お気に入りの台詞はあった? 私としては・・・
「忘却はよりよき前進を生む」
引用だけど
「この記憶ももうすぐ消えるわ。どうする?」
「楽しもう」
とてもお気に入りのショット。めずらしく画像を付けてみた。私のヘボいネット環境では重くなるのであんまやりたくないのだが・・・
このショットが好きという人は沢山いるだろうから、ミーハーっぽいけど・・・このショットのポスター欲しい!!
記憶を扱った映画・・・そりゃま、すべての人間は記憶をもとに行動し、知識は記憶に完全に依存しているわけで、全ての映画は記憶を扱った映画なわけです。そんな広義の記憶ではなく、脳の機能としての記憶を扱った映画となると・・・それは「記憶喪失」に代表されるような本来当然あるべき機能の一部または全部が働かなくなった状態を扱う映画がメインである。
昔昔の映画だがマーヴィン・ルロイが監督した「心の旅路」はご都合主義なメロドラマだが泣かされた。
「心の旅路」・・・終戦に沸き立つロンドンで一人の記憶喪失の男が踊り子と出会い恋をして結婚して子供が出来て引っ越して・・・そんで働き口が見つかったので都会に行くと、そこで交通事故に遭う。そしたらなんと記憶が元に戻り、引替えに記憶喪失の時の記憶を失う。しかも記憶が戻ってみれば、な・なんと彼は大会社の社長の御蔵子!!家に戻れば親爺の葬式で唯一の遺産相続人突然の帰還!!さて彼は記憶喪失時代の記憶を取り戻せるのか!!!???
記憶喪失なら枚挙に暇がない。「ボーン・アイデンティティ」だってそうだ。記憶はなくとも体は覚えていた。
「ボーン・アイデンティティ」・・・記憶喪失の男は何故かマーシャルアーツの達人であり危機となれば体が勝手に攻撃する。おまけになんか知らんが度胸抜群で、覚えてないけど銃の操作に精通。しかも自分名義の貸し金庫には様々な国籍のパスポートやら拳銃やらろくでもないものがぎっしり!!お・・俺は一体何ものなんだぁぁ!!! ボーンの孤独な自分探しが始まる(犠牲者多数)
「ゴッド・ギャンブラー」で賭神としての記憶を失ったチョウ・ユンファの演技は感動を越えて感銘を与えた。
「ゴッド・ギャンブラー」・・・生きる伝説の賭博士"賭神"(チョウ・ユンファ)は今日も日本での大試合に余裕の圧勝。百万ドルの微笑(香港ドル)を浮かべているところだ。そんな時彼は"賭神"に憧れる青二才ギャンブラー(アンディ・ラウ!!)たちの喧嘩に巻き込まれ記憶を失い、しかも、おまけに精神が幼児化してしまう。もともと写真を嫌い誰も素顔を知らなかった"賭神"。そうと知らずに彼を助け兄貴面する青二才ギャンブラー。そのころ"賭神"の命を狙う悪のギャンブラーたちも彼を探しており・・・
観てないけど「冬のソナタ」だってそうじゃんか。「記憶を失う」というのは映画を都合良く盛り上げ、サスペンスやミステリーのための(脚本家の)武器となり、登場人物を愛すべき無垢/純真キャラに変えることができ、映画にある種の喪失感を容易に与えることができる。その設定は脚本家によって安易に使われることが多い。
(ていうか上の文章書いてたら、記憶喪失映画ってまるでバカ映画大会みたく思えてくるから不思議)
だが先に述べたように「記憶」を扱うとは「人生」とか「人間」を描くことに他ならないはずなのである。記憶を武器にサスペンスを盛り上げつつ、生きるって何だ!?という深い哲学も内包させた映画は少ない。無いわけじゃない。「メメント」を観よ。傑作だ
