という訳でお待たせしました。
先週日曜に行なわれた第13回みなも大会のうち、
要望の多かった予選第2試合の様子をお送りします。
『22/25の《ガルダ》』の秘密がここで明らかとなる筈です。
例によって私視点で書かれているので、
プレイヤーになった気分で読んでもらえれば幸いです。
----
予選第2試合(Kimberly、やまなか、マヤ【Nishi】、マーロ【CPU】)
みなも大会に参加したプレイヤーは総計13人ということで、
4人対戦1ブロック、CPUを含んだ3人対戦3ブロックという形式で予選が行なわれることとなった。
私は今回は3人対戦のブロックとなり、
極端に不利な相手はいないのだがKimの『赤い剣』一発攻勢は脅威だし、
やまなかも直接対戦した経験が少ないということで、
何をやってくるか分からないという問題がある。
あとはCPUがうっかり『鬼回り』してしまう可能性だが、
まあそれは実際の戦闘の際に考える方向で。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(昼)、西スタート。
手札は余り芳しいものではなく、
鍵取りも先回りも厳しい状況だが、
コンボ要員は一通り揃っているということで、
ひとまず《ガルダ》と《魔神の果て》を対象に《複製の技法》を――、
かけた直後にやまなかの《破壊の業火》!
そして焼かれたのは――赤!
これでやる気を失った私は早くも席を立ちたくなったが、
試合終了まで途中退出が出来ない『悪仕様』のせいで席に戻されることに。
というか本当に『投了』機能が欲しいので、
もし『参』開発の際には是非実装してもらいたい。
しかし一番『投了』を欲していたのは、
鍵を取りに行ったKimの方であった。
末期色、もとい真黄色の手札を目の前に頭を抱えるKim。
例の『赤い剣』であることは間違いなかった。
あるいはこれを見越してやまなかが赤を焼いたのかも知れない。
取り敢えず祠1つを取り、
《ポヨロール》の力で手札を白2枚にしたKimだが、
かけがえの無い『あのカード』を失ったショックは大きい様で、
早くも投了ムードである。
さて先ほど『赤焼き』を放ったやまなかだが、
事前に配置していたのが《バルキリー》であることから、
恐らく精霊族デッキであろう。
一方既にキーカードを失った私は戦闘には絡めず、
《シータンク》配置、手札《かすめ取り》で祠待ちすることしか出来ない。
これで《セラフィー・ルカ》を使われたら詰みだったのだが、
やまなかの侵略は――《天使長クリオラ》+《熱帯魚の唇》!
Kimは《心眼》で抵抗するのが精一杯だった。
こうして鍵を取ったやまなかだが、
私の祠待ちを見て逃げモードに。
手札に白を残して置いたのは――《天使長》の力で18/18になった《セラフィー・ルカ》!
こうなると無理をしても追撃するしかないのだが、
既に赤を焼かれた私は移動要員を引けず、
祠から1マス離れる『ルカシフト』を敷くしかない。
一方Kimはこれに《ストラグラー》+《アンデッドソード》で攻め込むが、
そこに無情にも突き刺さるやまなかの《名刀の刃紋》。
最早祠での『瀬戸際作戦』に賭けるしかなくなった私だが、
そのやまなかは《現世の歩兵》で強化された《現世の歩兵》で攻め込んできた。
せめてものの悪あがきと《かすめ取り》を撃ってみるが――やまなかの支援は、無し。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
最早やまなかの『詰め将棋』という雰囲気だがせめてもの抵抗ということで、
《現世》で強化された《魔神の麓》に《亡者の盾》を付けて攻め込む。
一方やまなかの手札は黄1枚ということで《グリゲーター》が恐いところだったが――やまなかの支援は無し。
ちなみにKimはこのターン2番手で攻め込んだものの、
戦闘が周ってこずにここでライフアウト。
いよいよ『やまなかの試合』という流れになったのだった。
試合時間半ばにして漸く鍵を取った私だが、
『負け試合』の時には何もかも噛み合わないもので、
ここぞとばかりに白支援が被ってしまう。
既にライフが2点しか無いということで22/25の《麓》――勿論前の戦闘で引いてきたものだ――だけを手札に残し、
次の祠から5マス離れたワープゾーン上でライフアウト。
次ターンでの鍵取りに賭けることに。
幸いにも他プレイヤーが鍵から遠かったこともあり、
再スタートからすぐに鍵を取り戻すことに成功するが、
その間にやまなかに《イヌガミ》+手札黄白で祠の守りを固められてしまう。
実はこの時点で私は『やまなかが既に祠2つを周っている』と思いこんでおり、
「ここで負けると入城されてしまう」と必要以上に力んでしまっていたのだった。
しかしこのタイミングで丁度デッキが1周。
手札を見た私は冷静に操作を行ないつつ、目的の祠へ。
そして戦闘に現れたのは――、
22/25の《ガルダ》!
