個人的評価: ■■■■■□
[6段階評価 最高:■■■■■■、最悪:■□□□□□]
あの銃弾とキックの飛び交うIQ超低空乳酸値極大な筋肉祭り「エクスペンダブルズ2」をリピート鑑賞。
前回はシルベスターのつば飛ばしながらの熱演と、アーノルドの俳優復帰に敬意を表して、本人たちの肉声(筋肉声)と字幕で鑑賞したわけだが、あまりの面白さに家族会議で再鑑賞が決定し、今度は吹き替えで観ることになった。
シルベスターの声はささきいさお。
ヤマト、999などアニソンの帝王としてあまりに有名なお方だが、洋画ファンには声優としての仕事も印象深い。
特に印象的なのはテレビドラマの「ナイトライダー」での、主人公マイケル・ナイトの声だ。そしてシルベスターの声も持ち役。
無駄に熱苦しく汗とつばまき散らしながら感情的に喋るシルベスターにはささきいさおの湿度のある声がよく似合う。
シュワルツェネッガーの声は玄田哲章。
何しろ当たり役がサイボーグなシュワさん。熱苦しいスタさんと違いどの役も感情が微妙に伴っていない。玄田さんはそんなシュワのキャラにおける微妙な無感情さを完璧に演じられている。玄田さんの声と言えば私としては「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」におけるコンボイ司令(実写映画版ではオプティマスプライムだとかいうめんどくさい名前になっている。実写版のオプティ~の声も玄田さんが担当)の声が印象深い。
一方で玄田哲章といえば、ドルフ・ラングレンも持ち役だし、スティーブン・セガールも持ち役だ。アクション筋肉バカの声といえば玄田さんなのだ。さすがに同一作で一人二役は無理があるので「エクスペンダブルズ2」のドルフ・ラングレンは大塚明夫が担当して、これも粗暴なドルフ演じるガンナー役にぴったりであった。
出番が少しだったがジェット・リーはシャアの池田秀一だ。ヴァン・ダムの声は何をやってもかっこいい山寺宏一。
もう声聞いてるだけで戦場気分な布陣だ。
ブルース・ウィリスの声と言えば、故・野沢那智さんが、スタローン=ささきいさお、シュワ=玄田哲章と同じくらい鉄板だった。
野沢那智の吹き替えはブルース本人よりダイハードな感じだった。そんな野沢那智さんの代わりにダイハツ ミラ イースのCMでブルースと共演した綿引勝彦さんが担当。野沢那智印象が強すぎて若干の違和感を感じたが、こうしたブルースつながりでの起用は結構好き。
エクスペ2と全然関係ないが、その昔クリント・イーストウッドの声と言えば故・山田康夫が鉄板だった。ルパンと同じくらい山田さんの声じゃないイーストウッドなんてあり得なかった。
しかし山田さんは亡くなった。そしてあるとき「スペース・カウボーイ」のDVDを日本語吹き替えで観てみたら、イーストウッドの声を小林清志さんが吹き替えていた。ルパンの仕事を次元が引き継いでるッッッとなんかうれしくなったものだ。
------
二回目鑑賞で、サイモン・ウェストって監督、うまい人だと思った。いろいろわかっている。
ジェット・リーのアクションではカット少なめ。わかってる。
スタ、シュワ、ブルースの三人の場面はできるだけワンカットで撮る。わかってる。
ジェイソン・ステイサムとスコット・アドキンスの闘い。キックの打点の高さ、打撃技から投げ技へのコンビネーション、それでいてどっちがどっちだかわかるように撮ってる。
ラスト、マギーの目線でのスタローンのショット。離陸するヘリコプターからこちらを見上げるスタローン。ここはマギー目線だから彼女の心情でのショットになるはずだが、不思議と心に残るのはスタローンの方の寂しげな心情。俺といると不幸にするといって好意をよせるマギーにつれなくするスタローンの気持ちが、ショットの中で次第に小さくなるスタローンの姿と反比例して膨らんでいく。かえしのマギーのショットがあったかなかったか覚えてないが、視点を移動しながらエモーションの軸はぶれない。こういうところ、うまい監督なんだと思う。
そして妻が言っていたが、あの三バカ(スタ、シュワ、ブルース)がワンショットに映ると比較対象効果で僅差で若干かっこいいスタローンに助けられたくなるのだそうだ。その点誰の映画かちゃんとわかっている。こういうところもサイモン・ウェストはうまい。
