企業と株主（２）

それで、ＴＢＳの問題だぽ。

ＴＢＳのような放送局は、報道機関としてどこかの息がかかるのは、どうかと思うのだ。
ＴＢＳ自体が株を公開していながらあまりにもこのような事態に無策だったのは如何ともしがたいんだけれども、ここにおいて株主の利益を主張する楽天がうそ臭いのは明らかなのだな。

お金儲けがしたいか、メディアに進出したいに決まっていると思うけども、、まあ、それはひとまず置いといて、
そもそもＴＢＳの株主が、株価がちょっと上がったり配当がたくさん出るようなことを期待して株を買っているのかが疑問。
ＴＢＳが良き報道機関であることを期待している株主は多いのではないだろうか。いや、株主に限らない気がするけど。
（もちろん、どうでもいいという人も多いに違いない）

ていうか、多分、ミキタニっていう人があまり好きではないからこのようなことを思うのだろうなあ。
「楽天」というのはなにか新しい風を吹き込んだようには思うけど、結局、大きくなったら老人達に取り入って仲良くしておいて、それでいながら今回のようなことをするのだ。

野球のチームがどうなるか、見ものだなあ。彼を選んだのは他ならぬあの老人たちなんだから。
またぞろ１リーグ構想が出てくるのかねぇ。（だったら最悪の出来レースだけど）

今日は風邪で具合悪いや。（と内容のなさを誤魔化す）

企業と株主（１）

最近、話題になっている「株主の利益」という言葉からinspireされて小生も安易に語ってみむとして語るなり。
てか、inspire じゃなくてそのままだろ。ｗ

企業というのは何のためにあるかといえば、まあ、超当り前だけど人間のためにあるのだ。（つまらん意見）
その昔の豊田商事のような企業もあるが、人間がなにかしら活動をする場合にそれを助けるのが企業なのだ。
大義名分では、自動車を造る会社は自動車を造ってより世の中を便利にすることで世の中に貢献する、そういう会社なのだ。
銀行はお金を右から左に動かす仕事だ。ようするにお金が、少しあるいはたくさん余っているところから、今お金が必要なところにまわしているのだ。
これは、ある意味なくてもいいシステムだけれども、個人が融資する相手をさがしたり、一企業が融資してもらう相手を探したりするのは大変なわけで、実質的には一応役に立つのだ。
（超当り前のことだけど敢えて言ってみる。こういった本来のことが忘れられていたのでバブルが起きたのだ）
もちろん、会社が出来た時、その会社をつくった人の動機はさまざまあるだろうけど、基本的にはなにかしら世の中に貢献するためにあるのだ。
世の中というほどの規模ではない場合でも、地域なりなんなりに貢献するためにあるのだ。
利潤を追求するため、なんて言ってる奴が居たらそいつはただの無分別なヴァーカであって、危険ですから近寄らないので下さい。あの豊田商事みたいなもんだ。
（豊田商事をしらないひとのために言っておきますが、インチキでボロ儲けした詐欺集団です。被害者のために奔走した中坊さんという弁護士を一躍有名人にしました。自動車つくってる「トヨタ」とは何の関係もありません）

ただし、継続的に貢献するには、やはり利益が必要だ。
継続的に生産するには、継続的に働いてくれる人たちが必要で、設備なども必要で、そのためには少なくともトントンでやらないと駄目なわけだ。だから必死に利潤を追求するのだが、それはあくまでも手段としてのものであって目的にはならないことはいうまでもない。

昨今話題の、○vex。ここはエンターテイメントを目指しているようだ。文化面で世の中に貢献したいということなのだろうね。
でも、やってることは自分たちの利益の追求だけにしか見えません。

まあ、村上ファンドあたりになると、基本的に投資家（って企業だけど）から「お金」を預かって運用して増やしてあげる（まあ、必ずしも増えるとは限らないけど）、そういう会社なので、会社の目的が儲けることになっているのだ。
しかし、ただ金儲けしているとは思いたくないから、それなりに大義名分的な存在意義を示すために、いろいろモノを言っているのだろうね。
それで、やたらと株主の利益という言葉を使う気がする。

