Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



シカネーダーとすっかり仲良しのモーツァルト。親子三人でシカネーダーの劇場で観劇。そこではモーツァルトのオペラのパロディが上演されてました。
そこで出てきた曲たち。
W.A.Mozart - Don Giovanni, Commendatore scene
またまたドン・ジョヴァンニの騎士長の場。ちょっと早めのところから始まってます。フィッシャー=ディースカウがドン・ジョヴァンニやってます。
W.A.Mozart - Don Giovanni, La ci darem la mano
これもドン・ジョヴァンニの曲でつ。観客も一緒に合唱してましたね。「あちらで手を握り合おう」という曲。
W.A.Mozart - Marten aller Arten - Eva Mei
また、この長くて激しいアリアです。ここでは空中ブランコにのってうたってましたが。。。「どんな責苦があろうとも」って曲です。
W.A.Mozart - Le nozze di Figaro Act3 Finale
これも2度目です。「ああ、花嫁の行列だ」
W.A.Mozart - Le nozze di Figaro "condesa"
最後の鳩が飛び回るシーンの曲。これも何度も出てきましたね。フィガロの最後の場面「ああ、これで一同みな満足」。(映画に出てくる部分は1分30秒ぐらいからでし)
このあと、バグパイプな音でボヘミア民謡風の曲が出てきますが、こりゃ探しようがありませんでした。。。
それはともかく、シカネーダーから作曲を依頼されます。

さて、場面は変わりまして、部屋でレクイエムの作曲を進めるモーツァルト、
W.A.Mozart - Requiem "Dies irae"
この部分を書いてたのでありましょうか。「怒りの日」であります。これ、よく聴くと映画で使われていた演奏です。
しかし、ここにシカネーダーが登場。おれが頼んだ曲はどうしたと矢のような催促どころではなく、すごい剣幕です。
メイドが恐ろしくなって、本来の雇い主サリエリに暇乞いします。オペラを作っているようだ、って話をサリエリがききます。
W.A.Mozart - Die Zauberflote Overture
「魔笛」ですね。んで、モーツァルト作っていると、レクイエムを注文した黒装束の人がやってきます。(忍者じゃないお)
んで、コンスタンツェは金になるからレクイエムがつくれというわけです。
まあ、実際の話はどっちも金になるんですが、このあたりでモーツァルトの精神が壊れて行っているのがわかります。
まったくどっちを作ればいいのよ。。。
まあ、コンスタンツェにいわれて、レクイエムを作ることにするんですが、
W.A.Mozart - Requiem "Rex Tremendus"
「恐るべき大王」であります。
さて、レクイエムの作曲に集中し始めたかに見えたモーツァルトですが、コンスタンツェが眠ってしまうと、早速抜け出します。
シカネーダーや劇団員の女性たちと馬鹿騒ぎ。
その馬鹿騒ぎの最中の音楽は「魔笛」から。(モーツァルトがピアノを弾いているのであります)
W.A.Mozart - Monostatos, Pamina, Papageno
「さあ、お入り」とかいう曲です。この映像だと「この曲だ」とわかりますが、実はこれ多分アレンジしてますね。他のだとこういうわかりやすい演奏になってないです。ていうか普通オルゴールみたいな音がしないんですよ。
W.A.Mozart - Papageno
続いてパパゲーノのアリア「恋人か女房か」。まあ、どっちかが欲しいって言ってるわけです。お気楽な歌。
W.A.Mozart - Die Zauberflote Overture
序曲ふたたび。今回はコリン・デイビスで。
さて、遊んでた東屋ですが、実際はコンスタンツェが家にいなくなったあとに、シカネーダーがモーツァルトに貸したのだそうです。
それはさておき、遊んだ帰りの音楽は、またレックスでした。
W.A.Mozart - Requiem "Rex Tremendus"
ぴよ。
さて、帰るとコンスタンツェがいなくっているわけです。療養です。んで、コンスタンツェの母がきーきー騒いでるところとかさなって、
W.A.Mozart - Aria - Queen of the Night
解説不要な夜の女王のアリアであります。最近はダムラウさんが圧倒的に夜の女王役を多く務めているようです。
(英語だとダムローって読みそうですがね)
それはおいといて、わけわかんないうちに魔笛の本番が始まったわけですね。
モーツァルトはフラフラしながら指揮をしてます。
W.A.Mozart - papageno - Detlef Roth
んで、また「恋人か女房か」。この最中にモーツァルトがぶっ倒れます。
オペラは続きます。
W.A.Mozart - Pa Pa Pa
「パ パ パ」という楽しい曲であります。まあ、とにかくこんな楽しいオペラはないでせうね。
そのころ、モーツァルトはサリエリに連れられて帰宅します。(医者はいないのか?)
そしてコンスタンツェは、なぜか舞踏会にいます。そこでも当然音楽が流れてます。
六つのドイツ舞曲(K.509)の第1番(ニ長調)なんだけど、動画がない・・・。すまそ。
踊ってる途中で急にウィーンに帰るといいだします。

