今日は『機動戦士ガンダム バンディエラ』について。
先日7月30日、コチラの単行本4巻が発売されました。

【機動戦士ガンダム バンディエラ4巻】
所謂、『漫画で展開している一年戦争ガンダム外伝』。
小学館『ビックコミック・スピリッツ』連載。角川『ガンダムエース』系ではないので、外様みたいですかね。
知らない方の為に簡単にwikiから転載して、作品をご紹介。
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【機動戦士ガンダム バンディエラ】
機動戦士ガンダム バンディエラ』 (MOBILE SUIT GUNDAM BANDIERA) は、加納梨衣による日本の漫画作品。小学館の漫画雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(以後、『WBCS』)にて、2020年8号(2020年1月20日発売)から連載中。
[あらすじ]
宇宙世紀0079年、ジオン公国軍では「左利きのザク」を隊長機とする「レプス (Lepus) 部隊」が編制された。
その隊長であるユーリー・コーベルは、かつて地球連邦を含むサッカーの国際大会「ギャラクシーカップ」でチームを優勝に導いたキャプテンであったが、自分を除くチームメイト全員が乗った民間シャトルが地球連邦軍に撃墜されて死亡したことにより、宣撫も兼ねてジオン軍に入隊させられた(広報的には自ら志願しての入隊となっている)。
レプス部隊はソロモン近傍で補給基地建設のための物資を輸送中だった地球連邦軍艦隊を撃破してサイド3へ帰還してくる。
サイド3ではマスコミがユーリーらの活躍と共にチームメイトを失った悲劇性を広報する。
そこにセリダ一等兵が新兵としてレプス部隊に着任。
地球のオデッサ基地陥落の報が入ったころ、レプス部隊はサイド5宙域に建設中との情報を得た連邦軍補給物資の集積所の捜索と破壊の任務に出発する。
サイド5・31バンチの暗礁宙域を探索中だったレプス部隊のガトル小隊はコロニーの残骸に集積所を発見。1機を帰還させた後に残った2機は連邦軍に拿捕される。
レプス部隊は状況が読まれていることを覚悟の上でMS隊を集積所に突入させ、連邦軍防衛部隊のMS隊との交戦となる。(以上、第1巻)
[主な登場人物]
ユーリー・コーベル
本作の主人公。
ジオン公国軍の中尉。左利きであることから、搭乗する薄紅色のザクIIも右肩にスパイクアーマーが装備されており、左腕でザク・バズーカなどの武装を保持している。
なお、従来は左肩に装備されているシールドは右肩に装備されていない。
ザクマシンガンも照準器などが通常の物とは左右逆になっている。
元は地球連邦のサッカーファンにも広く名を知られるサッカー選手であり、サイド3の強豪サッカーチーム「オクラント・レプス」で背番号10を付けて活躍していた。
セリダ・ミルウェイ
女性。
一等兵。
新兵としてレプス部隊に着任してくる。
軍の上層部からはセリダの母親の治療と引き換えに、一般人であったユーリーの精神的なケアを望まれている。
************************
※以下、4巻の紹介なんですが、「作品紹介の為」に、ちょっとだけ「ネタバレ」を含みます。
「これから読むのを楽しみにしてるから、少しのネタバレも禁止」な方は、ここからは読まないで下さい。
逆に「既読の方」「興味はあるけど未読で、どんな作品か知りたい方」「今のところ読む予定の無い方」は、どうぞ!
さて、4巻では、なんと「テム・レイ」が登場します!
「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」で「サイド6に酸素欠乏症の状態で生活している」あの状態です。
「機動戦士ガンダムカードビルダー0079/0083」で極レアカード化された、あの伝説のスーパーアイテム完成間近の様子。

【テムのパーツ】
しかもカードの効果同様、
「通常は酸素欠乏症の後遺症で対した事はできないが、稀に天才的発明をする。」
という状態!
物語も「サイド6で生活している」設定はそのままに、雰囲気を壊さないよう十分な配慮の上で、以下の面白い解釈がなされています。
1.テム・レイはアナハイムとつながりがある描写がある。
2.連邦軍は「この状態のテム・レイ」を認識し、監視している。
1.は「バンディエラ」が「オリジン」をベースにした外伝なのか、「オリジン」も配慮し「ファーストガンダム」と「オリジン」どちらの外伝とも解釈できるようにしているのか、「オリジン」をパラレル扱いせず「ファーストガンダム」の正史としているのか、なんでしょうね。
2.は面白い解釈で、バンディエラ物語上も必要な設定として組み込まれています。
しかも描写も巧いため、この設定が違和感無く馴染んでいます。
そしてなにより、「酸素欠乏症で、間違いなく駄目な感じのテム・レイ」が、「格好いい」んですよ!!!
