華氏451度 [監督:フランソワ・トリュフォー]

個人的評価: ■■■■□□
[6段階評価　最高：■■■■■■(めったに出さない)、最悪：■□□□□□(わりとよく出す)]

トリュフォーの撮った英語作品。
原作はレイ・ブラッドベリのSF小説。
華氏451度とは、紙の燃える温度。
本の所有が禁止された近未来世界。住居は耐火構造が義務づけられており、消防士たちは火炎放射器を持って本を燃やしに行く。

本をたっぷり隠していたばあさんの家に急行する消防隊。
集めた本を燃やすのだが、その中に本作の音楽担当のバーナード・ハーマンの本があったり、カイエ・デュ・シネマと思しき映画評論本があったりするのが、トリュフォーなりのいたずらだろう。

この世界では映画の脚本も燃やされてしまうのだろうか?

ブック・ピープルと呼ばれる人たちの秘密集落が出てくる。一人一冊ずつ本を丸暗記して原本は燃やしてしまうそうな
ブラッドベリの「火星年代記」を丸暗記している奴も出てくる。
彼らは死に際して子供に丸暗記した本の内容を伝授する。
俺ならどんな本を丸暗記しようか・・・
トリュフォー著の「ヒッチコック映画術」にしよう!!

なかなか面白かったが、特別すごい傑作というわけでもない
バーナード・ハーマンの音楽は美しくて印象深い。

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