という訳で今日はみなも大会の予選の2試合、
優勝経験者が多く揃った第2試合と、
個性的なデッキが登場する第3試合の様子をお送りします。
お楽しみ下さい。
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予選第2試合(フォックス、MIRA、ゼロ、Shiina)
みなも大会優勝経験者が2人いる上、
残りの2人も他大会での優勝経験を持つという強豪揃いのブロック。
果たしてここから抜け出すのは一体誰なのか。
<<<試合開始>>>
マップは試練の塔(昼)、北西スタート。
唯一天女を引くことの出来たフォックスが鍵を取るが、
その間にShiinaがフリィーキィー+白2で祠待ち。
一方ゼロは次の次の祠横に先回りしつつ、
何と「ガーディアン」を配置。
そして大会出場は久々という「群青の破壊神」MIRAは、
Shiinaが待つ横で何と「KP」を配置。
これでフォックスが攻め込まなければ祠を空けた上に戦闘1番を取るチャンスも得られる反面、
そのまま祠入りした場合はホルダーを吹き飛ばしてしまい、
不利になる可能性も出てくる諸刃の剣だ。
早くも波乱を感じさせる開幕となった。
さて鍵を手に入れたフォックスだが、
ターン開始時点での手札に白は無し。
白2枚を抱えたShiinaへのソリューションが無かったらしく、
アライクパ+黄青緑で立ち往生してしまう。
そして迎えたチェイサーターン、
KPの効果でShiinaは吹き飛ばされ、
その間にMIRAが戦闘1番を獲得。
MIRAの侵略、ベビドーラ+覚醒に対するフォックスの支援は無く、
鍵はあっさりとMIRAの手に。
一方計算を狂わされたShiinaは気持ちを切り替えて祠横待ちに。
ゼロも次の祠横に戻ったことで、
次ターンはShiinaとゼロとの早押し合戦となることは確実だ。
さて早くも鍵を手に入れたMIRAは、
天女の羽衣を使って祠に近付き、
その後リーンで歩いてジラクリムゾンを入手。
これを配置して手札も白1とし、
まずは1つ目の祠を獲得した。
Shiinaとゼロの早押し勝負と思われたチェイサーターンだが、
戦闘を仕掛けたのはゼロのみで、
Shiinaは玉文明の聖地と女神の息吹を唱えて次の祠へ。
そのゼロの侵略はレイクーン+背水の陣。
相手モンスターの耐久値を1にしつつ自分は攻撃値27で殴る、
というびっくりコンボだが、
MIRAの使った支援は風雷の舞。
勝負は確率に委ねられ、その結果は――避けも即死も決まってMIRAの圧勝に終わった。
Shiinaが祠待ちをせず、
フォックスもライフアウトとなったことで次の祠は空。
ここで2つ目の祠を取れれば決勝進出はほぼ確実となるMIRAだが、
色の偏った手札に動揺したのか移動ルートを間違えてしまい、
ファントムゼリー+手札青で立ち往生してしまう。
ここは1歩後退だ。
この隙に乗じて3人全員が攻め込むが、
1番を取ったのは先程ライフアウトを喫したフォックス。
その侵略モンスター、黒の王に対してMIRAの支援は無し。
その後フォックスの支援が公開されるが、使われた支援は何と黒の称号。
この少々苦しめの「ダブル確率」勝負は――やはりフォックスに軍配が上がった。
そして戦闘に絡めなかったゼロはここでライフアウト、
戦線から脱落してしまった。
何とか鍵を取り返したフォックスは、
チャロを使って漸く祠1つ目を獲得。
ジラコバルト配置+手札黄青白としてチェイサー達を迎え撃つ。
マップが朝に変わる中、
ホルダーに攻め込んだのはShiinaとゼロの2人。
1番手Shiinaの侵略はクマゴロウ+風雷の舞。
対するフォックスの支援は――またしても先制支援の「突進」。
しかし亜竜族のジラコバルトでは攻撃値は上がらず、
相手も無能力のクマゴロウでは分が悪すぎるのだ。
結局確率即死も決めたShiinaがこの戦闘を制したのだった。
一方先回りしていたMIRAは祠横だったということで、
次の祠は空。
Shiinaは玉文明の聖地を使いながら1つ目の祠を獲得。
フリィーキィー+白1で逆転を狙う。
これに対して祠横のMIRAは直ちに攻め込み、
フォックスも残り5分での逆転を賭けて戦闘2番を予約。
MIRAの侵略は、本試合2度目の登場となるファントムゼリー。
これに覚醒を付けて攻め込むMIRAに対し、