この時期のテム・レイにかなりの尺を使っているのも驚きですし、実は物語に大きく関わるんですが、
何より、
ファーストガンダムでよく知る「酸素欠乏症でダメな状態のテム・レイ」をしっかり描いた上で、
それでも「カッコイイ」!!!
大事な事なので繰り返してしまいました。
ファーストガンダムでは、アムロが乗り越える壁としての役割の印象が強いテム・レイですが、「乗り越えられる壁の役割のキャラクター」に「新たな命を吹き込んでくれた」そんな嬉しさを感じてしまいます。
そして、「酸素欠乏症でダメなテム・レイ」でも、大事なモノを残す事ができる。
そんな感動すら胸に湧き上がります。
・・・おっと、ネタバレが過ぎました。
テム・レイに関しては、この辺で。
次は新登場モビルスーツの解説です。
『バンディエラ』では4巻から『MSV-R』のモビルスーツが登場します。
個人的には3巻の『MSV』路線を期待してたんですが、『MSV』は古くてウケないんでしょうかね・・・。
さて、単行本表紙にあるのでネタバレにならないでしょうから、思い切り書きます。
4巻にはコチラが登場しします!

【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】
厳密には『FA-78B バンディエラ版』らしいです。
「フルアーマーガンダム」まで登場して、益々盛り上がってきた「機動戦士ガンダム バンディエラ」!
是非、ご覧になってはいかがでしょうか?
・・・ということで、ご紹介記事は以上で、一旦締めます。
ここからは、
【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と『FA-78B バンディエラ版』は、何処が違うのかを4巻の描写からみていきます。
※以下の内容は「考察」になるので、よりネタバレ度が高くなります。ご注意下さい。
【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と『FA-78B バンディエラ版』の違いは以下のようにみえました。
1.【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】右腕にある「3連ビームキャノン」が『FA-78B バンディエラ版』には無い。
2.【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】左腕にある「シールド一体型2連ビームサーベル」が『FA-78B バンディエラ版』では左腕に装備されている。
3.両胸のダクト形状が変更されている。
4.推測だが、【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】はG3ガンダムがベースだが、『FA-78B バンディエラ版』は別の進化を遂げたガンダムがベース。
5.推測だが、「3連ビームキャノン」が装備されなかった事から、「中距離爆撃機として、対艦隊戦闘で、単機で対等以上に戦える機体」を目指した【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と違い、『FA-78B バンディエラ版』は「中距離支援・対MS戦闘を行う為にトータルバランスを重視した」コンセプトの機体と思われる。
また運用方法も、劇中の作戦内容から「中距離支援」部は発揮されず、「対MS戦闘」にスポットがあたりそうです。
さてこの機体、「似たような装備のガンダム」で浮かぶのが「マドロック」です。

【ガンダム6号機・マドロック】
以下、wikiから転載。
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【ガンダム6号機・マドロック】
RX-78系のセカンドロットに属する6番目に開発されたガンダム。
「マドロック」の通称を持つ機体。
元々はジムの母体に使用されていた機体であり、その後現在の形に改修された。
本機のコンセプトはビーム・ライフルの再チャージの間、火力が低下することを防ぐために固定武装を強化することを目的としている。
両肩に大口径キャノン砲を装備しており、装甲も強化している。
機体重量の増加の対策としてパワーユニットが搭載されている。
ジャブロー防衛の際に未完成状態で破壊されており、修理と同時に肩アーマーと脚部ホバーユニットが追加されている。
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こうしてみると、『マドロック』ってビームライフルの再チャージ間の支援の為の中距離火力強化なんですね。
「装甲強化」「中距離火力強化」という類似点はありますが、コンセプトはまるで別。
実はマドロックとフルアーマーガンダムの関係には、疑問がありました。
「何故『中距離支援』『装甲出力強化』したガンダムタイプを別々に開発する必要があったのか」
同じような装備のガンダムタイプを重複しても無駄じゃないかって事です。
しかし、マドロック開発は「ビームライフル問題」が根本のコンセプトにあり、素体のガンダムに増加装備を付けるフルアーマーガンダムとは、根本的なコンセプトが違ってたんですね。
ところで、「マドロック」と「フルアーマーガンダム・バンディエラ版」の共通点といえば、もう1つあります。
『2機とも、同じキャリフォルニアを戦場とした機体』
なんですよね。
ただ、ジャブロー攻略戦で未完成だったマドロックより、『FA-78B バンディエラ版』は時期的に早く完成してるので、キャリフォルニアに投入された時期が違います。