一方、ウィーンではサリエリがしつこい。レクイエムを書かせようとします。
んで、ここでモーツァルトが作るんですが、体力がないのでサリエリが手伝うという寸法ですね。
Confutatis のところです。ここ、かっこいいですね。
なんかこうすばらすぃ音楽が出来つつあるところを目撃してしまいますた、って気分になります。
しかし、この部分あんまりモーツァルトは基本の部分しか作ってないんですね。。。
かこいーストリングスのところとかは弟子がつくったんでし。
W.A.Mozart - Requiem "Confutatis"
この曲が流れている間にコンスタンツェの馬車はウィーンに向かっているわけですが、
翌朝コンスタンツェが戻るとモーツァルトはねてますた。コンスタンツェとサリエリが楽譜のことでもめてる間に、死んでしまいますた。
かくしてサリエリの神への復讐は完結したのであります。
W.A.Mozart - Requiem "Lacrimosa"
雨の中、共同墓地に葬られるボルフィ。。。アーメンであります。

一方、病院では・・・。
「凡庸なる者(Mediocrities)、お前たちを許そう(I absolve you)」といいながらサリエリは神父さんの前からさります。
W.A.Mozart - Piano Concerto No.20 mov.2
エンディングは、ピアノ協奏曲20番の今度は第2楽章ですね。
まったく、この部分はまったりとしております。

W.A.Mozart

にほんブログ村 クラシックブログへ

トラコミュ
映画が好きなんだよ


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




さてさて、フィガロの稽古が始まります。
W.A.Mozart - Cinque... dieci... venti... trenta...
序曲の後の始まりの部分です。これ、変な演出です。
(この部分、抜かしてました。。。。)
いろいろと、妨害工作が始まります。その一つが、
オペラでバレエはだめです、というおふれがあるので、音を鳴らしちゃいかんとかわけのわかんない話になったり。
W.A.Mozart - Le nozze di Figaro Act3 Finale
結婚式のシーン。まあここは結婚行進曲みたいなもんですかね。これはまったく踊ってませんが、最近の演出のものではあまり踊っていないようです。(おいらの知る限り。)
W.A.Mozart - Le nozze di Figaro Act4 Finale
「フィガロ~」のエンディングのシーン。映画で出てくるあの静かな部分は、1分45秒ぐらいしてから。
相変わらず変な演出のやつをリンクしてますが、2006年のザルツブルグ音楽祭のです。最近ではモーツァルトの一大権威となった感のあるアーノンクールの指揮だし、アンナ・ネトレプコが出てるし。