Shiinaの支援は風雷の舞。
ここまで微妙に確率勝負を制していた風雷の舞だが――さすがに3度目は無いのだった。
先回りしていたゼロが次の祠を空けていたということで、
MIRAはそのまま空の祠へ。
ファントムゼリー配置+手札緑として2つ目の祠を獲得、
決勝進出をほぼ決定付ける。
最後の大逆転を賭けてShiina、フォックス共にホルダーに攻め込むが、
1番を取ったのはやはり祠横のゼロ。
ラフリア(冬)+心眼という鉄板コンボに対し、
2番手3番手の逆転を恐れるMIRAが支援を使う筈も無かった。
結局最後になって漸く鍵を取ったゼロが祠1つを獲得したところで試合終了。
唯一祠2つを周ったMIRAが決勝進出となった。
実はMIRAのデッキにはファントムゼリーを使って、
捨て山をリサイクルしつつデッキを回すというギミックが盛り込まれていた。
運用次第では手札1枚で防衛3連戦をもこなせるだけに、
その潜在能力は侮れない。
今後の活躍に期待したいところだ。
<<<試合終了>>>
----
予選第3試合(クー、セイバー、漢バアトル、ARK)
千葉方面の大会ではお馴染みのクー、ARKに対し、
主に神奈川方面で活動をしているというセイバー、漢バアトルが挑む。
最近の大会経験の豊富さで勝る千葉勢が圧倒するのか、
それとも神奈川勢が未知の戦略で試合を制するのか、
最後まで目の離せない一戦だ。
<<<試合開始>>>
マップは図書館(昼)、西スタート。
唯一天女の羽衣を唱えたクーが鍵を取るが、
その間にARKはカク象+白2で祠を固め、
バアトルはその横で待機、
そしてセイバーは次の次の祠にバルキリーを配置。
この試合も大荒れとなりそうな予感だ。
ところがクーは完璧なソリューションを用意していた。
パックルで歩いてARKの手札を壊すと、
道中の緑アイテムで強化されたシータンクで祠に突撃。
ARKに残された支援が「目くらまし」では、
この不意打ちを防ぐことは出来ないのだ。
あっさりと祠1つ目を獲得したクーだがさすがに手札は無し。
ARKが次の祠へ先回りする中、
祠横のバアトルは玉文明の聖地を使い、
クーのいるマスを何度も通過してから侵略。
現れたのは――玉文明で巨大化したMr.ジェントルだった。
その頃セイバーは黄玉文明に朱玉文明、
更にユキ・ダルマンをも配置して手札を白2に。
どうやら神奈川勢は玉文明による育成要素を盛り込んだデッキの様だ。
さてホルダーになったバアトルは、
オウリーンにエイイアンをも使い、
セイバーの待つ祠へ。
そのバアトルの侵略は、やはり巨大化したケンタウルスヘル。
セイバーはせめてオーバーキルは避けようと縛りの呪いを使うが、
バアトルの支援が心眼では、ライフ損失を3に抑えるのがやっとだった。
祠での戦闘を制して1つ目の祠を獲得したバアトル。
手札は無いものの育成効果の重なったケンタウルスヘルは威圧感満点だ。
これに対し「エーアールケー」もといARKは何と「契約の証」を使用。
セイバーの迫る中何とか戦闘1番を取り、
ストラグラーで耐久12のケンタウルスヘルを討ち取る。
そして戦闘に絡めなかったセイバーはここでライフアウト、
戦線から1歩後退となった。
祠に到達して追い付きたいARK。
しかし次の祠にはクーのストラグラーが、
手札白1で待ち構えていた。
これに対してARKはアサシンで攻め込む。
クーの支援「熱帯魚の唇」に対し、
ARKの支援は、何と「悪魔の天秤」。
明かに大悪手だったのだが――何とここで18%即死が発動。
ギャラリーは大歓声を上げ、
クーの表情からは苦笑いが漏れた。
祠1つで追い付いたARKに対し、
攻め込んだのは先程痛恨の即死を食らったクーのみ。
ナイトキャットで手堅くアサシンを討ち取り、
再度鍵を手にすることに成功する。
その頃セイバーは次の祠横で待ち構え、
移動に問題を抱えたバアトルは道中で立ち往生となった。
次の祠には前ターンまでクー自身が置いていたジラコバルトが残っていたこともあり、
祠待ちは無し。
勿論クーはそのまま2つ目の祠を獲得、
サラマンダー+手札白でチェイサー達を待ち構える。
ここでマップチェンジが発生するがマップは昼のまま変わらず。
そして迎えたチェイサーターン。
祠横のセイバーはいきなりパックルでクーの手札を攻める。
