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サルでもわかる経済(サル経)というカテゴリーを作ることにしました。
経済のお勉強は一切していないわたくしが、経済を語ります。ははは
サルでもわかるが家畜にはわからない経済です。

早速ですが
ちょっと前に、2015年度の労働部分配率が8年ぶりの低水準というニュースが出ました。
労働分配率8年ぶり低水準

労働分配率は基本的に景気がいい時には低くなり景気が悪い時には高くなります。まあ、普通そうでしょうね。
しかし、別に景気は良くなっていませんね。
GDPは相変わらずほんの少しでも伸びたら大ニュースぐらいの勢いですから。
民主党政権当時の伸び率と比べるとアベノミクスは圧倒的に負けています。
そして、なぜか(笑)雇用者数だけは伸びていると安倍君は必死に主張しています。

それでこちら。
労働分配率の推移(資本金規模別)

このグラフが示しているのは、規模が大きい会社ほど労働分配率は低いということなんですが、企業規模ごとの折れ線は、同じ流れで上がったり下がったりしています。
90年代は上がり続け、小泉似非改革時代からリーマンショックまでは下がったぞということもわかります。

90年代はもちろんバブル崩壊後なので、景気は悪化して自然に労働分配率は上がりましたが、あまり景気が落ちていない時も分配率は上がってるんですね。
この反動が来たかのような動きが小泉時代なんですが、反動というレベルではないですよね。
どの規模の企業でも鮮やかな下がり方を見せています。
この時代は景気がそんなによくなったか、というと「別に」なんですよね。「GDPも別によくなってませんけど」。

以前だしましたが、1人当たりのGDPランキングが思いっきり下がったのもこの時期。
「規制緩和」によって労働時間は増えて派遣は爆発的に増えて、結果、労働効率が異常に落ちたのがこの時期です。

今回、リーマンショック以降最低の労働分配率になったのは、単純に労働者に分配する割合が減ったわけですね。
景気は良くなっていない、雇用は増えている(らしいw)、労働分配率は下がっている
この3つを合わせるそういうことにしかなりません。
内部留保は増えてますし。
つまり日本ブラック化が進んでいます。よかったですね(棒

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