『『ジョーズ』(75)の大胆不敵な警察署長ブロディ役で知られる俳優のロイ・シャイダーが、2月10日(日)、リトルロックのアーカンソー大学のメディカル・サイエンス病院で亡くなった。享年75。』
2/11 「VARIETY」より
大胆不敵だったのはロバート・ショウやリチャード・ドレイファスの方では・・・・と思うけど、ともかく好きだった俳優が亡くなると言うニュースは悲しい。
浜辺を監視していたら子供がジョーズに襲われ、その時のロイ・シャイダーの顔アップ(カメラを近づけながらフレームをワイドにするショット。専門用語でなんて言うんですか?)が印象的で、映画撮ろうとする青二才たちがこぞって真似する。もちろんスピより前に色んな人が使っていた撮り方なんだろうけど、「ジョーズでロイ・シャイダーが驚く時みたいな」と言うのが一番わかりやすい表現だった。
頭に何度彼の顔を思い浮かべただろうか・・・
沈みかけたオルカ号のマストの先っちょにへばりついて、鮫の口に突っ込んだボンベをライフルで撃つ前の「くたばれ!化け物!!」(※私は日本語吹き替えでしかジョーズを見たことありません。原語では「笑え!」と言ってたらしい。それもかっこいいな)という台詞も、ロイ・シャイダーの顔とともに思い浮かぶ名台詞だ。
もっとも最初のロイ・シャイダーから受けた影響は、間接的ながら「宇宙刑事シャイダー」を見入ったことだろう。
あとで知ったが、宇宙刑事シャイダーの名前はロイ・シャイダー氏から拝借したという。(ちなみにギャバンはジャン・ギャバンから、スピルバンはスピルバーグから、シャリバンの由来は知らない。ジャスピオンはジャスティス+チャンピオンだっけ?)
青い戦士シャイダーが好きだったからロイ・シャイダーも好きになったのかも知れない。
「君と同じさ、つらいことはたちまち忘れるぜ、ハロー、シャイダー」なんて歌われていたとは、ロイ・シャイダー氏は知らなかっただろう。
「2010年」の彼も、「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンの相棒役も、「マラソンマン」のダスティン・ホフマンの兄役も、印象深い。
今にして思えばハリウッド版トニー・レオンのようなちょっと情けなさげな顔と、それとは裏腹にアクションもバリバリこなす役柄、顔と行動のギャップが、「負けちゃうかもしれない・・・」というほどよい緊張感を与え、多くの映画に貢献してきた。
「ロシアハウス」のCIA作戦部長役も抜け目ない奴という印象をあたえる好演だった。
「蜘蛛女」でマフィアのボスを演じた時はさすがに笑った。
ともかく素晴らしい俳優ロイ・シャイダーはもういない。
あの情けなかっこいい顔はもう観られない。
ご冥福をお祈りいたします。
今日は追悼に宇宙刑事シャイダーの歌を聞き、ジョーズを観よう
********
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
2/11 「VARIETY」より
大胆不敵だったのはロバート・ショウやリチャード・ドレイファスの方では・・・・と思うけど、ともかく好きだった俳優が亡くなると言うニュースは悲しい。
浜辺を監視していたら子供がジョーズに襲われ、その時のロイ・シャイダーの顔アップ(カメラを近づけながらフレームをワイドにするショット。専門用語でなんて言うんですか?)が印象的で、映画撮ろうとする青二才たちがこぞって真似する。もちろんスピより前に色んな人が使っていた撮り方なんだろうけど、「ジョーズでロイ・シャイダーが驚く時みたいな」と言うのが一番わかりやすい表現だった。
頭に何度彼の顔を思い浮かべただろうか・・・
沈みかけたオルカ号のマストの先っちょにへばりついて、鮫の口に突っ込んだボンベをライフルで撃つ前の「くたばれ!化け物!!」(※私は日本語吹き替えでしかジョーズを見たことありません。原語では「笑え!」と言ってたらしい。それもかっこいいな)という台詞も、ロイ・シャイダーの顔とともに思い浮かぶ名台詞だ。
もっとも最初のロイ・シャイダーから受けた影響は、間接的ながら「宇宙刑事シャイダー」を見入ったことだろう。
あとで知ったが、宇宙刑事シャイダーの名前はロイ・シャイダー氏から拝借したという。(ちなみにギャバンはジャン・ギャバンから、スピルバンはスピルバーグから、シャリバンの由来は知らない。ジャスピオンはジャスティス+チャンピオンだっけ?)
青い戦士シャイダーが好きだったからロイ・シャイダーも好きになったのかも知れない。
「君と同じさ、つらいことはたちまち忘れるぜ、ハロー、シャイダー」なんて歌われていたとは、ロイ・シャイダー氏は知らなかっただろう。
「2010年」の彼も、「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンの相棒役も、「マラソンマン」のダスティン・ホフマンの兄役も、印象深い。
今にして思えばハリウッド版トニー・レオンのようなちょっと情けなさげな顔と、それとは裏腹にアクションもバリバリこなす役柄、顔と行動のギャップが、「負けちゃうかもしれない・・・」というほどよい緊張感を与え、多くの映画に貢献してきた。
「ロシアハウス」のCIA作戦部長役も抜け目ない奴という印象をあたえる好演だった。
「蜘蛛女」でマフィアのボスを演じた時はさすがに笑った。
ともかく素晴らしい俳優ロイ・シャイダーはもういない。
あの情けなかっこいい顔はもう観られない。
ご冥福をお祈りいたします。
今日は追悼に宇宙刑事シャイダーの歌を聞き、ジョーズを観よう
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彼の主演作では「ブルーサンダー」を偏愛しております。
「スターウォーズ ジェダイの復讐」をやってた映画館の次作で、「SW」のシリーズ完結を汚した犬猿みたいなイゥォークへの怒りを、受け止めてくれたのが彼とヘリコプターでした。
私の中では、世界一サングラスが似合う男やと思ってます。
そうそうロイ・シャイダーでした!!
ちなみに宇宙刑事シャイダーの挿入歌に
「青いイナズマ」という歌がありました。
♪闇にきらめく青いイナズマ
♪正義の光だ、おお、シャイダー
(唄 串田アキラ)
ロイ・シャイダー=ブルーサンダー・・・を意識した歌だったのかもしれません・・・なわけないか
特にラストでハル9000をカットするための計算機がすでに全く役に立たなかったのだと知った後…。
監督の編集ミスなのかそれとも演出なのか、一回座席に座ってパネルに向かった後、だれと言うわけでなく振り向いてもう一度微笑むショット・・・。
とても気になってしまい何度も見返して、アトム実写版で衣装から何からこのシーンの雰囲気をパクらせてもらいました(笑)
ご冥福をお祈りします。
(大昔、宇宙刑事シャイダー をぱくって 宇宙探偵ギャイダー という映画を撮ったことは内緒です)
「2010」は意外と好きです。
効果音もオリジナル音楽もついて、普通のSF映画みたいで、中学のガキには難解な「2001」より面白く感じたものです。
あのロイ・シャイダーの情けなさは「アポロ」のトム・ハンクスにも「ライトスタッフ」のエド・ハリスにもない独特の悲壮感とハラハラ感を漂わせて作品を落ち着かせていたのかもしれません
ちなみに私は小学のころオリジナル小説「ギャシャリバン」を書いたことがあります。シャイダー関係ねーや