そう、10/10の《ガルダ》と22/25の《麓》を対象に《複製の技法》を撃つ、
というこのデッキに『シークレット必殺技』が満を持して登場。
これでやまなかの《名刀》をしっかり受け止めて勝負あり。
漸く祠1つを獲得したのだった。
この時点で私の手札は《かすめ取り》1枚で、
ひとまず『一人一殺』ぐらいなら期待できる展開。
しかしこの22/25の『赤い巨体』にKimがまず飛び込み、
そして再度《破壊の業火》を唱えたやまなかが何と2番手で飛び込んでくる。
流石に2人とも来るとは予定外だったが、
ともあれ戦闘が始まる。
Kimの侵略モンスターは、即死能力を持つ《ミスブラッディー》。
Kimの手札を見ると白支援が残っている様だがここは支援を使わずに確率に賭けることに。
結果、Kimの支援は《亡者の盾》で――即死は発動せず。
続くやまなかの侵略は――何と《バルキリー燕》。
手札に白支援は無くどう見ても『負け確定』なのでここも支援を使わず。
結局やまなかは無支援であっさり防衛成功。
そして《業火》は――ライフアウトの為に発動せず。
この時点で点数を見てみると、
先程の戦闘とやまなかのライフアウトのお陰で、
何と私が逆転しているではないか。
残念ながら次の祠に行くには手札が重く、
ひとまず手札に《かすめ取り》《亡者の盾》《ビッグボウ》のみを残して時間を稼ぐことに。
うまくいけば鍵を取られても時間切れとなって勝てる筈だ。
あとはチェイサーがどう動くかだが、
やはり22/25の《ガルダ》に対するソリューションが無かった様で、
Kimはここでライフアウト。
やまなかも《リーン》で私から《ガルダ》を奪って抵抗するものの支援無しでは数値が足らず、
《亡者の盾》で返り討ちにされてしまうのだった。
結局次ターンで手札が軽くなり、
私が2つ目の祠に入ったところで試合終了。
22/25の『赤い巨人』に助けられた試合であった。
<<<試合終了>>>
振り返ってみると赤を焼かれても《麓》も《果て》も白支援も残っており、
それらの力を借りて押していけたのが大きかったといえる。
寧ろ青を焼かれた方が《ガルダ》が弱体化する分辛い展開になったと思う。
取り敢えず22/25の《ガルダ》を大会で見せられただけでも、
十分に元が取れたといえるかも知れない。
ちなみにKimのデッキはやはり《グラディウス》入りの黄単で、
戦人族10枚構成となっていたそうだ。
序盤で赤を焼かれてデッキが1周しても《グラディウス》を引けず、
結局一度も『赤い剣』を揮うことなく終わってしまったとのことである。
《業火》対策の必要性を実感させられた試合であった。
<<<最終結果>>>
1位: Nishi (巨人族+《複製の技法》)
2位: やまなか (精霊族+《破壊の業火》)
3位: Kimberly (戦人族+《グラディウス》)
4位: マーロ (CPU)
先週日曜に行なわれた第13回みなも大会のうち、
要望の多かった予選第2試合の様子をお送りします。
『22/25の《ガルダ》』の秘密がここで明らかとなる筈です。
例によって私視点で書かれているので、
プレイヤーになった気分で読んでもらえれば幸いです。
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予選第2試合(Kimberly、やまなか、マヤ【Nishi】、マーロ【CPU】)
みなも大会に参加したプレイヤーは総計13人ということで、
4人対戦1ブロック、CPUを含んだ3人対戦3ブロックという形式で予選が行なわれることとなった。
私は今回は3人対戦のブロックとなり、
極端に不利な相手はいないのだがKimの『赤い剣』一発攻勢は脅威だし、
やまなかも直接対戦した経験が少ないということで、
何をやってくるか分からないという問題がある。
あとはCPUがうっかり『鬼回り』してしまう可能性だが、
