葬式のシーンは抱腹絶倒もので、エリザベスタウンの住人たちとのコミュニケ不全、前半部の主人公の挫折感は素晴らしいのだが、キルスティン(斬る捨てん)が映画を掻き乱す。
大ヒットしたがアカデミーは逃した「ザ・エージェント」。アカデミー受賞(脚本賞)したがヒットはそこそこだった「あの頃ペニー・レインと」。その中間を狙ったような本作。キャメロン・クロウという監督さんの音楽センスとテンポいいストーリーテリン . . . 本文を読む
整頓されきれいに片付いた室内。高級感のある調度品。暗くもないが明るくもない。静かで波の音だけが聞こえてくる。・・・こんなところから、なんとなくベルイマンの映画を想起させる。犬童一心という監督さんがベルイマンに傾倒してるのかは知らない。「ジョゼと虎と魚たち」なんかを思い出すにキェシロフスキとかあの辺を意識してるのかもしれない。「死に花」なんかを思い出せばウディ・アレンの影響の方が強いのかもしれない( . . . 本文を読む