「メメント」・・・10分ごとに記憶を失う男がにっくき妻殺しの犯人を探すハードボイルド。この映画の凄さは、時間を遡るストーリー展開とすることで、観客が記憶喪失を体感できるところだ。 「あれ、俺なんで走ってるんだろう?? あ、向こうにも走ってる奴・・そうか、あいつを追ってるとこだったんだ。よーし、待てえ」ズキューン!!「うひー撃ってきやがった!!、あいつを追ってるんじゃない!!あいつに追われてるんだ!!」そんなシーンが盛りだくさんで主人公ともども記憶の闇を手探りで進んでく怖さがあるのです
あまりに長い前置きですみません。
で、やっと本作の話になりますが、これは「記憶喪失」ものとして極めて珍しい映画である。
こんな記憶喪失映画、見たことも考えたこともない。ここが重要だ。似たようなストーリーの映画ばかりが蔓延する中で、見たことないと思わせるのはそれだけで凄い。
と同時に、これはとっつき安いロマンチックな恋愛映画である。記憶とは人生だ、みたいなことを書いたけど、この映画では「人生」とまで大げさな内容にはしていない。もっとこじんまりしたラブ・ストーリーというジャンル限定としたことで、一般大衆に幅広く浸透可能な娯楽映画となった。
おまけに荒唐無稽なお遊び映画となる。従来の「記憶喪失」系映画のように脚本家が安易にキャラの記憶を消したり戻したりすることでドラマやサスペンスを都合良く盛り上げたりせず、脳の中で魂が逃避行を続ける妙な映画となった。「記憶」つまり「過去」を行ったり来たり、複雑で把握困難なシュールな映画になる恐れたっぷりなのに、よく整理された脚本は観る側の混乱を最小限に抑えて、複雑なはずの構成をギャグと化すことで見てて楽しいものにしてしまう。
複雑ストーリーなのに混乱しないで済むのは、「ゴールの提示」と「ちょっとした設定の妙」にもよる。
ゴールの提示・・・これは明らかにハッピーエンドへと向かう恋の修復の物語なのだ。主人公(ジム・キャリー)の目指すところ、彼の望むゴールがハッキリしているから観る側は一瞬混乱してもすぐ元の道にもどれるのだ。
ちょっとした設定・・・ケイト・ウィンスレットの髪。単にパンクでポップな女の子を表すだけのものではない。髪の色はエピソードの時系列を明示する。あの頃は赤、この時は青・・・と色によって観る側にエピソードの順序を整理しやすくさせている。
多くの人間にこんなの初めて!!と驚嘆させる不思議ストーリー。複雑なストーリーは作り手の自己満足に陥らず観るものへの配慮もしっかりしていて、遊園地のような楽しさいっぱい、おまけにスターぞろぞろで安心して観れるラブストーリーとくれば取っ付きやすさは抜群。
「記憶」を使って過去へのトリップをたっぷり描きながら、最終的には二人のカップルの希望溢れる未来へと繋ぐ・・・人生哲学というほどではないが、作り手の楽観的な思想がはっきりと根付いており単なる小遣い稼ぎの映画ではない芯の太さもある。
正直いって、してやられた・・という感じ。
人気脚本家チャーリー・カウフマン。ただ者ではない。しかし脚本だけの映画ではなく、監督(ミシェル・ゴンドリー)のリズミカルなセンス、どこか一歩引いたような視線なども重要と思う。
ジム・キャリー上手かった。暗いキャラを自然体で力抜いて演じていてイヤミがない。そうかと思えば記憶トリップで子供時代に戻ったときの演技はコメディアン・ジム・キャリーの真骨頂。幼児化した"賭神"を演じたユンファと勝負だ!!