まあそれは実際の戦闘の際に考える方向で。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(昼)、西スタート。
手札は余り芳しいものではなく、
鍵取りも先回りも厳しい状況だが、
コンボ要員は一通り揃っているということで、
ひとまず《ガルダ》と《魔神の果て》を対象に《複製の技法》を――、
かけた直後にやまなかの《破壊の業火》!
そして焼かれたのは――赤!
これでやる気を失った私は早くも席を立ちたくなったが、
試合終了まで途中退出が出来ない『悪仕様』のせいで席に戻されることに。
というか本当に『投了』機能が欲しいので、
もし『参』開発の際には是非実装してもらいたい。
しかし一番『投了』を欲していたのは、
鍵を取りに行ったKimの方であった。
末期色、もとい真黄色の手札を目の前に頭を抱えるKim。
例の『赤い剣』であることは間違いなかった。
あるいはこれを見越してやまなかが赤を焼いたのかも知れない。
取り敢えず祠1つを取り、
《ポヨロール》の力で手札を白2枚にしたKimだが、
かけがえの無い『あのカード』を失ったショックは大きい様で、
早くも投了ムードである。
さて先ほど『赤焼き』を放ったやまなかだが、
事前に配置していたのが《バルキリー》であることから、
恐らく精霊族デッキであろう。
一方既にキーカードを失った私は戦闘には絡めず、
《シータンク》配置、手札《かすめ取り》で祠待ちすることしか出来ない。
これで《セラフィー・ルカ》を使われたら詰みだったのだが、
やまなかの侵略は――《天使長クリオラ》+《熱帯魚の唇》!
Kimは《心眼》で抵抗するのが精一杯だった。
こうして鍵を取ったやまなかだが、
私の祠待ちを見て逃げモードに。
手札に白を残して置いたのは――《天使長》の力で18/18になった《セラフィー・ルカ》!
こうなると無理をしても追撃するしかないのだが、
既に赤を焼かれた私は移動要員を引けず、
祠から1マス離れる『ルカシフト』を敷くしかない。
一方Kimはこれに《ストラグラー》+《アンデッドソード》で攻め込むが、
そこに無情にも突き刺さるやまなかの《名刀の刃紋》。
最早祠での『瀬戸際作戦』に賭けるしかなくなった私だが、
そのやまなかは《現世の歩兵》で強化された《現世の歩兵》で攻め込んできた。
せめてものの悪あがきと《かすめ取り》を撃ってみるが――やまなかの支援は、無し。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
最早やまなかの『詰め将棋』という雰囲気だがせめてもの抵抗ということで、
《現世》で強化された《魔神の麓》に《亡者の盾》を付けて攻め込む。
一方やまなかの手札は黄1枚ということで《グリゲーター》が恐いところだったが――やまなかの支援は無し。
ちなみにKimはこのターン2番手で攻め込んだものの、
戦闘が周ってこずにここでライフアウト。
いよいよ『やまなかの試合』という流れになったのだった。
試合時間半ばにして漸く鍵を取った私だが、
『負け試合』の時には何もかも噛み合わないもので、
ここぞとばかりに白支援が被ってしまう。
既にライフが2点しか無いということで22/25の《麓》――勿論前の戦闘で引いてきたものだ――だけを手札に残し、
次の祠から5マス離れたワープゾーン上でライフアウト。
次ターンでの鍵取りに賭けることに。
幸いにも他プレイヤーが鍵から遠かったこともあり、
再スタートからすぐに鍵を取り戻すことに成功するが、
その間にやまなかに《イヌガミ》+手札黄白で祠の守りを固められてしまう。
実はこの時点で私は『やまなかが既に祠2つを周っている』と思いこんでおり、
「ここで負けると入城されてしまう」と必要以上に力んでしまっていたのだった。
しかしこのタイミングで丁度デッキが1周。
手札を見た私は冷静に操作を行ないつつ、目的の祠へ。
そして戦闘に現れたのは――、
22/25の《ガルダ》!