であれば、「いち早くキャリフォルニア奇襲に投入し戦果を上げた(んであろう)フルアーマーガンダム・バンディエラ版」があるのに、何故「マドロック」が「キャリフォルニア攻略」に投入されたのか。
物語が進めば、「キャリフォルニア攻略前にフルアーマーガンダム・バンディエラ版が撃破されていた」とか「フルアーマーガンダム・バンディエラ版は別の戦場へ投入された」・・・なんて事もありそうですが、現時点で考察しますと、
「ビームライフルを装備できていないバンディエラ版」は「マドロックより劣る」という評価で、キャリフォルニア奇襲に投入された「フルアーマーガンダム・バンディエラ版」より評価が高く戦果が期待できる「マドロック」がキャリフォルニア攻略に投入された
とも言えるでしょう。
次に疑問が出るのが
「そもそもペーパープランとして存在が疑われるFSWS計画のフルアーマーガンダムで、タイプAでさえ、ア・バオア・クー攻防に(真偽は定かで無い)目撃情報のみある程度なのに、その前の時期にタイプBが実戦参加するのか」
というもの。
ただ、これも「ビームライフルを装備できていないバンディエラ版」は、完成プランではなく、試作実験機なのかもしれません。
劇中で「(フルアーマー化による)バランサー化が難儀していた」と表現されていることから、
「主兵装のビームキャノンが未完成だから兵器としては完成形にはほど遠いけど、動くから実戦投入してみる。」
ってとこでしょうか。
これなら「マドロックやフルアーマーガンダムAプランより早く実戦投入された」理由も納得。
そして一年戦争のガンダム評価が、いかに「ビームライフル」比重が高かったのかが伺い知れますね。
ビームライフルを装備していなかったピクシーが、戦時喪失(実際には隠密にスレイブ・レイス隊に転用)した事も、この時期の「ガンダム評価のビームライフル偏重」につながっているのかもしれません。
「マドロック撃破」「アレックス撃破」後の戦後には、「結局、アムロが凄かった」って評価に偏重するんでしょうけど。
結局、連邦内で驚異となったアムロは軟禁。それでも「ガンダム神話」は対ジオン効果として利用されるてっとこでしょうか。
本日は以上です。
先日7月30日、コチラの単行本4巻が発売されました。

【機動戦士ガンダム バンディエラ4巻】
所謂、『漫画で展開している一年戦争ガンダム外伝』。
小学館『ビックコミック・スピリッツ』連載。角川『ガンダムエース』系ではないので、外様みたいですかね。
知らない方の為に簡単にwikiから転載して、作品をご紹介。
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【機動戦士ガンダム バンディエラ】
機動戦士ガンダム バンディエラ』 (MOBILE SUIT GUNDAM BANDIERA) は、加納梨衣による日本の漫画作品。小学館の漫画雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(以後、『WBCS』)にて、2020年8号(2020年1月20日発売)から連載中。
[あらすじ]
宇宙世紀0079年、ジオン公国軍では「左利きのザク」を隊長機とする「レプス (Lepus) 部隊」が編制された。
その隊長であるユーリー・コーベルは、かつて地球連邦を含むサッカーの国際大会「ギャラクシーカップ」でチームを優勝に導いたキャプテンであったが、自分を除くチームメイト全員が乗った民間シャトルが地球連邦軍に撃墜されて死亡したことにより、宣撫も兼ねてジオン軍に入隊させられた(広報的には自ら志願しての入隊となっている)。
レプス部隊はソロモン近傍で補給基地建設のための物資を輸送中だった地球連邦軍艦隊を撃破してサイド3へ帰還してくる。
サイド3ではマスコミがユーリーらの活躍と共にチームメイトを失った悲劇性を広報する。
そこにセリダ一等兵が新兵としてレプス部隊に着任。
地球のオデッサ基地陥落の報が入ったころ、レプス部隊はサイド5宙域に建設中との情報を得た連邦軍補給物資の集積所の捜索と破壊の任務に出発する。
サイド5・31バンチの暗礁宙域を探索中だったレプス部隊のガトル小隊はコロニーの残骸に集積所を発見。1機を帰還させた後に残った2機は連邦軍に拿捕される。
レプス部隊は状況が読まれていることを覚悟の上でMS隊を集積所に突入させ、連邦軍防衛部隊のMS隊との交戦となる。(以上、第1巻)
[主な登場人物]
ユーリー・コーベル
本作の主人公。
ジオン公国軍の中尉。左利きであることから、搭乗する薄紅色のザクIIも右肩にスパイクアーマーが装備されており、左腕でザク・バズーカなどの武装を保持している。
なお、従来は左肩に装備されているシールドは右肩に装備されていない。
ザクマシンガンも照準器などが通常の物とは左右逆になっている。
元は地球連邦のサッカーファンにも広く名を知られるサッカー選手であり、サイド3の強豪サッカーチーム「オクラント・レプス」で背番号10を付けて活躍していた。
セリダ・ミルウェイ
女性。
一等兵。
新兵としてレプス部隊に着任してくる。
軍の上層部からはセリダの母親の治療と引き換えに、一般人であったユーリーの精神的なケアを望まれている。
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※以下、4巻の紹介なんですが、「作品紹介の為」に、ちょっとだけ「ネタバレ」を含みます。
「これから読むのを楽しみにしてるから、少しのネタバレも禁止」な方は、ここからは読まないで下さい。
逆に「既読の方」「興味はあるけど未読で、どんな作品か知りたい方」「今のところ読む予定の無い方」は、どうぞ!
