まあ、ぼくも戦後ず~っと生きてきたわけじゃないから(笑)、すべてを網羅することは無理ですが。
中韓との外交と絡めて。
たとえば、日中国交回復のころ、当然、中国が日本に戦争のことで謝罪しろなんて言っていたわけはないですよね。
韓国もそんなこと言っていませんでした。
A級戦犯が合祀されたあとも、昭和天皇が靖国に行かなくなっただけで、海外からの大きな反応はなかったと思いますね。
その当時、日本も歴史認識を見直すなんて言ってませんでしたから。
それが変わったのは、中曽根内閣の時ですね。この時に、歴史がどうたらという話が出てきて、靖国に公式参拝とかやりだした。
この見直しが中国などの反発を招いたと。
したがって、「なぜ、ずっと謝り続けなければならないんだ?」というのはずれてます。
ずっと謝っていたわけではないし、ずっと謝れと言われていたわけでもないです。
慰安婦問題も、そもそも日本人が言い出したことです。
それ中心の本を出した人もいますが、それ以上に、戦争に行った人が、それぞれ手記などで触れています。水木しげるだって。
だから、韓国女性が元慰安婦として登場したなんていうのも、中曽根内閣より後の話で、ここから慰安婦問題が出てきたわけじゃないし、この韓国女性が嘘を言っていたとして、慰安婦はなかったことにはならないですよね。
軍がもみ消しを図っていたことも最近発覚してますし。
それが、おそらく新しい歴史教科書を作る会というのが出てきて、変わってきた。
そこにいたるには、拉致問題なんかも影響しているでしょうかね。
ほんとうは、拉致問題と歴史認識問題はまるっきり別なんですが、まとめて右翼的な人々というか、反左翼的な人々っていうか。
これは、説明すると、長くなる上に微妙なので省きますが、そういう流れだと思います。
で、9.11。
この時にネットの掲示板などが、大爆発しましたが、ここでしきりに説明していたのが、作る会とか日本茶の人たちですね。
とにかく、政治的な発言をするのが好きなのですよね。
ぼくなんかとは感覚的にかなり違ったけれど、政治的にまっさらな人などには、結構影響は大きかったでしょうね。
それで、小泉政権、第1次安倍政権で、右傾化は進んで行きましたね。
そもそもね、戦後、あまり時間たたっていない時期は「生き証人」がたくさんいたわけですよね。
いろんな人の証言があった。そこで歴史認識なんて変えられるわけはない。
当時のことを知ってる人がたくさんいるんだから。目の前で見た人たちです。
そういう人たちがいなくなってきてからの見直しなんていうのは見苦しいですよ。
まあ、見直しといっても歴史の見直しなら歴史家が絶えずやっています。
政治屋さんなどが、そんなことできるわけないです。
政治さやんとか僕らも含めた素人ができるのは、歴史「認識」の見直しですね。
東京裁判とかの判断です。そりゃ、勝った国が負けた国を裁くのだから、かなり茶番でしょう。
でも、でも受け入れて、国連(戦勝国側)に入って今があるわけです。
見直したいなら脱退しなよ、って感じですが。
安倍っちは、はじめ「歴史認識を見直す」と言っておいて、海外から叩かれたら、それは歴史家に任せる、とか意味不明すぎますね。
歴史認識を見直すかどうかは、政治屋さんの仕事です。
そして、結局、その見直しができないなら黙っていたほうが賢いと思います。
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