転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

吉祥寺第10回大会レポート(予選第3試合)

2008-09-18 00:24:31 | 大会
という訳で今日は『第10回吉祥寺聖戦』の予選4試合のうち、
個人的に面白いと思った第3試合の様子をお送りしたいと思います。
コバさんがARKさんとの一騎討ちを演じだ第2試合も捨てがたかったのですが、
やはり『ぐだぐだ』度ではこの試合が一番だと思います。

それでは、お楽しみ下さい。

----

予選第3試合(YOEI、ハミルトン、おのっち、tommy)

第10回『吉祥寺聖戦』の予選はどれも見所満載だったのだが、
今回はその中で第3試合の様子を紹介したい。

このブロックの一番の注目株はやはり大会常連の徐晃、もといおのっち。
どの大会でも安定した実績を挙げているだけに、
彼を中心に試合が展開されるのは間違いない。

対するは港北や厚木駅前での大会で活躍中のYOEIとハミルトン、
そして大会は初参加というtommy。
彼らがおのっちを破って『大金星』となるかにも注目したいところだ。

<<<試合開始>>>

マップは博物館(夕方)、南西スタート。
開幕《天女の羽衣》の無い中、
誰が鍵を取りに注目されたが――何と全員が鍵から離れて行くではないか。
いきなり1ターンを棒に振るかと思われたが、
ここはtommyが反転して鍵を回収。
その頃YOEIは《異形の力》を唱えながら先回り用のワープゾーンを押さえ、
ハミルトンは祠横に《現世の歩兵》を配置して次ターンに攻勢に入る構え。
そしておのっちは早くも《ダゴナイト》で祠待ち体勢。
いきなり泥試合の予感である。

さてひとまず鍵を手にしたtommyだが、
祠を攻略するには手札に緑を抱えたおのっちを倒さなければならない。
暫く考えた末に移動を始めたtommyは、
まず《ディープシーカー》を緑マスに置いてソリューションを探す。
そして最後の手札で祠の《ダゴナイト》に挑んだ瞬間――tommyは顔を覆った。
そう、実はおのっちは事前に緑マスに《サボー》を配置しており、
いくつかのテレポートの結果、《ダゴナイト》の耐久値が21に上がっていたのだった。
それ以前に耐久値14の《ピノ》では、
《ダゴナイト》の攻撃値14の先制攻撃を受けきれないのだ。

支援を使うことなく鍵をせしめたおのっちに対し、
ギャラリーから「空気読めー」とブーイングが上がる。
余りにも『アウェイ』な扱いに悲鳴を上げながらも、
おのっちは《異形の力》を唱えてガッツポーズ。
最終的に手札を緑1枚白2枚にして、
まずは1つ目の祠獲得となったのだった。

続くチェイサーターン、
出鼻を挫かれたtommyとまだ仕込みが済んでいないと思われるYOEIが先回りする中、
このまま『おのっちタイム』に入らせてなるものかと、
戦闘を挑んだのが祠横で待ち構えていたハミルトン。
一旦《シーワーム》で歩いた後に現れたのは――ほぼ育成限界近くの《ベビドーラ》。
たまらず《ハコリス》を切り出すおのっちに対し、
ハミルトンの支援は、《目くらまし》。
勝負は確率に委ねられ、その結果――避けは発動せず。
ギャラリーからは『ホーム』が勝利したかの様な大歓声が巻き起こった。

見事鍵を奪ったハミルトンは、
大歓声を背に1つ目の祠へ到達。
手札を使い切って置いたのは、
「読み込みエラーで出てきてしまった」という《ン・キィー》だ。

続くチェイサーターン、
祠横で待ち構えるYOEIとtommyの早押し勝負となると思われたが、
tommyが《人魚の涙》を唱えている間にYOEIが素早く飛び込んで勝負あり。
その侵略モンスターは――遂に来た、《イビルポセイドン》!

これでtommyはライフアウトとなり、
鍵はYOEIの手に。
しかし蒼ざめたのはYOEIの方であった――何と次の祠には、
おのっちが『空気を読まず』に《ダゴナイト》で陣取っていたのだった!

