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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

特捜戦隊デカレンジャー フルブラスト・アクション

2004-11-03 21:32:11 | 映評 2003~2005
これほどすさまじく面白い映画はない。
単純明快なストーリーに華麗なアクション。
テレビシリーズの全要素が詰まっていて、テレビシリーズを観ていない人の入門用にも最適だ。センちゃんの逆立ち推理も、ジャスミンのサイコメトリングも、テツの「ナンセンス」も、ウメコの入浴シーンも(ゲスト出演の新山千春まで入浴するぞ)、全部ある。おまけに人気No.1のデカマスターが最強ぶりを発揮しておいしいところを全部さらっていく。
名セリフ
時間を止める能力を持つマリー(新山千春)がウィルスを注入され、一時間後には発症して全人類が滅んでしまう。バン(デカレッド)を裏切ってしまったことを後悔するマリーは、今の内に私を撃ち殺して、とバンに懇願するが、バンはそれを拒否。マリーが時間停止するときと同じ形で指を突き出し、マリーに言う。

「時間を止めたのさ。君の悲しみの時間だけをね」

うぉぉぉぉぉ!!!!超感動

ところで、この映画、露骨なジョン・ウーのパクリが随所にあり、ウー好きとしてはうれしい限りだ。
デカレッドと敵ボスの「超至近距離二丁拳銃銃撃戦」、デカレンジャーロボと敵ロボの「拳銃突き付け合い」
ストーリーなんか、まんま「M:I 2」だし。おまけにバンが捜査のため乗り込むクラブの店名が「Better Tomorrow」だったりするのである。
クライマックス、危機一髪のデカレッドを、ヘリコプター(本物!!)に乗ったデカマスターが銃撃して助けるシーン。観た人みんな「あれは西部警察のパクリだよ」と言って喜んでいるが、これまでのジョン・ウーづくしの状況から察するに、あれはウーの「ブロークン・アロー」のパクリと考える方が自然ではないだろうか?
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