さて、そいでもって株式会社ってなんじゃろね。ｗ
株式会社は株主のための会社なのだそうだ。たしかに資金面で株主に支えられているわけで、その株主の利益になるようなことをするのは当り前だよね。
そこで、「株主の利益」とはなんぞや、と考えてみませう。

個人で、いくつかの会社の株をそこそこ持っているような人の場合、それはたぶん資金を増やしたいわけだから、儲けることが目的だといえまふ。
しかし、例えばサッカーチームが一口５万とかで株を売り出して、その株を買う人は、儲けることは考えていないのではないか。
その株を買うことで、チームが将来にわたって存続し、すこしでも強くなってくれれば満足ではないのかな。
それだって株主の利益だといえる。
ただ株価が上がったり配当金がでることだけが株主の利益ではないだろう。

ということで、当り前のつまらないことしか言ってないけど、次回に続く。

宮部みゆき様

最近の流れから、「様」なんてつけるとなんか嫌味な感じがしないでもないこともなくもない気がしないでもないこともないわけでもないかもしれないけど、全然嫌味のつもりは無いのでした。

一応、ＳＦの作家というふうにはカテゴライズされないであろうということで、ＨＰではなくこちらに書いてみむとして書くなり。
ま、ミステリー作家として定着してるのだから、問題ないでせう。

私の友人によれば、「とにかく描写が細かくて、まるでその場に居るような」気分になるそうです。
いやまったく、ほんとうに細かいのだ。

ミステリーといっても「謎解き」をするというよりは、ストレートに読み物として面白いでつね。読みやすいし。
その時々の社会問題を背景にしながら、とてーも普通の人たちがたくさん出てくるのであります。
「Ｒ・Ｐ・Ｇ」では、ネットで時々見かけるうそ臭い世界も描かれています。（わら

で、いくつか映画になってますが、私は「クロスファイア」が良かったです。なんたってこのときの矢田亜希子はとてーもかわいかったですよん。はい、そういう問題です。

ところが、そんな中、実は宮部さん、日本ＳＦ大賞を受賞しています。「蒲生邸事件」という作品でがす。

なんとタイムトラベルする話なのだ。紛ふかた無きＳＦなのであります。＆かなりの長編であります。

ちょっとはじめの方で、主人公(男）が受験生なのに学校でそこまで進まなかったという理由で、二二六事件を知らないというところがあって、「ごら！そんな受験生がいるか！」と、思わず架空の人物に殺意を抱いたのはおいといて、主人公がかなりバカなのだ。「時間旅行がどういうことなのかも分かっていないだろ、お前」とあとからまたヘたれでバカな主人公に殺意が芽生えたのだけれど、それもおいといて、読みすすめていくととてもいい話なのだ。
ＳＦとしてではなくやはりストーリーがよいのだ。
なにが凄いって、これを女性が書いたのが凄い。どう見ても男が書いたとしか思えない微妙な男心が描かれているし、女性（って、所謂主人公が思いを寄せる女性ってやつね）も男の脳内にある女性像なのだ。
そしてエンディングは和風。侘び寂びを知らんアメリカ人は、こういう終り方はできまい。
というわけで、読むように。

【フェチバトン】だ～

またまたバトンが届いたのです。

こちら

フェチなるものすなはち、fetish（呪物、物神）、fetishism（呪物崇拝、物神崇拝）と思へり。
それはおいといて

■Ｑ１■あなたは何フェチ？

仔猫の前あしはいふべきにもあらず、また仔猫の口元より下半分の白きも、つきづきし。


■Ｑ２■異性を見る時、まず何処を見る？

たぶん全体


■Ｑ３■最近プッシュできる部位

目
（普通、電話なんかだと指でプッシュしますし、ドアなどは手のひらだけど）


■Ｑ４■異性の好きな部位は？（５つ）

目
（カラスの足跡隠すとて三つ四つ、二つ三つなど消し残すさへあはれなり。
じゃなくて、真面目に目）
胸
（火星人が総じておっぱい星人だと言うわけではないので念のため）
髪
手羽先
カルビ