さて、4巻では、なんと「テム・レイ」が登場します!
「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」で「サイド6に酸素欠乏症の状態で生活している」あの状態です。
「機動戦士ガンダムカードビルダー0079/0083」で極レアカード化された、あの伝説のスーパーアイテム完成間近の様子。

【テムのパーツ】
しかもカードの効果同様、
「通常は酸素欠乏症の後遺症で対した事はできないが、稀に天才的発明をする。」
という状態!
物語も「サイド6で生活している」設定はそのままに、雰囲気を壊さないよう十分な配慮の上で、以下の面白い解釈がなされています。
1.テム・レイはアナハイムとつながりがある描写がある。
2.連邦軍は「この状態のテム・レイ」を認識し、監視している。
1.は「バンディエラ」が「オリジン」をベースにした外伝なのか、「オリジン」も配慮し「ファーストガンダム」と「オリジン」どちらの外伝とも解釈できるようにしているのか、「オリジン」をパラレル扱いせず「ファーストガンダム」の正史としているのか、なんでしょうね。
2.は面白い解釈で、バンディエラ物語上も必要な設定として組み込まれています。
しかも描写も巧いため、この設定が違和感無く馴染んでいます。
そしてなにより、「酸素欠乏症で、間違いなく駄目な感じのテム・レイ」が、「格好いい」んですよ!!!
この時期のテム・レイにかなりの尺を使っているのも驚きですし、実は物語に大きく関わるんですが、
何より、
ファーストガンダムでよく知る「酸素欠乏症でダメな状態のテム・レイ」をしっかり描いた上で、
それでも「カッコイイ」!!!
大事な事なので繰り返してしまいました。
ファーストガンダムでは、アムロが乗り越える壁としての役割の印象が強いテム・レイですが、「乗り越えられる壁の役割のキャラクター」に「新たな命を吹き込んでくれた」そんな嬉しさを感じてしまいます。
そして、「酸素欠乏症でダメなテム・レイ」でも、大事なモノを残す事ができる。
そんな感動すら胸に湧き上がります。
・・・おっと、ネタバレが過ぎました。
テム・レイに関しては、この辺で。
次は新登場モビルスーツの解説です。
『バンディエラ』では4巻から『MSV-R』のモビルスーツが登場します。
個人的には3巻の『MSV』路線を期待してたんですが、『MSV』は古くてウケないんでしょうかね・・・。
さて、単行本表紙にあるのでネタバレにならないでしょうから、思い切り書きます。
4巻にはコチラが登場しします!

【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】
厳密には『FA-78B バンディエラ版』らしいです。
「フルアーマーガンダム」まで登場して、益々盛り上がってきた「機動戦士ガンダム バンディエラ」!
是非、ご覧になってはいかがでしょうか?