とにかくアクション好きも声優好きも「エクスペンダブルズ2」は必見だぜ
********
ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
この企画が講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という雑誌に掲載されました。2010年12月15日発行。880円
------------
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
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あの銃弾とキックの飛び交うIQ超低空乳酸値極大な筋肉祭り「エクスペンダブルズ2」をリピート鑑賞。
前回はシルベスターのつば飛ばしながらの熱演と、アーノルドの俳優復帰に敬意を表して、本人たちの肉声(筋肉声)と字幕で鑑賞したわけだが、あまりの面白さに家族会議で再鑑賞が決定し、今度は吹き替えで観ることになった。
シルベスターの声はささきいさお。
ヤマト、999などアニソンの帝王としてあまりに有名なお方だが、洋画ファンには声優としての仕事も印象深い。
特に印象的なのはテレビドラマの「ナイトライダー」での、主人公マイケル・ナイトの声だ。そしてシルベスターの声も持ち役。
無駄に熱苦しく汗とつばまき散らしながら感情的に喋るシルベスターにはささきいさおの湿度のある声がよく似合う。
シュワルツェネッガーの声は玄田哲章。
何しろ当たり役がサイボーグなシュワさん。熱苦しいスタさんと違いどの役も感情が微妙に伴っていない。玄田さんはそんなシュワのキャラにおける微妙な無感情さを完璧に演じられている。玄田さんの声と言えば私としては「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」におけるコンボイ司令(実写映画版ではオプティマスプライムだとかいうめんどくさい名前になっている。実写版のオプティ~の声も玄田さんが担当)の声が印象深い。
一方で玄田哲章といえば、ドルフ・ラングレンも持ち役だし、スティーブン・セガールも持ち役だ。アクション筋肉バカの声といえば玄田さんなのだ。さすがに同一作で一人二役は無理があるので「エクスペンダブルズ2」のドルフ・ラングレンは大塚明夫が担当して、これも粗暴なドルフ演じるガンナー役にぴったりであった。
出番が少しだったがジェット・リーはシャアの池田秀一だ。ヴァン・ダムの声は何をやってもかっこいい山寺宏一。
もう声聞いてるだけで戦場気分な布陣だ。
ブルース・ウィリスの声と言えば、故・野沢那智さんが、スタローン=ささきいさお、シュワ=玄田哲章と同じくらい鉄板だった。
野沢那智の吹き替えはブルース本人よりダイハードな感じだった。そんな野沢那智さんの代わりにダイハツ ミラ イースのCMでブルースと共演した綿引勝彦さんが担当。野沢那智印象が強すぎて若干の違和感を感じたが、こうしたブルースつながりでの起用は結構好き。
エクスペ2と全然関係ないが、その昔クリント・イーストウッドの声と言えば故・山田康夫が鉄板だった。ルパンと同じくらい山田さんの声じゃないイーストウッドなんてあり得なかった。
しかし山田さんは亡くなった。そしてあるとき「スペース・カウボーイ」のDVDを日本語吹き替えで観てみたら、イーストウッドの声を小林清志さんが吹き替えていた。ルパンの仕事を次元が引き継いでるッッッとなんかうれしくなったものだ。
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二回目鑑賞で、サイモン・ウェストって監督、うまい人だと思った。いろいろわかっている。
ジェット・リーのアクションではカット少なめ。わかってる。
スタ、シュワ、ブルースの三人の場面はできるだけワンカットで撮る。わかってる。
ジェイソン・ステイサムとスコット・アドキンスの闘い。キックの打点の高さ、打撃技から投げ技へのコンビネーション、それでいてどっちがどっちだかわかるように撮ってる。