■Ｑ５■好きな衣装は？

これはまったくもって特になし。
あ、チャイナドレスは結構萌えかもｗ
（いや自分では着ませんてば）


■Ｑ６■バトンまわす人５人

アイネイアス様、ナクソス島のアリアドネ様、卑弥呼様、関羽様、カント様
よろしく。

尾崎放哉

自由律俳句で有名な放哉の言葉に

創作というものは「木カラウレテ落チル果実ヲ、静ニ待ッテ居ル」ものであり「トビ上ッテ無理ニモギ取ル」ものではない。

というのがあるらしい。直接きいたわけじゃないから本当に言ったかどうかはわからない。ｗ
それは置いておいて、この言葉に全面的に同意できるかというとそうでもないが、否定はできないやねえ。

まあ、少なくとも、他人の家の柿の実を飛び上がってとっておいて、自分のものにすることではない。（わら

今回の「みなさかなー」問題で、１番滑稽なのは、まあ、ぱくってばっかりいる人がクリエイティブについて語っていることなのだ。
（なんか変なんだけど、どうやら英語の品詞がわからないらしいんだな。）

滑稽というか、真面目に創作活動をしている人、例えば音楽に限らず、さらには芸術に限らず、学問や、新たなシステムを考案したり模索したりしている人などにまったくもって失礼なわけだぴょん。

しかも、しゃっちょさん（mixiの日記で）自分は子供だ、大人になる必要が無い、とか嘯（うそぶ）いていたのだぽ。
そこで親切な私は日記のコメント欄に子供に失礼だと書いてあげたんだけど、しゃっちょさんmixiをやめちゃったみたいで、全部消えてしまった。
まあ、あれだけ日本語もなにもかも苦手ならネットやらないほうがいいだろうね。すごくかこわるーいから。

しかし、この話題で尾崎放哉を出すこと自体、失礼かもなぁ。ごめんなさい。


あ、忘れるところだった。
彼のmixiの日記にはいろんな人がコメントつけるんだけど、彼の信者というべき存在がいて、これはまったくもって気持ち悪いのだ。
まるでオウムの雰囲気のごとある。（どこ弁？博多？）

【アーティストバトン】？

こんなんでました。
そういうわけで・・・

・ お気に入りのアーティストは？　　

今、飲んでいる薬のひとつにArtist Tabというのがあります。
まさにアーティストでつね。まあ、日本語表記ではアーチスト錠になってますが。

それはともかく、
グレン・グールドでつ。ある掲示板でグールドっていうＨＮを使っていたら、グーちゃんとよばれるようになったのです。


・好きな理由を簡単に３つ　
　
　　1.　 ピアノ弾きながら唸ってるから
　　2. 　ゴリラみたいな格好でピアノ弾いてるから
　　3.　 なんとなくｗ

・ 好きな曲は？

　　フランクのバイオリンソナタ。
　　その他、ＨＰのプロフィールのおまけに書いてます。
普通ですまそ。ｗ
　　

・ お気に入りの歌詞フレーズを。

　　その１
I don't like Mondays
I want to shoot

ここ

その２　
　前にここのブログで書いたけど、

The Beatles で関係副詞　where を学ぼう！

I'm fixing a hole where the rain gets in and stops my mind from wandering where it will go


・このバトンを回したい人、回す人５名

こりゃ無理ぽ。希望する方がいらしたら、ってことで。

「みなさかなー」問題

前回の続きなんだけど、例の「しゃっちょさん」がmixiをやめるっていうことで書いた文が巷で話題になっています。（実際はまだやめてません）
mixiでこれを読めるのは友人限定ということになっているので、普通は読めません。
で、その限定された相手にしか見せないはずの文（日記だお）をこの問題に対する謝罪文といっている人は「確実に変でつ」が、それはともかく、
文が凄いんだな。日本語が。
誤字脱字も凄いし、ちょっと見たことないような妙な表現がたくさんあって、突っ込む気力も失せるほど。（かなり控えめに表現しております）

その中で、一つだけ、感心したことがあるのだ。
それは「みなさかなー」という言葉。

まさか、「みなさんから」という言葉を打ち間違えたはずもないので（見た感じが全然違うから打ってて気がつくよね。）、これは例の「しゃっちょさん」が考えた新しい言葉に違いない。