YOEI「《ダゴナイト》無理っす!」

半泣きになりながらもYOEIは、
おのっちが白支援2枚で待ち構える祠を目指す。
現れたのは――31/26の《イビルポセイドン》!
これに《クマゴロウ》を付けて攻めるYOEIに対し、
おのっちの支援は《破壊の報復》――だが破壊数が足らず、
《ダゴナイト》は海の藻屑となったのだった。

マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
手札を使い切ったYOEIに対し、
攻め込んだのは《ダゴナイト》を落とされたおのっちのみ。

おのっち「3分の2の確率で勝てる!」

そんなおのっちの侵略は、《Mr.ジェントル》+《縛りの呪い》!
+5さえ出なければ勝てる戦闘ということで、
サテライト横からは『5出ろコール』が上がり、
その結果――天才奇術師は期待に応えて+5を出しておのっちはライフアウト。
ギャラリーからは大喝采が巻き起こるのだった。

これでおのっちがライフアウトとなり、
YOEIはひとまず鍵を守り通すことに成功。
しかし次の祠にはtommyの《チャイレン》が、
手札赤白で待ち構えていたのだった。
既に《イビルポセイドン》を使い切ってしまったYOEIはこれに対するソリューションを用意できず、
結局元のマスに戻ってしまうのだった。

残り時間5分というこの時点で、
YOEIの手札は青2枚に赤1枚。
ホルダーに一番近いおのっちは《異形の力》に賭けてみるもソリューションは無く、
ワープゾーン側を抜けて先回り。
一方祠のtommyと祠横のハミルトンはホルダーに向けて移動を始めるが、
戦闘を挑んだのはハミルトンのみ。
その侵略は――やはり来た、育成済みの《レッド・アイズ》!
能力起動で攻め込む赤い眼の竜は、
YOEIの支援《隼丸》を勢い良く貫いたのだった。

しかし次の祠にはtommyの《チャイレン》が依然健在で、
手札も黄青赤白となっていたのだった。
これに対しハミルトンは、育てに育てた22/23の《サラマンダー》で侵略。
先制を警戒してひとまず《ハコリス》を付けてみるハミルトンだが――tommyの支援は、何と《パンダ師範》!

ハミルトン「育て過ぎた!」

まさかの『裏支援』直撃に、思わずモニタに突伏すハミルトンであった。

《ハコリス》が機能した為に戦闘が引き分けに終わったということで、
ハミルトンは祠から2マスの位置に飛ばされることに。
そして気絶中のホルダーに一番近いのは――『よりによって』おのっちであった。
そのおのっちが鍵を取る間に、
tommyは一矢報いるべく手札を黄緑白に。
そして最後の戦闘が始まる。

ホルダーとなったおのっちは、
祠の《チャイレン》に攻撃値19の《サーペント》で挑む。
そして両者の支援が公開される。

おのっちの支援、《AI》。
tommyの支援――《AI》。

ギャラリーからは、またしてもブーイングが上がるのだった。

<<<試合終了>>>

結局最後の最後で2つ目の祠に入ったおのっちがトップとなり、
決勝へと駒を進めることとなった。
勿論野次やブーイングが飛びまくるのはお約束である。

祠2つを周った2人のうち、
2位にはYOEIが、3位にはハミルトンが付いた。
この差は防衛戦闘――おのっちの《Mr.ジェントル》が+5を出したところだ――で決まったといって良く、
かなりの僅差といえるだろう。
YOEIが《イビルポセイドン》の波状攻撃を持続できたなら、
あるいはハミルトンが《パンダ師範》に対するソリューションを用意できたなら、
また違った結果となっていたかも知れない。

大会初参加のtommyは序盤のミスでペースが乱れ、
最後まで鍵に絡めずに終わってしまった。
これに懲りずに再挑戦してくれることに期待したい。

<<<最終結果>>>

1位: おのっち (異形ダゴナイト)
2位: YOEI (異形イビポ)
3位: ハミルトン (竜族育成)
4位: tommy (珍獣バランス)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする