すみちゃんノート

ひまつぶしのいろいろ

絵本からも学ぶ

2015年11月21日 | 四方山話
先日図書館からお借りした何冊かの本の中の一冊で 世界でいちばん貧しい大統領のスピーチという絵本がとても素晴らしいので紹介させて下さい・・

今の子供たちはこんなに良い絵本を手にすることができ羨ましい・・この絵本に触れ何かを感じることができる子供であって欲しいです・・


この絵本は2012年 ブラジル リオデジャネイロで開催された国際会議での地球環境悪化について南米ウルグアイのムヒカ大統領の演説を子供用に絵本にしたものです

ムヒカ大統領は給料の大半を貧しい人のために寄付し 大統領公邸に住まず 農場で奥さんと花や野菜を作って古びた愛車を運転して大統領の仕事に向かうそうです(ウルグアイでは大統領の連続再選が禁止されており 惜しまれつつ退任)

ぜひ手にとり この絵本に触れてみて欲しいと思います
この絵本の中に出てくるムヒカ大統領の演説から一部抜粋させて頂きます・・ムヒカ大統領を検索すると実際の演説も見ることができます

 全人類が今までぜいたくの限りをつくしてきた西洋社会と同じように物を買ったりむだ使いしたりできると思いますか そんな原料が今の世界にあると思いますか・・

 人より豊かになるために情けようしゃのない競争をくりひろげる世界にいながら「心をひとつに、みんないっしょに」などという話ができるのでしょうか だれもが持っているはずの家族や友人や他人を思いやる気持ちはどこにいってしまったのでしょうか

 人の命についてはどうでしょうか すなおに考えてみれば、わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません この惑星に幸せになろうと思って生まれてきたのです

 古代の賢人エピクロスやセネカ、そしてアイマラ民族は言いました 「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく 限りなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがることである」この言葉は人間にとって何が大切かを教えています

 水不足や環境の悪化が今ある危機の原因ではないのです 本当の原因は、私たちが目指してきた幸せの中味にあるのです 見直さなくてはならないのは私たち自身の生き方なのです

 人と人とが幸せな関係を結ぶこと 子供を育てること 友人を持つこと 地球上に愛があること 発展はこれらをつくることの味方でなくてはならない


演説の後には大きな拍手がわきおこったそうです・・

※深く心に沁みる言葉が多く 載せさせて頂きましたが問題があれば削除致します・・




コメント
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