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『シャア専用高機動型ザクⅡ』【ククルスドアンの島・続報】

2022-05-21 00:00:00 | 機動戦士ガンダム

いよいよ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(以下、「本作」とします。)劇場公開まで2週間を切りました。

先日の「完成披露上映」にご参加され、一足早くご覧になられた方も既にいらっしゃるでしょう。

その「完成披露上映」直前にサプライズ情報が公開されました。

同作に「赤い彗星」シャア・アズナブルが、新・専用機として『シャア専用高機動型ザクⅡ』とともに登場するというのです。

私は『完成披露上映』を観ていないので、どういう形で登場するのかわからないのですが、画像等から読み取れる情報から今日は推測していこうと思います。

私と同じように『完成披露上映』をご覧になってない方は、推論を楽しんで頂ければと思います。

ご覧の方は推論でなく事実をご存知でしょうから、スルー頂ければと。

さて、この『シャア専用高機動型ザクⅡ』(以下、本機とします)は、写真を見ると『ファルメル隊』のエンブレムが左スカートアーマーにあります。

『ファルメル隊』はジオン軍・宇宙用軽巡洋艦『ムサイ』級の1つ『ファルメル』のモビルスーツ部隊。

つまり本機は(MSVの高機動型ザクⅡ同様)宇宙の部隊に所属したモビルスーツと推測できます。

そしてシャアが本機に搭乗しているのであれば、シャア自身も宇宙にいる可能性が高いです。

本作は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(コミック版)(以下、オリジン)がベースですので、劇中時期は「ジャブロー攻略後、ホワイトベースがベルファスト到着前」です。

この時期のシャアは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(コミック版)で描かれてません。

その為、この前後のシャアの描写をみてみます。

〈ジャブロー攻略~ジブラルタル〉

①ガルマ戦死の引責からドズルより「除隊処分」を受ける。

②ジオン軍・拠点のあるカラカスでギレンの演説を聴き、キシリアの元へ出頭。

③キシリアにより「除隊処分・解除」「ガルマ戦死の引責を免除」

④ジャブロー入口を発見。ジャブロー攻略戦に参加。

⑤・・・〈本作の時期〉・・・

⑥マッドアングラーを指揮し、ホワイトベースが入港中のベルファストを攻撃。

⑦ジブラルタルに『シャア専用ザクⅡ(MS-06S)』1機で殿を務め、ジム2小隊に加えスレッガー小隊を壊滅させる。

⑧ジブラルタルでアムロのガンダムに敗れる。マッドアングラー隊、解散。

⑨オデッサ作戦開始。シャアは参戦せず観戦。

⑩ザンジバル隊として宇宙へ。

 

シャアは

①以前では一貫して『シャア専用ザクⅡ(MS-06S)』に搭乗してます。

①~③は「除隊中」の為、モビルスーツに搭乗できません。

③~④はジャブロー攻略への流れがあり、この間に宇宙に行くとは考えられない。

④は『マッドアングラー隊』に所属。『シャア専用ズゴック』に搭乗。(「ファルメル隊」ではない。)

⑥~⑨は地上にいた。(宇宙の部隊である「ファルメル隊」に在籍はできない。)

⑩~は「ザンジバル隊」に所属。(「ファルメル隊」では無い。)

となります。

 

これらを踏まえれば、本作劇中に『「ファルメル隊」所属で「高機動型ザクⅡ(MS-06R-1A)」に搭乗するシャア』が登場するとすれば以下の3つが考えられます。

(1)上記④~⑤の間、「前段シーン」として。

(2)上記⑤本作と同時期として

(3)上記⑨~⑩の間の時期の描写、本作の「後日談」として。

 

(1)(2)の場合、ジャブロー攻略の失敗直後に宇宙へ上がりファルメル隊として『高機動型ザク』を受領。程なくして地上の『マッドアングラー隊』に再復帰という、誠に忙しないスケジュールとなります。

(3)はオデッサ決着まで地上にいなければ、割と無理無いスケジュールでの登場と言えます。

とすれば(3)が可能性が高く、映画なので「ベルファスト」「ジブラルタル」を省略して、物語のエピローグ的に宇宙に場面が映って登場するのでは無いでしょうか。

「ファルメル隊」として機体テストしているシーンが一瞬だけ映るとか。

まあ、しばしの後にザンジバルを受領しなければ辻褄が合いませんが、演出として一瞬だけそういう場面を作っても問題無いですよね。

(蛇足ですが、オリジンの「ザンジバル隊」には活躍する場面がありませんでしたが、「ビグロ」「シャア専用リックドム」が格納してある・・・と私は考えてました。シャアが「ザンジバル」に乗り換えた時点でモビルスーツも代わったとすれば、私の妄想「シャア専用リックドム」の可能性も残りますが。)

 

しかし「オリジン」ベースでシャアの登場シーンを推測してきましたが、『オリジン』の流れを無視して登場させるとか、MSV設定を無視して地上用モビルスーツとして『高機動型ザクⅡ』を出すとか、そんな無軌道な可能性もあります。

しかし、本検証ではそれら無軌道な可能性は無視します。

無視できる根拠は、製作スタッフにカトキハジメ氏がいるからです。

氏は、『カイのガンキャノンを104号機にデザイン』した事からも判るとおり、生真面目に『オリジン』からモビルスーツ設定を確認して設定しています。

『異形のザクをドアン機にデザイン』した経緯から、氏が安彦先生の反対を押し切って自身の意見を通せる関係性が判ります。

つまり、氏が本作のモビルスーツをデザインしている限り、例え安彦先生の反対があっても『オリジン』を最大限尊重しながら設定するハズなのです。

 

色々とシャア登場を予想してみましたが、実際はどうなんでしょうか。

そんな想像しながら劇場に足を運ぶのも、楽しいですよね。

コロナ禍で現在は異常なガンプラブームですが、そうでなければ劇場でガンプラHG『シャア専用高機動型ザクⅡ』の先着販売なんかがあったかもしれません。

そうでなくともカラバリで商品化できるので、新商品として期待したいですね。



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