こりゃクリエイティブだぽ。これなら商標登録してもオケーでそ。自分で作ったのだから。

「模倣犯」

って、宮部みゆきさんではありません。失礼

「のまネコ問題」
まだ、やってるようでつ。
某所（って　mixi　だけどｗ）でも書いたのですが、
ヤフ板見たら、おすすめ掲示板に「のまネコ問題について」というのが出ていたのでした。
（まあ、ヤフではあんまり盛り上がってないようだけど。）
それで、リンクとか見ていたら、mixiに当事者の社長さんがいるようです。
max matsuuraという人だ。くす

日記は見られないんだけど（友人限定）、自己紹介文を見るとかなり勘違いしている人種であることが認められるので、おそらくあの「クリエイティブ」っていう言葉の意味などもわかっていないのであろうと思われるわけでふ。

クリエイティブであるには、その前段階で模倣がつきものだけれども（まずは模倣からはじまるってことだにゃ）、模倣というのがオケーなのは、例えば、赤ちゃんが言葉を覚える際に、周りの年長者の真似をして徐々に覚えていく段階でのことであって、その段階を過ぎて初めて何かを作り出すことが可能なのだ、ということは考える力のある人なら、まあ、わかるのでありまふ。
ママの真似をして言葉を発して周りの大人が「おー、すごいなー」と喜ぶのは、赤ちゃんのうちだけなのでふ。

って、昨日mixiに書いたんだけど、この人、今日になってmixiやめるって書いてた。

ああいうもので商標登録しようっていう発想が生まれるのは、おそらくこれまでパクリ続けてきたことで、パクリをやるというのはどういうことかが分からなくなってしまったんだろうね。
（いや、もとからかもめ）

別に浜崎あゆみというミュージシャン（？）の音楽にはまったく何も感じないし、映像でマドンナをパクリまくっても興味も湧かないんだけど、結局そういうことを続けてきた結果が今回の騒ぎだということはいえるかもめ。

それにしてもmaxさんという人の使っているクリエイティブっていう言葉はどういう意味なのかがちょっと気になる昨今です。ｗ

さらに、それにしても、掲示板で気になるのは、あのような時事問題で、まったく関係ないのにすぐ「在日」がどうのこうのと書きこむアフォがいること。
自分では愛国心があるとでも思っているのかね。
日本人の恥だからやめて欲しいわな。

ＮＨＫネタ ２題

某所に書いたことなんだけど、ＮＨＫを見ていて気になったことがあったので、転載（一部改）します。

その１　アイドリング・ストップ

（先日の）朝hi－visionを見るともなくつけていたら、アイドリングをやめようというコマーシャルではないメッセージが、流れてきた。結構な時間をかけたメッセージだ。
それはいいんだけど、
「東京じゅうの車が１日１０分、アイドリングの時間を減らすと、一年間で、ガソリンをドラム缶９５万本分節約できます」だそうだ。
・・・え？それだけ？
ドラム缶９５万本ていうのは、どういう数字なのよ。東京じゅうの車の一年間のガソリンの消費量は？二参加炭素の排出量は、どのくらい減らせるのだ？金額にしていくらだ？
誰だって節約がいいということは分かっているのだ。しかも化石燃料ならなおさらだ。
しかし、節約を呼びかけるなら、分かりやすい数字にするとか、それによって具体的にどのようないいことがあるかとかいった話がないと説得力がないだろ。
ここらあたりは民放のほうが必死だ。（ただしその数字の出し方は怪しいけどｗ）

それで、歌を歌っているらしいアリとキリギリスみたいなグループがでてきて（デュオか）、
「頭ごなしにメッセージを伝えるのではなく、スタイリッシュかつメッセージ性があるみたいな・・・」とかなんとかのたまっていたが、だいたい君らがスタイリッシュじゃないだろ！
２４時間テレビじゃあるまいし、Ｔシャツ着りゃなんとかなるとでも思っているのかね。 ｗ
スタイリッシュでもメッセージでもないのは、どうすりゃいいの？