これを見てバアトルが黄玉文明や玉文明の聖地を駆使しつつ迫るが、
1番を取ったのはやはりセイバー。
バルキリー+ベビドーラで手札の無いサラマンダーを討ち取り、
漸く鍵を手にすることに成功する。
しかし次の祠には玉文明の聖地で強化されたMr.ジェントルが残っており、
持ち主のバアトルも手札に黄白を残している。
残り5分と厳しい状況の中、
セイバーはエレフォートでMr.ジェントルの耐久値を削りつつ、
バルキリー+心眼で侵略。
対するバアトルの支援は――黒の称号。
残り3分の表示の中、
戦闘1番を取ったのはARK。
支援の無いセイバーのバルキリーを、
ベビドーラ+魔鏡で討ち取り、
再度鍵を手にする。
一方クーはARKのストラグラーが残っている次の祠の横に付け、
鍵を奪われてから鍵に絡めずにいたバアトルはここでライフアウト。
勝負はクーとARKの千葉勢の一騎討ちの様相となった。
自分の配置モンスターが消え、
空となった祠に勿論ARKは悠々と到達。
魔法剣客配置+手札白とし、
クーとの直接対決に備える。
時間的に最後のターンとなるであろうチェイサーターン。
クーはここでもパックルを使用してARKの手札を攻める。
バアトル、セイバーが猛然と攻め込む中、
ぎりぎりのタイミングで1番を取り、
フリィーキィー+心眼で魔法剣客を撃破。
その直後、校長が試合の終了を宣言したのだった。
点数が公表される。
4位、セイバー。
3位、漢バアトル。
そして――何とクー、ARKが同点で1位。
祠到達数、ホルダーターン数、試合の勝敗、追加ダメージの全てが同じ、
という奇跡的な結果となった。
司会の裁定により、
決勝進出者は1位の2人によるじゃんけんによって決められることとなった。
その結果――クーが決勝への切符を獲得。
ARKは最後の最後で運に見放されることとなったのだった。
結果的に千葉勢のワンツーとなったこの試合だったが、
神奈川勢の2人は玉文明シリーズによる育成ギミックを取り入れた、
意欲的なデッキで善戦を見せた。
次回大会でも見逃せない存在となることは間違い無いだろう。
<<<試合終了>>>
優勝経験者が多く揃った第2試合と、
個性的なデッキが登場する第3試合の様子をお送りします。
お楽しみ下さい。
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予選第2試合(フォックス、MIRA、ゼロ、Shiina)
みなも大会優勝経験者が2人いる上、
残りの2人も他大会での優勝経験を持つという強豪揃いのブロック。
果たしてここから抜け出すのは一体誰なのか。
<<<試合開始>>>
マップは試練の塔(昼)、北西スタート。
唯一天女を引くことの出来たフォックスが鍵を取るが、
その間にShiinaがフリィーキィー+白2で祠待ち。
一方ゼロは次の次の祠横に先回りしつつ、
何と「ガーディアン」を配置。
そして大会出場は久々という「群青の破壊神」MIRAは、
Shiinaが待つ横で何と「KP」を配置。
これでフォックスが攻め込まなければ祠を空けた上に戦闘1番を取るチャンスも得られる反面、
そのまま祠入りした場合はホルダーを吹き飛ばしてしまい、
不利になる可能性も出てくる諸刃の剣だ。
早くも波乱を感じさせる開幕となった。
さて鍵を手に入れたフォックスだが、
ターン開始時点での手札に白は無し。
白2枚を抱えたShiinaへのソリューションが無かったらしく、
アライクパ+黄青緑で立ち往生してしまう。
そして迎えたチェイサーターン、
KPの効果でShiinaは吹き飛ばされ、
その間にMIRAが戦闘1番を獲得。
MIRAの侵略、ベビドーラ+覚醒に対するフォックスの支援は無く、
鍵はあっさりとMIRAの手に。
一方計算を狂わされたShiinaは気持ちを切り替えて祠横待ちに。
ゼロも次の祠横に戻ったことで、
次ターンはShiinaとゼロとの早押し合戦となることは確実だ。
さて早くも鍵を手に入れたMIRAは、
天女の羽衣を使って祠に近付き、
その後リーンで歩いてジラクリムゾンを入手。
これを配置して手札も白1とし、
まずは1つ目の祠を獲得した。
Shiinaとゼロの早押し勝負と思われたチェイサーターンだが、
戦闘を仕掛けたのはゼロのみで、
Shiinaは玉文明の聖地と女神の息吹を唱えて次の祠へ。