・・・ということで、ご紹介記事は以上で、一旦締めます。
ここからは、
【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と『FA-78B バンディエラ版』は、何処が違うのかを4巻の描写からみていきます。
※以下の内容は「考察」になるので、よりネタバレ度が高くなります。ご注意下さい。
【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と『FA-78B バンディエラ版』の違いは以下のようにみえました。
1.【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】右腕にある「3連ビームキャノン」が『FA-78B バンディエラ版』には無い。
2.【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】左腕にある「シールド一体型2連ビームサーベル」が『FA-78B バンディエラ版』では左腕に装備されている。
3.両胸のダクト形状が変更されている。
4.推測だが、【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】はG3ガンダムがベースだが、『FA-78B バンディエラ版』は別の進化を遂げたガンダムがベース。
5.推測だが、「3連ビームキャノン」が装備されなかった事から、「中距離爆撃機として、対艦隊戦闘で、単機で対等以上に戦える機体」を目指した【FA-78-1B フルアーマーガンダム・タイプB】と違い、『FA-78B バンディエラ版』は「中距離支援・対MS戦闘を行う為にトータルバランスを重視した」コンセプトの機体と思われる。
また運用方法も、劇中の作戦内容から「中距離支援」部は発揮されず、「対MS戦闘」にスポットがあたりそうです。
さてこの機体、「似たような装備のガンダム」で浮かぶのが「マドロック」です。

【ガンダム6号機・マドロック】
以下、wikiから転載。
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【ガンダム6号機・マドロック】
RX-78系のセカンドロットに属する6番目に開発されたガンダム。
「マドロック」の通称を持つ機体。
元々はジムの母体に使用されていた機体であり、その後現在の形に改修された。
本機のコンセプトはビーム・ライフルの再チャージの間、火力が低下することを防ぐために固定武装を強化することを目的としている。
両肩に大口径キャノン砲を装備しており、装甲も強化している。
機体重量の増加の対策としてパワーユニットが搭載されている。
ジャブロー防衛の際に未完成状態で破壊されており、修理と同時に肩アーマーと脚部ホバーユニットが追加されている。
************************
こうしてみると、『マドロック』ってビームライフルの再チャージ間の支援の為の中距離火力強化なんですね。
「装甲強化」「中距離火力強化」という類似点はありますが、コンセプトはまるで別。
実はマドロックとフルアーマーガンダムの関係には、疑問がありました。
「何故『中距離支援』『装甲出力強化』したガンダムタイプを別々に開発する必要があったのか」
同じような装備のガンダムタイプを重複しても無駄じゃないかって事です。
しかし、マドロック開発は「ビームライフル問題」が根本のコンセプトにあり、素体のガンダムに増加装備を付けるフルアーマーガンダムとは、根本的なコンセプトが違ってたんですね。
ところで、「マドロック」と「フルアーマーガンダム・バンディエラ版」の共通点といえば、もう1つあります。
『2機とも、同じキャリフォルニアを戦場とした機体』
なんですよね。
ただ、ジャブロー攻略戦で未完成だったマドロックより、『FA-78B バンディエラ版』は時期的に早く完成してるので、キャリフォルニアに投入された時期が違います。
であれば、「いち早くキャリフォルニア奇襲に投入し戦果を上げた(んであろう)フルアーマーガンダム・バンディエラ版」があるのに、何故「マドロック」が「キャリフォルニア攻略」に投入されたのか。
物語が進めば、「キャリフォルニア攻略前にフルアーマーガンダム・バンディエラ版が撃破されていた」とか「フルアーマーガンダム・バンディエラ版は別の戦場へ投入された」・・・なんて事もありそうですが、現時点で考察しますと、
「ビームライフルを装備できていないバンディエラ版」は「マドロックより劣る」という評価で、キャリフォルニア奇襲に投入された「フルアーマーガンダム・バンディエラ版」より評価が高く戦果が期待できる「マドロック」がキャリフォルニア攻略に投入された
とも言えるでしょう。
次に疑問が出るのが
「そもそもペーパープランとして存在が疑われるFSWS計画のフルアーマーガンダムで、タイプAでさえ、ア・バオア・クー攻防に(真偽は定かで無い)目撃情報のみある程度なのに、その前の時期にタイプBが実戦参加するのか」
というもの。
ただ、これも「ビームライフルを装備できていないバンディエラ版」は、完成プランではなく、試作実験機なのかもしれません。
劇中で「(フルアーマー化による)バランサー化が難儀していた」と表現されていることから、
「主兵装のビームキャノンが未完成だから兵器としては完成形にはほど遠いけど、動くから実戦投入してみる。」
ってとこでしょうか。
これなら「マドロックやフルアーマーガンダムAプランより早く実戦投入された」理由も納得。
そして一年戦争のガンダム評価が、いかに「ビームライフル」比重が高かったのかが伺い知れますね。
ビームライフルを装備していなかったピクシーが、戦時喪失(実際には隠密にスレイブ・レイス隊に転用)した事も、この時期の「ガンダム評価のビームライフル偏重」につながっているのかもしれません。
「マドロック撃破」「アレックス撃破」後の戦後には、「結局、アムロが凄かった」って評価に偏重するんでしょうけど。
結局、連邦内で驚異となったアムロは軟禁。それでも「ガンダム神話」は対ジオン効果として利用されるてっとこでしょうか。
本日は以上です。
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