ラスト、マギーの目線でのスタローンのショット。離陸するヘリコプターからこちらを見上げるスタローン。ここはマギー目線だから彼女の心情でのショットになるはずだが、不思議と心に残るのはスタローンの方の寂しげな心情。俺といると不幸にするといって好意をよせるマギーにつれなくするスタローンの気持ちが、ショットの中で次第に小さくなるスタローンの姿と反比例して膨らんでいく。かえしのマギーのショットがあったかなかったか覚えてないが、視点を移動しながらエモーションの軸はぶれない。こういうところ、うまい監督なんだと思う。
そして妻が言っていたが、あの三バカ(スタ、シュワ、ブルース)がワンショットに映ると比較対象効果で僅差で若干かっこいいスタローンに助けられたくなるのだそうだ。その点誰の映画かちゃんとわかっている。こういうところもサイモン・ウェストはうまい。
とにかくアクション好きも声優好きも「エクスペンダブルズ2」は必見だぜ
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ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
この企画が講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という雑誌に掲載されました。2010年12月15日発行。880円
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さすがエクスペンズの親分だわ(こうじゃなきゃスターの名がすたる)
まるで ゴキブリホイホイに集まってきたゴキブリみたいにおっさん俳優たちが集合しちゃったよ(スタ郎の大号令はスゴい)
ブル夫(→ブルース・ウィリス)は 任務にケチつけてきて 別の任務を押し付けてきやがった(イチイチ けちつけんなてめえでは手を汚さんクセによお)
で 現地に直行したら・・・
悪役ボスの 板三郎(→ジャン・クロード・バンダム)たちが呼ばれてないのに ジャジャジャジャ~ン(戦隊ヒーローみたいにね)
新人エクスペンメンバーのリア坊ちゃん(→リアム・ヘムズワース)の命と プルトニウムの鉱山の見取り図のディスクを奪って逃走( ディスクだけじゃ飽き足りんのかよ)
リア坊のカタキじゃぁ 野郎ども~ いくぞ~と意気込むスタ郎(エクスペンの総量を持って出動じゃ)
さらに 敵のアジト近くに潜入して 朝っぱらからハデに敵の軍隊から奇襲にあっちゃったよ(ホント ツイてねえ)
で、ピンチのときにまたまた ヒーローの登場 チャキ夫(→チャック・ノリス)だよ(なつかしいなぁ~生きてたんだぁって失礼じゃ)
近くの村々じゃ 男の働き手が みんな板三郎にプルトニウム発掘の労働に持ってかれた・・・(このままじゃ 女子供どころか草の根一本たりとも持っていかれるわ)
さあ 板三郎の部隊が 子どもかっさらいに来た(敵襲、敵襲、 ガラン、ガラン)
さっそく ”男祭り”始めるぞぉ、とスタ郎(まずは腕ならし)
鉱山へ出発・・・が 板三郎たちのワナにかかって鉱山に生き埋め(やべえ、油断した)
工学大学で博士号取得したっていうのに爆弾作りしたら 不発に終わったドル仁(→ドルフ・ラングレン) いったい 何を勉強してきたってんだぁ
が ここでまたまたまたヒーロー登場 シュワ彦(アーノルド・シュワルツェネッガー)
ブルドーザーで ジャジャジャジャ~ン(戻ったぞ 合言葉はアイル・ビー・バックじゃ)
さあ 板三郎たちを退治に行くぞと意気込んだら 今度はブル夫が来て ”オレにも男祭りにも参加させろ”と調子のいいこと言ってきたわ・・・さんざん 裏で糸を引いて他人に汚れ仕事ばっかだったクセに おいしいトコは持っていこうとする(呆れるねえ)
空港でハデにやっちゃってくれるぜ”男祭り” もうやりたい放題じゃな(バンバンババァ~ン)
スタ郎と板三郎の一騎打ち・・・(男祭りも佳境になったぜ)板三郎も 格闘術はなかなか・・・(板三郎も”男祭り”の参加者だからね)
うげえとなったのは ユー子(ユ・ナン)の首切り取り・・・ターキーを切り分けられるかと 言われて 切り分けちゃったよ敵将の首を(女性のクセにえげつねえわ)
最後は戦死したリア坊に乾杯と仇を取ったことに祝福
ラストのセリフで ハゲイサム(→ジェイソン・ステイサム)が友の忠告としてスタ郎に ボクシング習ったほうがいいよと言いやがったわ(もう完全にロ〇キーのオマージュやんけ)