ケイトも上手かった。何より楽しそうだった。「ネバーランド」より遥かにいい。時代ものヒロインより現代的ヒロインの方が向いている。
イライジャ。指輪の後遺症で小悪党になっちゃったのか? 作家性のある作品を選んで出るって辺り、若手はみんなやってるから面白味ないけど、いいぞ。
トム・ウィルキンソン。博士っぽい。若い娘の誘惑にメロメロになる中年野郎ぶりに、アカデミー受賞経験ありの余裕が見える。
ただ・・キルステン・ダンスト。この限りなく完璧な映画に、強いて苦言を呈すなら、彼女が演じたキャラかな。性格がころころ変わり、その感情的な反応で皆に影響を与えるが、いささか「ストーリー展開に苦しんだ脚本家がなんとか話を繋げるために作った都合のいいキャラ」だったように思う。キルステン・ダンストとしては、つかみようのないキャラを何も考えずに台詞に感情入れて読むだけのキャラ作りで無難に演じてはいるが・・・にしてもすっかりフェロモンギャル。昔可愛い女の子だったが、ドリュー・バリモアと同じ進化
最後に一言
面白かったけど、愛も恋も知らない中学生くらいの時に観たかったなあ
↓面白かったらクリックしてね
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
「忘却はよりよき前進を生む」
引用だけど
「この記憶ももうすぐ消えるわ。どうする?」
「楽しもう」
とてもお気に入りのショット。めずらしく画像を付けてみた。私のヘボいネット環境では重くなるのであんまやりたくないのだが・・・
このショットが好きという人は沢山いるだろうから、ミーハーっぽいけど・・・このショットのポスター欲しい!!
記憶を扱った映画・・・そりゃま、すべての人間は記憶をもとに行動し、知識は記憶に完全に依存しているわけで、全ての映画は記憶を扱った映画なわけです。そんな広義の記憶ではなく、脳の機能としての記憶を扱った映画となると・・・それは「記憶喪失」に代表されるような本来当然あるべき機能の一部または全部が働かなくなった状態を扱う映画がメインである。
昔昔の映画だがマーヴィン・ルロイが監督した「心の旅路」はご都合主義なメロドラマだが泣かされた。
「心の旅路」・・・終戦に沸き立つロンドンで一人の記憶喪失の男が踊り子と出会い恋をして結婚して子供が出来て引っ越して・・・そんで働き口が見つかったので都会に行くと、そこで交通事故に遭う。そしたらなんと記憶が元に戻り、引替えに記憶喪失の時の記憶を失う。しかも記憶が戻ってみれば、な・なんと彼は大会社の社長の御蔵子!!家に戻れば親爺の葬式で唯一の遺産相続人突然の帰還!!さて彼は記憶喪失時代の記憶を取り戻せるのか!!!???
記憶喪失なら枚挙に暇がない。「ボーン・アイデンティティ」だってそうだ。記憶はなくとも体は覚えていた。
「ボーン・アイデンティティ」・・・記憶喪失の男は何故かマーシャルアーツの達人であり危機となれば体が勝手に攻撃する。おまけになんか知らんが度胸抜群で、覚えてないけど銃の操作に精通。しかも自分名義の貸し金庫には様々な国籍のパスポートやら拳銃やらろくでもないものがぎっしり!!お・・俺は一体何ものなんだぁぁ!!! ボーンの孤独な自分探しが始まる(犠牲者多数)
「ゴッド・ギャンブラー」で賭神としての記憶を失ったチョウ・ユンファの演技は感動を越えて感銘を与えた。
「ゴッド・ギャンブラー」・・・生きる伝説の賭博士"賭神"(チョウ・ユンファ)は今日も日本での大試合に余裕の圧勝。百万ドルの微笑(香港ドル)を浮かべているところだ。そんな時彼は"賭神"に憧れる青二才ギャンブラー(アンディ・ラウ!!)たちの喧嘩に巻き込まれ記憶を失い、しかも、おまけに精神が幼児化してしまう。もともと写真を嫌い誰も素顔を知らなかった"賭神"。そうと知らずに彼を助け兄貴面する青二才ギャンブラー。そのころ"賭神"の命を狙う悪のギャンブラーたちも彼を探しており・・・
