「まだ冷えてないから開けるな!!」と乾杯をすすめる助手席の相棒に言う主人公
こらこら、正しい台詞は「俺は運転中だ!!」でしょ。
まあ、アメリカ人(白人・黒人)ってむちゃくちゃ酒強いから、ああいうこと(運転しながら飲酒、車でワイナリー巡り)って、よくあるのかな?
アカデミー脚色賞やGG賞コメディ部門の最優秀賞を獲った本作であるが、それほどの傑作とは思えなかった。アレクサンダー・ペインの映画ってどう楽しめばいいのかよく判らない。が、主人公二人の軽妙な台詞のやりとりは楽しい(そこだけの映画にしか思えないのだが)。
売れない作家マイルズ(ポール・ジアマッティ)と売れない俳優ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の凸凹コンビの珍道中。トーマス・ヘイデン・チャーチの芝居は素晴らしかった。しかしジャックというキャラに共感するのは難しい。彼の結婚生活は長続きはしないだろう。不徳、出鱈目、嘘つき・・・だが結婚生活が破綻し同じ失敗を何度繰り返そうとも、マイルズとの友情は不変なんだろうね。愛より友情。そんなこと言ってる気がした。
しかし、ワインに関するウンチクをたっぷり盛り込んだ本作は、とてもワインを飲みたくさせる映画であり、その点は素敵だ。ポール・ジアマッティがワインの知識をペラペラ語り、そしてじっくりと賞味している時のあの活き活きとした表情。なんと楽しそう。ワインを選ぶ時、葡萄の品種なんて気にしたことも無かったが、これからは意識してみようか・・・なんて言っても俺が買うワインなんてボトル1000円以下の安物ばかりさ。
ちなみに私の好きなワインはカルロ・ロッシ。1.5リットル1000円前後で売られる超安物カリフォルニアワイン(辛口)ですが、何杯飲んでも飽きない。原料の葡萄の品種は知りません。マイルズの飲み方がおいしそうだったので、真似て飲んでみましたが所詮安物でした。
他、いい台詞
「もう人生を半分すぎたのに、まだ何も達成していない」
ひと事じゃなくなりつつあるよ。
追記
アレクサンダー・ペインの出世作「アバウト・シュミット」
ジャック・ニコルソンが普通のおじさんを演じた、と評判になった映画でした。私は異常なおじさんを演じるジャックの方が好きですが。
アバウト・シュミットとサイドウェイ、負け組人間たちへの応援歌・・・なんかその、「黄昏」時々「切なさ」のち「希望」・・・みたいなとこは悪くないが・・・まだ彼の映画を楽しめるほど人生経験は積んでいない
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
こらこら、正しい台詞は「俺は運転中だ!!」でしょ。
まあ、アメリカ人(白人・黒人)ってむちゃくちゃ酒強いから、ああいうこと(運転しながら飲酒、車でワイナリー巡り)って、よくあるのかな?
アカデミー脚色賞やGG賞コメディ部門の最優秀賞を獲った本作であるが、それほどの傑作とは思えなかった。アレクサンダー・ペインの映画ってどう楽しめばいいのかよく判らない。が、主人公二人の軽妙な台詞のやりとりは楽しい(そこだけの映画にしか思えないのだが)。
売れない作家マイルズ(ポール・ジアマッティ)と売れない俳優ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の凸凹コンビの珍道中。トーマス・ヘイデン・チャーチの芝居は素晴らしかった。しかしジャックというキャラに共感するのは難しい。彼の結婚生活は長続きはしないだろう。不徳、出鱈目、嘘つき・・・だが結婚生活が破綻し同じ失敗を何度繰り返そうとも、マイルズとの友情は不変なんだろうね。愛より友情。そんなこと言ってる気がした。
しかし、ワインに関するウンチクをたっぷり盛り込んだ本作は、とてもワインを飲みたくさせる映画であり、その点は素敵だ。ポール・ジアマッティがワインの知識をペラペラ語り、そしてじっくりと賞味している時のあの活き活きとした表情。なんと楽しそう。ワインを選ぶ時、葡萄の品種なんて気にしたことも無かったが、これからは意識してみようか・・・なんて言っても俺が買うワインなんてボトル1000円以下の安物ばかりさ。
ちなみに私の好きなワインはカルロ・ロッシ。1.5リットル1000円前後で売られる超安物カリフォルニアワイン(辛口)ですが、何杯飲んでも飽きない。原料の葡萄の品種は知りません。マイルズの飲み方がおいしそうだったので、真似て飲んでみましたが所詮安物でした。
他、いい台詞
「もう人生を半分すぎたのに、まだ何も達成していない」
ひと事じゃなくなりつつあるよ。
追記
アレクサンダー・ペインの出世作「アバウト・シュミット」
ジャック・ニコルソンが普通のおじさんを演じた、と評判になった映画でした。私は異常なおじさんを演じるジャックの方が好きですが。
アバウト・シュミットとサイドウェイ、負け組人間たちへの応援歌・・・なんかその、「黄昏」時々「切なさ」のち「希望」・・・みたいなとこは悪くないが・・・まだ彼の映画を楽しめるほど人生経験は積んでいない
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「人生は極上のワインのように、そのピークを迎える日まで熟成していき、複雑味を増す。それからはゆっくり坂を下っていくが、ピークを過ぎた味わいも捨てがたい。」やはりこれですね!
この映画を完璧に感情移入できるほど年を重ねてはいませんがそれでもなんだかじわぁと染みる映画でした。年をとって絡もう一度みたいですね。
そんな台詞さらっと言える人間になってみたいですね。ていうか、そんな台詞をさらっと書けるから脚本賞とか獲れるんすかね
>ななな様
まあ、でもアメリカ映画によくこんなシーンがある。
あきらかに車で駆け付けて、泊まるでもなく、すぐ帰るシチュエーションなのに「何か飲む?」「スコッチを」
あるいはなみなみ注いだウィスキーをストレートでイッキのみ。
「悪魔のような女」という少し前の映画で、シャロン・ストーンとイザベル・アジャーニがチャズ・バルミンテリを殺そうとして、睡眠薬入れたバーボンを飲ますのだが、でかいグラスにストレートで並々注ぎ、あおってイッキ飲みさせる。薬の利きが悪いとみるや、3杯、4杯とイッキのみさせる・・・薬いらねーよ、とか思ったけど、アメリカ人(白人)はあんなもんなのかもしれません。
それでも酔っぱらうにはマイルズのように浴びるように飲まなくてはならないのでしょうか
サイドウェイ、私は10点満点で8点くらいでした。
ワイン好きだったら、もっと高得点になっただろうなぁという映画でした。キャラクター4人のアンサンブルがよかったですね♪特にマヤを演じたヴァージニアン・マドセンが輝いていたなぁ。それぞれの性格がワインの性質のメタファーになっていた所がよかったですね。
みなさんに、10点満点でコメントに採点してもうおうという企画を始めてみました。またお時間のある時にお立ち寄り下さい。