本来は、45日以内に出すべきところがずれているわけで、まあ、よい決算というものはいずれも期待できないわけですが、
いきます。
サンシティ、本決算(20年12月期)
(括弧内は3Q時点の数字)
売り上げ、338億(204.5億)
純利益、-136億(-93億)
営業キャッシュフロー、-189億(-228億)
総資産、591億(701億)
純資産、69.5億(113億)
負債、522億(701億)
現金、25億(28.8億)
棚卸資産、430億(602億)
短期借入金、83億(78億)
1年以内返済予定長期借入金、140億(154億)
財務制限条項に抵触している部分があるので、額面どおりにはなりません。
社長自ら「穴息荒く」などと言っていたように3Qの時点で営業キャッシュフローがすごいことになっていて、こういうところは4Qで一気にピンチになるんですが、赤字もそんなに増えてませんね。
監査も通ったということで、なんとかセーフですかね。
もちろん疑義は付いてます。
ここの場合、対応がちょっとだけ早かったというか、半歩遅れでなんとか本当にやばいことにならずに済んだというべきでしょう。
パシなどとの姿勢の違いを感じます。
日本エスコン、本決算(20年12月期)
(括弧内は3Q時点の数字)
売り上げ、355億(172億)
純利益、-109億(-2.5億)
営業キャッシュフロー、-216億(-227億)
総資産、964億(1140.5億)
純資産、106億(213,5億)
負債、857億(927億)
現金、48.4億(115億)
棚卸資産(SPC分含む)、800億(885億)
短期借入金、99億(99億)
1年以内返済予定長期借入金、248億(271億)
1年以内償却予定社債、90.5億(91億)
1年以内返済ノンリコースローン、86.8億(-)
ここも財務制限条項に抵触ということで、疑義が付きました。
不動産では28社目。
3Qまでの行け行け振りが激しかったので、ここで一気に来てますね。
2Qでは現金が189億あったのですが。
半年でずんずん減らしています。
純利益に関しては棚卸資産の評価損を79億余り計上してるけど、低価法はまだです。
低価法を用いればもう少し下がるでしょう。
全体としては日綜地所と非常に近い雰囲気なんですよね。
規模は半分ですけど。
まだ、日綜地所よりもキャッシュの割合は高かったのと、内定取り消しがなかったので、生きているわけですが。
陽光都市開発、本決算(20年12月期)
(括弧内は3Q時点の数字)
売り上げ、121億(92.5億)
純利益、-42億(1.9億)
営業キャッシュフロー、-14.5億(-26.4億)
総資産、138.6億(182.3億)
純資産、3.6億(47.6億)
負債、135億(134.7億)
現金、15.4億(13.8億)
棚卸資産、77.8億(116.9億)
短期借入金、16.7億(23.6億)
1年以内返済予定長期借入金、37.6億(32.2億)
1年以内償却予定社債、2.5億(2.7億)
ここも財務制限条項に抵触したので、疑義が付きました。
不動産29社目。
エスコンと同じですね。
棚卸資産の評価損で26億の特損計上。
まだ低価法を用いたわけではないけれども、時価で計算したというところでしょうかね。
しかし、もともと117億ほどだったわけで、それが26億もの評価損というのはでかいですね。
20パーセント以上の評価損というのは他にないのではないでしょうか。
その影響で債務超過寸前まで来ました。
前回(3Q)はまだ現金があるし自己資本比率もそれなりだったので、不動産お父さんレースにはノミネートもしてませんでしたが、すでに現金は見かけ上のものとなったのでいつ飛んでもおかしくない展開です。
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