というわけで、ＢＳの料金を払う気がしない。
ぼくがhi－vision見てることは、ＮＨＫには内緒にしといてね♪



その２　AED


今日は地上波でＡＥＤの話をしていた。

心房細動とか心室細動の場合（要するに心臓が痙攣した場合）に、誰でも使える機械ということなのだ。

日本ではまだあまり普及していないのだそうだ。

講習をうけた人もすくないのだそうだ。

あっても使わないで亡くなった高校生がいるそうだ。

心臓が痙攣すると、１０分でほとんどが死亡なのだそうで、救急車を呼んでも間に合わない場合が多いそうだ。

だから、倒れたらすぐに使わなければならないのだけれど、実際に誰かが倒れた時、日本人の国民性などから、使い方がいまいち分からないので使わない人が多いのではないかという懸念がある、だから講習しようってことのようだ。

それはそれでいいのかもしれないけど、日本人の国民性を考えると、というなら、
講習をやって普及させようとすれば、講習を受けていない人は、いざというときに使わないんじゃないか？
「ぼく、講習受けてないしぃ」って感じで。

あれって、使い方は機械を見れば分かるだろ。

むしろ、本当に細動かどうかが分からないんじゃないか。
「医者じゃないから勝手に判断してはいけない」とか思うのが、日本人の国民性じゃないのかな。
（医者以外は気道確保のために喉を切っちゃ駄目とか、前にあったぐらいだ）

実際は、ＡＥＤの電極をつけると、細動かどうかの判断も機械がしてくれるのだそうだ。
それ（機械が判断するってこと）さえ教えれば、たいていの人は、そこに機械があれば使うだろうと思うのだが（自分で判断しなくていいのだから）。

でもＮＨＫではそのことには触れず。
そもそも講習を受けてない人が多いというのが問題なら、番組で講習まるごとやっちゃえばいいのだ。
ところが、ちょっとだけ映して終わり。

要するに責任とりたくないんだろ。 （当り障りのないところで、やめておく）
国民性とはＮＨＫの体質のことじゃないのかなあ、

と思う昨今です。

まあ、民放よりは遥かに質は高いけどね。

Le Prix de l'Arc de Triomphe

http://www.france-galop.com/PROMO/pxarcfr.htm

現地時間で１０月２日午後５時３０分（日本時間だと３日午前１時３０分）、凱旋門賞でつ。このサイト、日本語の「凱旋門賞」で検索に引っかかるのだ。なかなかやるな。

みんなで日本の馬を応援しよう、って出てないやん。

しかたないからニジンスキー（馬の方）の話でもしようかな。（特に理由はないけど）

正確には　Nijinsky Ⅱ。

これは馬主がこの馬を私の生まれ変わりだとまじで思ったらしい。馬なのになぜ？

種牡馬ノーザンダンサーの最高傑作といて、当時としてはカナダ史上最高額の一才馬として競り落としたわけで、馬主としては最高のダンサーである必然性があったわけだな、きっと。ｗ
というのは、嘘で、ニジンスキー(私）が「生まれ変わったら馬になりたい」といったからなのだ。
もちろん、それだけではない。
身のこなしはしなやかで、歩く姿だけでも見とれたそうでつ。ｗ
それに加えて気性の悪さ。気性は悪いが走り出すと完璧。

やはりニジンスキーの生まれ変わりなのだ。
カナダのＥ・Ｐ・テイラーさんの牧場にいるときに、馬主に頼まれて他の馬を見にきたオブライエン調教師が、ほれ込んだのだそうだ。（よくありそうな話）

デビュー戦からすでに、圧倒的一番人気。
２歳のときは５戦全勝。
３歳になって（１９７０年のこと）緒戦を楽勝して、いよいよ２０００ギニー。（英国三冠レースの一つ目）
これも普通に勝って（この時点でまだ本気で走っていない）、ダービーを迎えたわけだけど、このとき生涯で唯一、オッズ（賭け率）が２倍を超えたそうだ。（２．４倍だと）
まず、距離の不安。それまでは、１マイルまでしか走ったことがない。ダービーはその１．５倍の距離だ。
あとは各国からライバルが来るので、やはり人気が少しは割れるわけだ。
日本と違って、アイルランドの馬も来るし（ってニジンスキーがそもそもアイルランドの調教だ。）、フランスの馬も走っていいのだ。ようするにインターナショナルなのだ。

