ちょいと書くの遅れたけど、2024年1〜3月期の印象的だったアニメについて
『葬送のフリーレン』
『葬送のフリーレン』
昨年10月期から続けての第二期。観ていくうちにどんどんハマっていく。ジャンプ漫画ならすぐにバトルが始まるのに、この作品はバトルになりそうになってもするりするりとかわしていく。フリーレンが伝説すぎるからか。
それでも一級魔法使い試験編は、色んな個性的な魔法使いが入り乱れ楽しかった。デンケンさんの「男なら殴り合いじゃーッ!」は笑った。
1期からオープニングは変わったがエンディングは変わらずmiletの Anytime Anywhereで、「せめて、会いたいなんて言わないから、今日だけは思い出していいかな」のくだり聞くたびになんか知らんけど泣けてくる。
そしてエヴァン・コールさんの劇伴音楽がほんと素晴らしく、サントラ予約してしまった
『薬屋のひとりごと』
こちらも昨年から続けての第二期。演出とか映像とか音楽とかでなく、やっぱりひたすら「ストーリー」が良いと思う。物語がどう転ぶのかよく分からず、そしてどこに転がっても面白くなり、また新たなストーリーへの興味をかき立てる。
任氏の気持ちに気づかなさすぎな猫猫がかわいい。毒を飲んだときの猫猫の恍惚な顔素敵。どこかのドラッグストアの看板に猫猫の恍惚顔と、「これ毒です」のキャッチコピー…いやそれはいかんでしょ
フリーレンと共に、第3期までしばらくおあずけされるのが残念だ。早く続き観たい。
『ダンジョン飯』
原作も持ってるのだけど(ファリン蘇生くらいのところまで)、この不思議なファンタジーダンジョングルメ物語。現実世界で1ミリも役に立たない魔物料理のレシピを毎回丁寧に解説してくれる無駄なサービス心が素敵。
死んでも生き返るゲーム感覚の冒険にはのれない人もいるかもだが。インスパイア元はなんなのだろう。少なくともドラクエとかではない。テーブルロールプレイングゲームなんだろう。昔昔、友達とそういうのやっていたころを懐かしく思い出す。
ファリン役の早見沙織さん、胡蝶しのぶにヨル・フォージャーに大活躍だけど、声は変えずに演技を変えるスタイルが印象深い。
『勇気爆発バーンブレイバーン』
今期最大級の破壊力あるアニメだ。薬屋よりはるかにはるかに先が読めない。というか、んなアホなの連続でどカオス。
第一話の前半、リアルSFというかミリタリー系リアル描写。カッコいいかつ30年後くらいは本当にこんな軍隊いそうな描写。戦争マニアも惹きつける魅力。そこに突如、宇宙からの侵略軍が襲来。エヴァの使途とは違うがそれに近いような、それまでの描写された地球側の兵器と全く系統の異なる、そして絶望しか感じない圧倒的な攻撃力。ここまではいい。本格SFキター!な感じ…だったのに突如現れた明らかにそれまでの作品世界を全部ぶち壊すような、無駄に鼻と口のある顔を持ったヒーローロボット。無理やり操縦席に乗せられた主人公だかコックピットないではなぜかヒーローソングがかかっている。「なんで歌がかかっているんだ?!」ちょっと待て、やべ!
で、その主題歌がまた最高すぎる
バーンバンババンバーンバババン
(セリフ)ブレイバーン!
突如現れ宇宙からの侵略軍を破った謎の喋るヒーローロボットブレイバーン
発言がいちいち熱い
そのブレイバーンの正体がわかる終盤のエピソードも、突如現れた謎の美少女ルルの正体がわかるエピソードも、え?!まさか?!そんな!!と思わせつつ、熱い感動をもたらす
漫画原作ものと違い1クールできっちり最終回なのもいい。
ただし、たくさんの魅力的なキャラクターがほとんど活躍できず、もう10話くらいかけても良かったのでは…と思ってもこの馬鹿馬鹿しさは10話前後くらいで終わるのがちょうどいいのかも
『メタリックルージュ』
まだ6話までしか視聴してない。
こちらは荒唐無稽感のないハードSF
女性2人のバディもの
戦闘シーンの映像ひたすらカッコいい
出渕裕が原作担当ということで、出渕っぽいデザインのメカニックの数々(メカデザインは出渕氏ではないけれど)も魅力的。
まだ、やや盛り上がりに欠ける感じはするが、この後きっと盛り上げてくれる