観てないけど「冬のソナタ」だってそうじゃんか。「記憶を失う」というのは映画を都合良く盛り上げ、サスペンスやミステリーのための(脚本家の)武器となり、登場人物を愛すべき無垢/純真キャラに変えることができ、映画にある種の喪失感を容易に与えることができる。その設定は脚本家によって安易に使われることが多い。
(ていうか上の文章書いてたら、記憶喪失映画ってまるでバカ映画大会みたく思えてくるから不思議)
だが先に述べたように「記憶」を扱うとは「人生」とか「人間」を描くことに他ならないはずなのである。記憶を武器にサスペンスを盛り上げつつ、生きるって何だ!?という深い哲学も内包させた映画は少ない。無いわけじゃない。「メメント」を観よ。傑作だ
「メメント」・・・10分ごとに記憶を失う男がにっくき妻殺しの犯人を探すハードボイルド。この映画の凄さは、時間を遡るストーリー展開とすることで、観客が記憶喪失を体感できるところだ。 「あれ、俺なんで走ってるんだろう?? あ、向こうにも走ってる奴・・そうか、あいつを追ってるとこだったんだ。よーし、待てえ」ズキューン!!「うひー撃ってきやがった!!、あいつを追ってるんじゃない!!あいつに追われてるんだ!!」そんなシーンが盛りだくさんで主人公ともども記憶の闇を手探りで進んでく怖さがあるのです
あまりに長い前置きですみません。
で、やっと本作の話になりますが、これは「記憶喪失」ものとして極めて珍しい映画である。
こんな記憶喪失映画、見たことも考えたこともない。ここが重要だ。似たようなストーリーの映画ばかりが蔓延する中で、見たことないと思わせるのはそれだけで凄い。
と同時に、これはとっつき安いロマンチックな恋愛映画である。記憶とは人生だ、みたいなことを書いたけど、この映画では「人生」とまで大げさな内容にはしていない。もっとこじんまりしたラブ・ストーリーというジャンル限定としたことで、一般大衆に幅広く浸透可能な娯楽映画となった。
おまけに荒唐無稽なお遊び映画となる。従来の「記憶喪失」系映画のように脚本家が安易にキャラの記憶を消したり戻したりすることでドラマやサスペンスを都合良く盛り上げたりせず、脳の中で魂が逃避行を続ける妙な映画となった。「記憶」つまり「過去」を行ったり来たり、複雑で把握困難なシュールな映画になる恐れたっぷりなのに、よく整理された脚本は観る側の混乱を最小限に抑えて、複雑なはずの構成をギャグと化すことで見てて楽しいものにしてしまう。
複雑ストーリーなのに混乱しないで済むのは、「ゴールの提示」と「ちょっとした設定の妙」にもよる。
ゴールの提示・・・これは明らかにハッピーエンドへと向かう恋の修復の物語なのだ。主人公(ジム・キャリー)の目指すところ、彼の望むゴールがハッキリしているから観る側は一瞬混乱してもすぐ元の道にもどれるのだ。
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「記憶」を使って過去へのトリップをたっぷり描きながら、最終的には二人のカップルの希望溢れる未来へと繋ぐ・・・人生哲学というほどではないが、作り手の楽観的な思想がはっきりと根付いており単なる小遣い稼ぎの映画ではない芯の太さもある。
正直いって、してやられた・・という感じ。
人気脚本家チャーリー・カウフマン。ただ者ではない。しかし脚本だけの映画ではなく、監督(ミシェル・ゴンドリー)のリズミカルなセンス、どこか一歩引いたような視線なども重要と思う。
ジム・キャリー上手かった。暗いキャラを自然体で力抜いて演じていてイヤミがない。そうかと思えば記憶トリップで子供時代に戻ったときの演技はコメディアン・ジム・キャリーの真骨頂。幼児化した"賭神"を演じたユンファと勝負だ!!