で、結局、ダービーも普通に勝って、３５年ぶりの英国三冠の期待が高まったわけだ。
当然、ますます人気沸騰。
つぎは、アイルランドダービー。ここは３歳の最強馬決定戦。
フランスのダービー（ジョッケ・クルブ賞）の上位とイギリスのダービーの上位が集まって来るのだ。
ここも普通に勝って、あまりに余裕があるので、キングジョージ（レース名　正確には　King George VI & Queen Elizabeth Diamond Stakes　長いのでキングジョージと呼ぶ）も出ることにした。
これは古馬も出るのだ。というより古馬中心。（古馬とは４歳以上の馬）

ちなみにこのレース、欧州三冠レースの二つ目となっています。（いつからかな）
一つ目はイギリスのダービーでつ。

さて、初めて古馬相手に、どうなるかと思ったら、馬なりで楽勝。最早、無敵状態。
ところがだ。ファイナル・ファンタジーだと無敵状態というとヒットポイントもステータスも変化しないんだけど、ニジンスキーは病気になってしまったのだ。

それでも、誰もが期待する中、病気の回復後すぐにレースに出ることになった。

セント・レジャーだ。これは英国三冠レースの最後のもので、今ではあまりイギリス三冠に価値が置かれていないけれども、当時ぐらいまでは意味があった。
しかも、三冠馬は１９３５年のバーラム以来、出ていない。
調子はよくないが、まあ、敵は居ないから楽に勝てると思ったのだろうね。
勝つには勝ったが、かなりの苦戦。しかもレース後に体重が激減。そうとうきつかったようだ。
このあと中２週で凱旋門賞を迎えることになるんだけれど、そりゃあ大変な騒ぎだ。
ここで凱旋門賞を勝てば、誰がなんと言おうと史上最強だ。（一応、英国三冠と欧州三冠のダブルを無敗で取ることになるのだ）

ところがだ、直線ササフラという馬に粘られて、初めてムチが入った。
そのムチで左に大きくよれてしまった。ササフラに差し返されたところでゴール。頭差で、ついに負けてしまった。
陣営は、こんな凄い馬が最後に負けて引退するなんて（もう、種牡馬として行き先が決まっていた）、気の毒と思ったのか、中１週で、チャンピオンステークスに出してきた。
（このレース、ウイニングポストだと、凱旋門賞より勝ちにくいです。）
しかし、そもそも凱旋門賞の負けは疲れが原因だと後にいわれていたぐらいだから、ますます疲れとるべ。
これも２着に破れた。もうシーズンは終了。
（欧州は、１０月で平地のレースは終るのだ）

ちょっとだけ気の毒な気もするけど、種牡馬としても激しく成功して、最後には（晩年の産駒）ラムタラが無敗で欧州三冠を取った。
サラブレッドとしてはこれ以上、幸せな馬も居ないだろ。

ちなみに、ニジンスキーの名前をつけた馬主さん、１９７１年、ニジンスキーの活躍＆引退の翌年、亡くなった。
「墓碑銘は『ニジンスキーの馬主』としてくれ」と言ってなくなったそうだ。（うる

チャールズ・エンゲルハードという人のお墓を見つけたら、墓碑銘を確認してみてください。（どこで見つけるんだかね）

１０月１日では遅すぎる

といえば、フレッド・ホイルの小説でつね。「暗黒星雲」も有名。

フレッド・ホイルといえばアルミホイルの発明者です。（大嘘

定常宇宙説を唱えたオジサンですね。ガモフの火の玉宇宙説を皮肉って、結果的に「ビッグバン」の名づけ親となり（爆）、現在では金融界に恐れられています。

生命の起源は地球ではないという説もとなえております。

はい、実は生命の起源は金星です。（嘘

天文学者としては、かなりトンデモだったわけですが（だって彼の説は検証不可能あるいはそれに近い話が多いのだよね）、炭素の生成についての意見も出しているようです。
このあたりは後の、重元素の生成のメカニズムなんかの研究に役にたったのかなぁ。