が問題なんだなぁ・・・と改めて感じました。

だから、「オリジン」は安彦先生の漫画を映像化したもので、既存ガンダムとは関係無いとする風潮が一部あるのだと思います。

なので語呂が良いから『「MSD」と「MSV」』の記事・・・としてましたが、『「既存設定」と「オリジン設定」の設定改変と相互尊重』の記事・・・とします。

これからは、このテーマについて書く場合『「既存設定」と「オリジン設定」の設定改変と相互尊重』とし、タイトルには「(具体的記事内容)+設定尊重」としたいと思います。

また、あまり記事にしないと思いますが、「オリジン」の「設定上塗り」で、どうしても「黒歴史」として諦めなければならないような記事を書く場合、『(具体的記事内容)+黒歴史』とします。

・・・ここまでは、ブログの「事務連絡」ですが、ここからは
「何故、こんなにも『オリジン』だけが『既存設定のレイプ』だの揶揄されるのか」
について、書きたいと思います。

「何故、こんなにも『オリジン』だけが『既存設定のレイプ』だの揶揄されるのか」
この話を説明するには、過去の「ファーストガンダム関連作品」、所謂「宇宙世紀のガンダム作品」について紹介するのが早いと思います。

「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」
1989年発売の『ガンダムシリーズ』OVA作品。
出渕裕先生の「ハイゴッグ」のデザインの秀逸が高い評価を得、冒頭の「水泳部隊」の活躍の良質な作画・演出、全体的な物語性が素晴らしい作品です。
ただ、「ハイゴッグ」「ズゴックE」等は今でこそ「公式としてゴッグやズゴックとは同系譜の別機体」となってますが、当時は「デザインのリファイン」で、表現の違いはあるが、「同一機体」となってました。
ただ、「設定の編纂」で、しっかり(?)「公式設定」が付されたものです。

「機動戦士ガンダム第08MS小隊」
1996年から1999年にかけて全11話と後日談の特別編『ラスト・リゾート』が制作された『ガンダムシリーズ』OVA作品。
「グフカスタム」の活躍等は私も大好きです。
ただ、当事の「ファーストガンダム」の設定では、ジオン軍が「ガンダム」を目撃した際、初めて連邦軍のMSを目撃したような描写があり、対して「08小隊」物語冒頭で登場する「ジム」と「宇宙用高機動試作型ザク」が「普通に戦闘」している事に激しい違和感を覚えたものです。
これも、「設定の編纂」で補填されました。
亡くなられた飯田馬之介監督の「コミカライズ」でのフォロー等もありましたよね。

要するに「ファーストガンダム」以降、様々な「宇宙世紀のガンダム作品」が発表され、「設定の矛盾」を「後付設定」で補完されてきた歴史がある訳です。

しかし、「オリジン」は過去の作品の比では無い程の
『既存設定のレイプ』
とした拒絶反応が一部起こってます。

これは、何故か?

それは、単純に
『「ファーストガンダム」を新解釈で「オリジン」がなぞっている』
からに他ならない訳です。

他の作品は『「ファーストガンダム」の世界上の別の物語』ですが、オリジンは『ファーストガンダム』そのもの。

だから、新解釈されてしまった設定は全て「古い設定を黒歴史にしてしまう」訳です。

そもそも「オリジン」は「ファーストガンダムの安彦先生が、
『当事のガンダムの矛盾点を新解釈で修正・改変して、『新しい技術・フォームで全て作り直して』現代から未来へ残していく』
といった主旨も含めた作品づくりなんだと思います。
だから、こういう「黒歴史」が発生してしまうのも、当然の結果です。

対して、富野監督の
「TVシリーズのガンダム作品への映画化」
に対する姿勢は、近年になるにつれ「既存のガンダムファンへの配慮」が色濃くなっていったと思います。
「Z」なんか判りやすいですが、「当事の映像を尊重する」方針が見られました。
(個人的には、全部「最新の作画」で見たかった気もしますが。)

安彦先生、富野監督、どちらも『「ガンダム」の作り手』なんですが、

安彦先生は
「当事の設定上の矛盾点・ダメな部分を修正して、作品全体をより良い作品として残す。」
という風に感じますし、

富野監督は、
「『ガンダム』というコンテンツは、巨大になり過ぎた。
当事の制作スタッフだとしても、『個人の裁量』で作品を修正し過ぎてはダメ。
但し、『作品として残す』のであれば、「作り手」として「ここだけは修正したい」ところを直したい。」
という風に感じます。