ケイトも上手かった。何より楽しそうだった。「ネバーランド」より遥かにいい。時代ものヒロインより現代的ヒロインの方が向いている。
イライジャ。指輪の後遺症で小悪党になっちゃったのか? 作家性のある作品を選んで出るって辺り、若手はみんなやってるから面白味ないけど、いいぞ。
トム・ウィルキンソン。博士っぽい。若い娘の誘惑にメロメロになる中年野郎ぶりに、アカデミー受賞経験ありの余裕が見える。
ただ・・キルステン・ダンスト。この限りなく完璧な映画に、強いて苦言を呈すなら、彼女が演じたキャラかな。性格がころころ変わり、その感情的な反応で皆に影響を与えるが、いささか「ストーリー展開に苦しんだ脚本家がなんとか話を繋げるために作った都合のいいキャラ」だったように思う。キルステン・ダンストとしては、つかみようのないキャラを何も考えずに台詞に感情入れて読むだけのキャラ作りで無難に演じてはいるが・・・にしてもすっかりフェロモンギャル。昔可愛い女の子だったが、ドリュー・バリモアと同じ進化
最後に一言
面白かったけど、愛も恋も知らない中学生くらいの時に観たかったなあ
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
個人的には最後のお互いの嫌なところをわかってても「いいさ」って言葉が印象に残っています。
「楽しもう」
私もこの台詞は大好きです。
個人的には今この歳だからこそ感動できた作品だと思いました。
恋人との素敵な楽しい思い出、嫌な思い出、すべて記憶から消してしまっても、やはりあの時二人が惹かれあったのは、なんとも説明がつかない引力なようなもの。だからこそ記憶をなくした二人が惹かれあうのも当然のこと。でもあの作品の本編は、「記憶をなくした二人が出会い、そして真実を知ってから」だったような気もしますが。
「記憶」という、なんとも曖昧でしかし明らかに「その人個人」を作り出しているという微妙に難しい(笑)テーマと、「恋愛」という非常に身近であり、あこがれであり、不安であり、生きるパワーであるものと、なんと言っても今まで見たこともないような「ストーリー設定」で、今一押しの作品です!
でもこの作品、「訳わかんな~い」とか言う人、多そうですよね・・・
「私の名前でからかわないでね」っていう
クレメンタインの最初の自己紹介のセリフ。
多分毎回初対面の人にはこれを言ってるんだろうなって設定ですよね、、誰もが知ってる曲(僕らでも
知ってますもんねえ;;)なのに知らないって「ヘンな人」ってのがあとの海辺のシーンに利いていて上手いなあと思いました。(ほぼクレメの思惑通りにからかわれる)
しかし、記憶に関する映画で「ゴッド・ギャンブラー」
引き合いに出されているので面白かったです。^^
すみません誤って2回もトラバ貼ってしまいました;;;;;
あの詩がよかったなぁ。
もし私が愛も恋も知らない中学生のときにこの映画を見てたら
今と同じぐらいの感動はできなかったかも。
私の場合はたーくさん辛い経験があったから感動できたように思います
>chishi様
そうですね。たしかに大人になって観るからこそ感動できる映画ではあるし、実際私もそれだから感動したのですが、反面、何も知らなかったころに見て、「恋愛してみてーー!!」って思ってみたかったなあ・・とそう思ったわけです。
中学生の意見が聞きたいです
>ななな様
ほんとに素敵な映画でした。
「いいさ」って、現実ではちゃんと言えるかな?言いたいね
>ふゆ様
うーむ・・・結構わかりやすいと思うのですが
たとえ話がわかんなくても、記憶の中を行き来する楽しさは感じてほしいですね。
>kazupon様
「愛しのクレメンタイン」は誰もが知ってるけど、それが使われた映画は寝てしまって覚えてなかったりする(ジョン・フォードの名作と言われてる映画なんだけど)。
「ゴッド・ギャンブラー」いいよね!!
クドカンを過大評価とお思いでしょうけれども、今の日本でこれほど革新的な(パクリは多いが、いやトレースというべきですか)脚本を書く人はいないと思いませんか?作品のレベルに差こそあれ、常に人とは違うものを作ろうという意気込み、僕はは買いです。
もちろんカウフマンは別格です。
「木更津キャッツアイ」はつまんなかったです。とはいってもあれは監督のセンスの無さが問題であって、脚本はめちゃくちゃなエピソードの羅列をしっかりと一つの着地点めがけて強引に引っ張っていくところに力量を感じます。才能がないとああはまとめられないでしょう
「69」は個人的にはちょっと買えない。原作通りなのかもしれないけど、切実な感じが決定的に足りないのは青春映画のシナリオとして致命的だったように思います。
言われる通りクドカンは新しいものを書こうとする野心があるところがいいです。
でもカウフマンと比べちゃうとなぁ
心の旅路ははまって大泣きしますね(笑)。メメントも映画として素晴らしい出来でしたね。
印象に残ったセリフ
さよならを言ったことにしましょう
と最後に記憶のクレメンタインが
言うところです。