月刊『ガンダムエース』8月号が発売されました。
劇場公開『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に関する記事も満載!
付録雑誌『ククルスドアンエース』には、おおのじゅんじ先生の『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島 ドアンとロラン』が掲載!
当作は、TV版『機動戦士ガンダム』第15話の前日譚が描かれています。
TV版ベースなので、劇場公開『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』にアレンジされて登場したカーラが、TV版オリジナルのロランとして登場。
劇場版では20人いた島の子供たちもTV版ベースでロラン以外は、タチ・クム・チヨの3人のみ。
劇場版の物語には繋がりませんが、TV版のプロローグとして丁寧に描かれてます。
ドアンが無人島に子供達と暮らし初めてから1カ月超と設定していて、そこにも不自然さが無いように描写されていて、「ドアンと子供たちの無人島暮らし」にも説得力がありますね。
劇場版では20人もの子達の生活、特に「食」は自給自足では無理で、ドアンがボートで近隣の町にパン等を買い出しに行っている描写がありましたが、資金面での疑問がありました。
仮にドアンがジオン本国に貯蓄していたとして、戦時中の為替はどうなっているのか。
宇宙世紀だから全世界・共通通貨で、何処にいても通貨として引き出し可能という設定であれば、辻褄はあいますが、それにしても貯蓄だけで20人も養えるのか。
これらの疑問も、子供達の人数が少なければ、なんとかなりそうな気もします。
さて、おおのじゅんじ先生といえばコミック版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』です。
本作は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』から派生したMSD[mobile suits descovery]をベースにしたものです。
連載当初は、劇場版『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が存在しなかった為、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(から派生したMSD)をベースとしながらも、TV版『機動戦士ガンダム』第15話に繋がる物語として立ち上げられたハズです。
そこで期待していたのが、
本作『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島 ドアンとロラン』のドアンが『Y-02小隊出身』であるのではないか
・・・ということでした。
しかし、それを匂わせる描写はありません。
逆にザクはORIGIN版では無く、ファーストガンダムを意識したデザイン。
このドアンが「Y-02小隊出身のドアン」の可能性を完全否定するものではありませんが、あらゆる可能性を除き描かれている描写だけとすれば、本作はあくまで「TV版15話の前日譚」という事実しか無い事がわかります。
つまり本作『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島 ドアンとロラン』は、『TV版 機動戦士ガンダム』の世界線にいるという事になります。
あくまで劇場版『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』とTV版ベースの『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島 ドアンとロラン』は別の世界線で、もしかするとコミック版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』も『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(から派生したMSD)をベースとしながらも別の世界線。それぞれ3つのパラレル世界と考えるのが自然です。
そして、それら全てのパラレル世界を「公式」と捉えるのが今のガンダム世界。
前回の記事で、いずれも「同一の世界線」にできるよう屁理屈コネましたが、全てのパラレル世界がオフィシャルと受け入れる方が楽かもしれないですね。(このブログでは「それでも」と言い続けると思いますが)
閑話休題。
ガンダムエースでも紹介されてましたが『ROBOT魂<SIDE MS> 第08MS小隊オプションパーツセット03 ver. A.N.I.M.E.』の詳細が発表されてましたね。
『震える山(前編)』再現に全力投球な商品ですが、Ez8の腕・引きち切りを再現できるのは嬉しいです。
1/144公式商品では「初」の試みじゃないでしょうか。
他は「ほぼジェットコアブ」ですかね。
11月販売が楽しみです。
しかし、『Ez8』に付属する「降下パック」の陸戦型ガンダム用や、匂わせ情報のあった「06小隊用の小楯」はいつ商品化されるんだろう。まさか商品化されずに終了!?