どちらも素晴らしいお考えだと思います。

これを「既存のガンダム」を知る「受け手」側から考えると、

「最初の作品の悪い点・古くなった点を積極的に改良。作品の骨格「本当に残したい・伝えたい部分」以外、全て新しい技術で作り直す」安彦先生
「最初の作品を、作り手として修正すべき点以外は、昔のものを昔のまま残す」富野監督

となります。

現時点で映像化されている「オリジン」は、「ファーストガンダム」以前の物語。
ここまでであれば、『「ファーストガンダム」の世界上の別の物語』として、他の様々な「宇宙世紀のガンダム作品」同様、「設定の矛盾」を「後付設定」で補完できます。
(私がブログでしようとしている「設定尊重」も、カトキ先生他が解説していない「後付設定」を、自分の妄想でしてみる事です。)

しかし「オリジン・一年戦争編」が映像化なれば、「ファーストガンダム」は完全に「オリジン」で上塗りとなるか、「オリジン・一年戦争編」は「漫画版オリジンの映像化」で「ファーストガンダム」とは別物となるかの「2択」となるのでしょうね。

個人的には、「オリジン・一年戦争編」は、「ファーストガンダム」の設定・物語そのままに、「安彦先生の絵での完全リメイク」してもらうと嬉しいですね。

「復活のシャア」(MSDとMSV)

2018-06-20 17:14:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
皆さん、お久しぶりです。
「迂闊なジオン兵」ことステッチです。
OVA「ガンダム ジ オリジン」が完結しました。
これから「オリジン設定」と従来の「MSV設定」について、コメントしていきたいと思います。

このブログを読んで頂いている方は「ガンダム公式設定の優先順位」をご存じだと思います。
その中のひとつ「映像化の設定が優先する」というものがあります。

巷では、
・「オリジン設定」は従来の「ガンダム設定」を改変し過ぎている。
・設定無視が行き過ぎており、過去の積み上げた作品設定を侵略している。
・以上から「オリジン」は「パラレルワールド」として扱うべき。

という意見が多く出ています。
「オリジン」製作スタッフの中にも、これら意見に配慮し「オリジン設定」へのコメントで、「オリジンの世界観では」とか、「安彦先生原作としたオリジンでは・・・と解釈」等のコメントも目立ちます。

私は「オリジン」が映像化した以上、「映像化の設定が優先する」で良いと考えています。
たとえば「ルウム戦役」で「高機動型ザクⅡ」が登場するのは、設定として「早過ぎて矛盾」という話があります。

しかし、そもそも「黒い三連星専用 高機動型ザクⅡ」ってどうだったんでしょうか?

「黒い三連星専用 高機動型ザクⅡ」を私が始めて「この目」にしたのは、「ホビージャパン」関係の本にプラモ作例で掲載された時です。
この記事では「ルウム戦役でレビル将軍搭乗の戦艦を攻撃し捕虜としたシーン」として解説があったハズです。
しかも、この時の作例の「ガイア機」には「ブレードアンテナ」は無かったハズです。

その後、訂正があったかも知れませんし、最終的に「R型」はルウム戦役のしばらく後になって開発された・・・となってます。

「高機動型ザク」1つとっても違いますが、「オリジン」では、「MS開発」の時期自体が大幅改変されてるので、「MSV設定」とは違っています。

でも、「私にとっては許容できる範疇」だし、「黒い三連星専用 高機動型ザクⅡ」に関しては、むしろ「改変設定」自体「賛成」です。

「オリジン」ではキャラクター年齢も引き上げされてます。
これも私としては、「旧設定は不自然な気がしていたので、賛成」です。

「第08MS小隊」冒頭シーンで「ジム改」が登場した時、「出渕さんのゴック(ハイゴックのこと)は、表現の違い」で済ませられたけど、「ジムは、まだ開発自体して無い」だろ!
・・・と当時、ツッコんで見てましたし、それが嫌で数年2話以降見てませんでした。

でも今では、「初期型ジム」なんて設定もできて、公式扱いとなってます。

「オリジン」もそうなって欲しいなぁ・・・と思います。

但し、「オリジン(やオリジンMSD)」で過去に上塗りする事で、「黒歴史」になってしまいそうな設定の中にも、「それだけはヤメテ!!!」というものがあります。

このブログでは、そのあたりを考察しながら「ミッシングリンク」していきたい・・・と考えています。

昔のように毎日更新なんてとても無理ですが、許す時間ができたら、アップしていきます。
気長にお付き合い頂ければと思います。