そのゼロの侵略はレイクーン+背水の陣。
相手モンスターの耐久値を1にしつつ自分は攻撃値27で殴る、
というびっくりコンボだが、
MIRAの使った支援は風雷の舞。
勝負は確率に委ねられ、その結果は――避けも即死も決まってMIRAの圧勝に終わった。
Shiinaが祠待ちをせず、
フォックスもライフアウトとなったことで次の祠は空。
ここで2つ目の祠を取れれば決勝進出はほぼ確実となるMIRAだが、
色の偏った手札に動揺したのか移動ルートを間違えてしまい、
ファントムゼリー+手札青で立ち往生してしまう。
ここは1歩後退だ。
この隙に乗じて3人全員が攻め込むが、
1番を取ったのは先程ライフアウトを喫したフォックス。
その侵略モンスター、黒の王に対してMIRAの支援は無し。
その後フォックスの支援が公開されるが、使われた支援は何と黒の称号。
この少々苦しめの「ダブル確率」勝負は――やはりフォックスに軍配が上がった。
そして戦闘に絡めなかったゼロはここでライフアウト、
戦線から脱落してしまった。
何とか鍵を取り返したフォックスは、
チャロを使って漸く祠1つ目を獲得。
ジラコバルト配置+手札黄青白としてチェイサー達を迎え撃つ。
マップが朝に変わる中、
ホルダーに攻め込んだのはShiinaとゼロの2人。
1番手Shiinaの侵略はクマゴロウ+風雷の舞。
対するフォックスの支援は――またしても先制支援の「突進」。
しかし亜竜族のジラコバルトでは攻撃値は上がらず、
相手も無能力のクマゴロウでは分が悪すぎるのだ。
結局確率即死も決めたShiinaがこの戦闘を制したのだった。
一方先回りしていたMIRAは祠横だったということで、
次の祠は空。
Shiinaは玉文明の聖地を使いながら1つ目の祠を獲得。
フリィーキィー+白1で逆転を狙う。
これに対して祠横のMIRAは直ちに攻め込み、
フォックスも残り5分での逆転を賭けて戦闘2番を予約。
MIRAの侵略は、本試合2度目の登場となるファントムゼリー。
これに覚醒を付けて攻め込むMIRAに対し、
Shiinaの支援は風雷の舞。
ここまで微妙に確率勝負を制していた風雷の舞だが――さすがに3度目は無いのだった。
先回りしていたゼロが次の祠を空けていたということで、
MIRAはそのまま空の祠へ。
ファントムゼリー配置+手札緑として2つ目の祠を獲得、
決勝進出をほぼ決定付ける。
最後の大逆転を賭けてShiina、フォックス共にホルダーに攻め込むが、
1番を取ったのはやはり祠横のゼロ。
ラフリア(冬)+心眼という鉄板コンボに対し、
2番手3番手の逆転を恐れるMIRAが支援を使う筈も無かった。
結局最後になって漸く鍵を取ったゼロが祠1つを獲得したところで試合終了。
唯一祠2つを周ったMIRAが決勝進出となった。
実はMIRAのデッキにはファントムゼリーを使って、
捨て山をリサイクルしつつデッキを回すというギミックが盛り込まれていた。
運用次第では手札1枚で防衛3連戦をもこなせるだけに、
その潜在能力は侮れない。
今後の活躍に期待したいところだ。
<<<試合終了>>>
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予選第3試合(クー、セイバー、漢バアトル、ARK)
千葉方面の大会ではお馴染みのクー、ARKに対し、
主に神奈川方面で活動をしているというセイバー、漢バアトルが挑む。
最近の大会経験の豊富さで勝る千葉勢が圧倒するのか、
それとも神奈川勢が未知の戦略で試合を制するのか、
最後まで目の離せない一戦だ。
<<<試合開始>>>
マップは図書館(昼)、西スタート。
唯一天女の羽衣を唱えたクーが鍵を取るが、
その間にARKはカク象+白2で祠を固め、
バアトルはその横で待機、
そしてセイバーは次の次の祠にバルキリーを配置。
この試合も大荒れとなりそうな予感だ。
ところがクーは完璧なソリューションを用意していた。
パックルで歩いてARKの手札を壊すと、
道中の緑アイテムで強化されたシータンクで祠に突撃。
ARKに残された支援が「目くらまし」では、
この不意打ちを防ぐことは出来ないのだ。
あっさりと祠1つ目を獲得したクーだがさすがに手札は無し。
ARKが次の祠へ先回りする中、