そう、10/10の《ガルダ》と22/25の《麓》を対象に《複製の技法》を撃つ、
というこのデッキに『シークレット必殺技』が満を持して登場。
これでやまなかの《名刀》をしっかり受け止めて勝負あり。
漸く祠1つを獲得したのだった。
この時点で私の手札は《かすめ取り》1枚で、
ひとまず『一人一殺』ぐらいなら期待できる展開。
しかしこの22/25の『赤い巨体』にKimがまず飛び込み、
そして再度《破壊の業火》を唱えたやまなかが何と2番手で飛び込んでくる。
流石に2人とも来るとは予定外だったが、
ともあれ戦闘が始まる。
Kimの侵略モンスターは、即死能力を持つ《ミスブラッディー》。
Kimの手札を見ると白支援が残っている様だがここは支援を使わずに確率に賭けることに。
結果、Kimの支援は《亡者の盾》で――即死は発動せず。
続くやまなかの侵略は――何と《バルキリー燕》。
手札に白支援は無くどう見ても『負け確定』なのでここも支援を使わず。
結局やまなかは無支援であっさり防衛成功。
そして《業火》は――ライフアウトの為に発動せず。
この時点で点数を見てみると、
先程の戦闘とやまなかのライフアウトのお陰で、
何と私が逆転しているではないか。
残念ながら次の祠に行くには手札が重く、
ひとまず手札に《かすめ取り》《亡者の盾》《ビッグボウ》のみを残して時間を稼ぐことに。
うまくいけば鍵を取られても時間切れとなって勝てる筈だ。
あとはチェイサーがどう動くかだが、
やはり22/25の《ガルダ》に対するソリューションが無かった様で、
Kimはここでライフアウト。
やまなかも《リーン》で私から《ガルダ》を奪って抵抗するものの支援無しでは数値が足らず、
《亡者の盾》で返り討ちにされてしまうのだった。
結局次ターンで手札が軽くなり、
私が2つ目の祠に入ったところで試合終了。
22/25の『赤い巨人』に助けられた試合であった。
<<<試合終了>>>
振り返ってみると赤を焼かれても《麓》も《果て》も白支援も残っており、
それらの力を借りて押していけたのが大きかったといえる。
寧ろ青を焼かれた方が《ガルダ》が弱体化する分辛い展開になったと思う。
取り敢えず22/25の《ガルダ》を大会で見せられただけでも、
十分に元が取れたといえるかも知れない。
ちなみにKimのデッキはやはり《グラディウス》入りの黄単で、
戦人族10枚構成となっていたそうだ。
序盤で赤を焼かれてデッキが1周しても《グラディウス》を引けず、
結局一度も『赤い剣』を揮うことなく終わってしまったとのことである。
《業火》対策の必要性を実感させられた試合であった。
<<<最終結果>>>
1位: Nishi (巨人族+《複製の技法》)
2位: やまなか (精霊族+《破壊の業火》)
3位: Kimberly (戦人族+《グラディウス》)
4位: マーロ (CPU)