自主映画制作工房Stud!o Yunfat 改め ALIQOUI film 映評のページ

映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析
映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

2010年代映画ベストテン 【6-12】それぞれのベスト_[ブログ「『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記」 aq99 さん]

2020-03-21 00:24:02 | 映画ブロガーとSNS映画レビュアーによる10年代映画ベスト
2010年代映画ベストテン エントリーNo.12
aq99 さん
・ブログ「『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記」管理人

毎年ネット中のブロガー年間映画ベストテンを集計して「ブロガーが選んだ映画ベスト10」を発表しております。
個人的にはキネ旬や秘宝のテンより参考になると思ってます
ブログタイトルから想像できるように「パパもの映画」に弱く、パパ目線批評はいつもキレてます
10年前の「ブロガーの00年代映画ベストテン」に引き続いての参加

----------------------------------------
「aq99」さんの2010年代映画ベストワン

日本映画 『かぐや姫の物語』 (2010)


監督:高畑勲
脚本:高畑勲、坂口理子
音楽:久石譲
美術:男鹿和雄
出演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子

外国映画ベストワン 『家族を想うとき』(2019)

監督:ケン・ローチ
脚本:アポール・ラバーティ
撮影:ロビー・ライアン
編集:ジョナサン・モリス
音楽:ジョージ・フェントン
出演:クリス・ヒッチェン、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター
イギリス映画

----------------------------------------
【エントリー詳細】
****ブロガー&SNS映画レビュアーによる10年代(2010~2019)の映画ベストテン****
【10年代 日本映画ベストテン】

1位『かぐや姫の物語』
2位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
3位『男はつらいよ お帰り寅さん』
4位『散歩する侵略者』
5位『海よりもまだ深く』
6位『小さいおうち』
7位『おおかみこどもの雨と雪』
8位『きみはいい子』
9位『孤狼の血』
10位『バクマン。』

【コメント】

1位の「かぐや姫の物語」は、冒頭15分くらい大好き!!これだけでほぼ百点!!子育ての原点を思い出させてくれ、続く寝返りのシーンは、個人的に名シーン。これを描ける高畑勲の視線は本当にやさしい。また、かぐや姫に、死のメッセージを放り込み、「早来迎絵図」からイメージをもってくるところは、さすが日本文化の研究者だけあるわ。ザ・日本のアニメ。
2位の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、当時、「りんさんエピソードを端折ったんは正解」と、なんとも罰当たりなコメントを書いてました。ここを追加すると、こんなにも新たなものが出来上がるとは、恐れ入りました。ディレクターズカットでこんな変わったのは「ブレードランナー」以来かなー。
3位の「お帰り寅さん」は、亡き人をそれぞれが好きなように感じたらいい映画やと思います。

----
日本映画10年代ベスト監督
 『是枝裕和』(3 点)
 『大根仁』(2 点)
 『湯浅政明』( 1点)

日本映画10年代ベスト女優
 『樹木希林』( 3点)
 『黒木華』( 2点)
 『小池栄子』( 1点)

日本映画10年代ベスト男優
 『リリーフランキー』( 3点)
 『ピエール瀧』( 2点)
 『長谷川博己』( 1点)

【コメント】
監督賞は、 2010年代満遍なく作品発表しかつ、私の評価が高い人を選択基準に。そうすると、山田洋次(3本:私のベスト10に入った本数)・黒沢清(3本)・原恵一(3本)となってしまうので、この三人は永久シード権・ボクシングのダイヤモンド王座のような扱いとすることで、是枝裕和(5本)、大根仁(3本)、湯浅政明(2本)を選びました。2010年代前半のタナダユキ、成島出、後半は白石和彌もお気に入りです。
女優賞は、樹木希林、黒木華で二人決まり、あと一人、永作博美、長澤まさみ、蒼井優、広瀬すず、松岡茉優、と悩みましたが、泣かされることの多かった小池栄子にします!
男優賞は、リリーフランキーで決まり。是枝裕和&大根仁監督作品に出ずっぱりなんで、当然かと。リリーの相方的なピエール瀧も、ドーピング疑惑あるなか、私は許します!早く出てきてほしい!待ってま~~す!!あと1枠は、ベスト10で2作も主演してたら、入れなしゃーないわ。決して大河主演やからやないです。私の好きな映画によく出てた妻夫木聡、高良健吾は、漏れてしまいました。

----------------------------------------
【10年代 外国映画ベストテン】
1位『家族を想うとき』
2位『THE NET 網に囚われた男』
3位『拝啓、愛しています』
4位『レッド・ファミリー』
5位『1987 ある闘いの真実』
6位『わたしは、ダニエル・ブレイク』
7位『ブラック・スワン』
8位『スリー・ビルボード』
9位『グリーンブック』
10位『インビクタス』

【コメント】

ケン・ローチに挟まれる形で韓国映画を4本配置。「家族を想うとき」は、久しぶりに家族全員揃った食事からのドライブシーンにつきます。「幸いにも、君には、君を想ってくれる家族がいる」と言うポリも好き。2位の「THE NET 網に囚われた男」は、「パラサイト」を見た人にぜひおすすめしたい!韓国の格差社会で下の方やったら、北朝鮮の方が幸せかもしれんと思わせる怖さがある。そんな底辺(ってほどでもないけど)でも、3位の「拝啓、愛しています」では、美しいものが描かれていました。

----
外国映画10年代ベスト監督
 『ケン・ローチ』( 3点)
 『キム・ギドク』( 2点)
 『クリント・イーストウッド』( 1点)

外国映画10年代ベスト女優
 『ルーニー・マーラ』(3 点)
 『ジャネール・モネイ』( 2点)
 『キム・テリ』( 1点)

外国映画10年代ベスト男優
 『ライアン・ゴズリング』(3 点)
 『マハーシャラ・アリ』(2点)
 『マット・デイモン』( 1点)

【コメント】
監督賞は、まずケン・ローチ。はい、にわかローチです。1996年公開の「大地と自由」しか見たことなかったけど、ここ最近でこんななってたとは!!まだまだ映画で教えを乞いたい!キム・ギドクは、ず~っと好き!ポン・ジュノより好き!!あと1枠は、日本映画で永久シード権の話をしてたのに、イーストウッド。この10年で7作(うち4本は私のベスト10に入ってる)も撮ってるんで、無視したら、銃で撃たれそう。
女優賞は、ルーニー・マーラが、この10年ではダントツかな~。ジャネール・モネイは、「ドリーム」と「ムーンライト」で、キム・テリは「お嬢さん」と「1987 ある闘いの真実」で好きになりました。
男優賞は、10年代は、なんとなくライアン・ゴズリングかな~と。マハーシャラ・アリは、「グリーンブック」と「ムーンライト」で。マット・デイモンは、男優目当てで、映画を見ることはないけど、実は、彼の映画は高評価多しでした。
----------------------------------------

≪前のエントリー 次のエントリー≫
それぞれのベスト・目次ページへ
2010年代映画ベストテンTOPへ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。