祠横のバアトルは玉文明の聖地を使い、
クーのいるマスを何度も通過してから侵略。
現れたのは――玉文明で巨大化したMr.ジェントルだった。
その頃セイバーは黄玉文明に朱玉文明、
更にユキ・ダルマンをも配置して手札を白2に。
どうやら神奈川勢は玉文明による育成要素を盛り込んだデッキの様だ。
さてホルダーになったバアトルは、
オウリーンにエイイアンをも使い、
セイバーの待つ祠へ。
そのバアトルの侵略は、やはり巨大化したケンタウルスヘル。
セイバーはせめてオーバーキルは避けようと縛りの呪いを使うが、
バアトルの支援が心眼では、ライフ損失を3に抑えるのがやっとだった。
祠での戦闘を制して1つ目の祠を獲得したバアトル。
手札は無いものの育成効果の重なったケンタウルスヘルは威圧感満点だ。
これに対し「エーアールケー」もといARKは何と「契約の証」を使用。
セイバーの迫る中何とか戦闘1番を取り、
ストラグラーで耐久12のケンタウルスヘルを討ち取る。
そして戦闘に絡めなかったセイバーはここでライフアウト、
戦線から1歩後退となった。
祠に到達して追い付きたいARK。
しかし次の祠にはクーのストラグラーが、
手札白1で待ち構えていた。
これに対してARKはアサシンで攻め込む。
クーの支援「熱帯魚の唇」に対し、
ARKの支援は、何と「悪魔の天秤」。
明かに大悪手だったのだが――何とここで18%即死が発動。
ギャラリーは大歓声を上げ、
クーの表情からは苦笑いが漏れた。
祠1つで追い付いたARKに対し、
攻め込んだのは先程痛恨の即死を食らったクーのみ。
ナイトキャットで手堅くアサシンを討ち取り、
再度鍵を手にすることに成功する。
その頃セイバーは次の祠横で待ち構え、
移動に問題を抱えたバアトルは道中で立ち往生となった。
次の祠には前ターンまでクー自身が置いていたジラコバルトが残っていたこともあり、
祠待ちは無し。
勿論クーはそのまま2つ目の祠を獲得、
サラマンダー+手札白でチェイサー達を待ち構える。
ここでマップチェンジが発生するがマップは昼のまま変わらず。
そして迎えたチェイサーターン。
祠横のセイバーはいきなりパックルでクーの手札を攻める。
これを見てバアトルが黄玉文明や玉文明の聖地を駆使しつつ迫るが、
1番を取ったのはやはりセイバー。
バルキリー+ベビドーラで手札の無いサラマンダーを討ち取り、
漸く鍵を手にすることに成功する。
しかし次の祠には玉文明の聖地で強化されたMr.ジェントルが残っており、
持ち主のバアトルも手札に黄白を残している。
残り5分と厳しい状況の中、
セイバーはエレフォートでMr.ジェントルの耐久値を削りつつ、
バルキリー+心眼で侵略。
対するバアトルの支援は――黒の称号。
残り3分の表示の中、
戦闘1番を取ったのはARK。
支援の無いセイバーのバルキリーを、
ベビドーラ+魔鏡で討ち取り、
再度鍵を手にする。
一方クーはARKのストラグラーが残っている次の祠の横に付け、
鍵を奪われてから鍵に絡めずにいたバアトルはここでライフアウト。
勝負はクーとARKの千葉勢の一騎討ちの様相となった。
自分の配置モンスターが消え、
空となった祠に勿論ARKは悠々と到達。
魔法剣客配置+手札白とし、
クーとの直接対決に備える。
時間的に最後のターンとなるであろうチェイサーターン。
クーはここでもパックルを使用してARKの手札を攻める。
バアトル、セイバーが猛然と攻め込む中、
ぎりぎりのタイミングで1番を取り、
フリィーキィー+心眼で魔法剣客を撃破。
その直後、校長が試合の終了を宣言したのだった。
点数が公表される。
4位、セイバー。
3位、漢バアトル。
そして――何とクー、ARKが同点で1位。
祠到達数、ホルダーターン数、試合の勝敗、追加ダメージの全てが同じ、
という奇跡的な結果となった。
司会の裁定により、
決勝進出者は1位の2人によるじゃんけんによって決められることとなった。
その結果――クーが決勝への切符を獲得。
ARKは最後の最後で運に見放されることとなったのだった。
結果的に千葉勢のワンツーとなったこの試合だったが、
神奈川勢の2人は玉文明シリーズによる育成ギミックを取り入れた、
意欲的なデッキで善戦を見せた。
次回大会でも見逃せない存在となることは間違い無いだろう。
<<<試合終了>>>