さて、皇帝が一回あくびをしたので9日の上演で終了したフィガロですが、モーツァルトは怒り心頭。
サリエリにあれこれ言ってます。皮肉でオペラの作り方を教えて欲しいなんて話をしてますが、そこですかさずサリエリのオペラが登場。
で、映画に出てきたのが、「オルムスの王アクスール」。実は、サリエリが最初に神父にピアノで弾いて聴かせた自分の曲がこれです。神父が知らなくて落ち込むんですね。
んで、最初映像を探した時はそれっぽいのがなかったんですが、念のために「クラシック音楽作品名辞典」(1996)を調べたら、「ん?」ということになったのです。
「オルムスの王アクスール」というオペラは、サリエリ自身の「タラール」というオペラを(ウィーンで上演するために)一部書きかえたものだったのです。
「タラール」なら・・・
Antonio Salieri - Tarare, Cenas finais
そうです。フィナーレの部分があったのです。バンザイ!
「タラール」なので(・・それが理由なのかわからないけれど)、映画のそれとはちょっと違います。
映画の場面は5分過ぎからです。そして映画だとこの映像の6分25秒ぐらいには終わっているはずですが、映像を見るとさらに2分以上オペラは続いています。
書きかえの分なのか、それとも映画の編集上のことなのかはわかりません。
後者ではないかなあ。というのは、この「タラール」はそもそもフランス語の台本で、書いたのは、「フィガロの結婚」の原作者ボーマルシェ。
映画ではボーマルシェは危険人物みたいな話になってましたが、サリエリの口利きで宮廷詩人になった人です。(わら)
映画に出てくる皇帝ヨーゼフ2世に目をかけてもらっていて、その間は安泰だったのです。ヨーゼフ2世の死後は、宮廷にいられなくなります。
一方、「オルムスの王アクスール」はイタリア語になおした台本です。こちらはダ・ポンテが書きました。ダ・ポンテは「フィガロの結婚」の台本のほうを書いた人物。
「ドン・ジョヴァンニ」なんかの台本もやってます。
だからエンディングを変えたりしている可能性は低いのではないかと。
ま、実際にこのオペラでサリエリはあの皇帝から勲章をもらったらしいです。

さて映画の筋にもどりますが、オペラの後、モーツァルトがへらへらと笑いながらシカネーダー(←知らない人はあとで説明)たちと帰宅すると、
父レオポルドの死の報をききます。
W.A.Mozart - Don Giovanni, Commendatore scene
きた~。今まで何度もこの出だしの音がなってましたが、ようやく本番。
フルヴェンです。なぜか迫力が違う・・・(大笑)
しかし、映画のこの場面は物凄いですね。まあ映画だから(一部だけ映像にすればいいので)出来るということもあるでしょうが、サリエリの解説も効果的で物凄い迫力と緊張感であります。
映画の残りの部分の流れがこれで決まるわけですね。

サリエリの新たなそして最後の策謀が幕を開けるのでありました。ぺんぺん(←三味線の音)
仮面パーティの時にレオポルドが身に着けたマントと帽子と仮面を用意して、サリエリが(使者?)モーツァルトの家に向かうシーンでは、
W.A.Mozart - Piano Concerto No.20 mov.1
この曲です。どきどき。
演奏ですが、同じ内田光子さんが2006年のベルリンフィルのジルベスターコンサートのときにラトルの指揮で演奏したものと悩んだんですが、ピアノがよく響いている(録音のせいですね)こっちにしました。
どうも、映像的には内田さんの表情がちょとこわいかも・・ですが。
曲としては、24番と並んで数少ない短調のピアノ協奏曲なんですが、知名度では21番に続いて2番目でしょうか。21番とこの曲が抜けてると思います。

さて、話のほうは、サリエリの策謀でよってモーツァルトに謎のレクイエムの注文が来るわけですね。

W.A.Mozart - Requiem - Karl Bohm
「レクイエム」の最初、「入祭文」です。ちょっとすごい人数で演奏してますね。

というわけで、続く・・・。
(次で終わるかなあ。。。)



にほんブログ村 クラシックブログへ

トラコミュ映画が好きなんだよ


コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )