文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

しかし線量計は正常で、談話も記者のでっち上げだった…高浜原発の再稼働認可でも朝日が騒いだ。

2022年06月11日 15時00分28秒 | 全般
年間1ミリシーベルトの嘘もまだ罷り通る。その嘘に縋った反原発長者がぞろぞろ生まれてもいる。と題して、2019-06-07 に発信した章である。
日本国民のみならず世界中の人達が再読する必要がある。
以下は昨日発売された週刊新潮に掲載された高山正之の高名なコラム「変見自在」からである。
正に戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している見事な論文である。
日本国民全員と世界中の人たちが知るべき事実に満ちた世界一の論文である。
性悪かぐや姫
東海村に原研が出来て、まず大変わりしたのが地元小中学校の成績だった。
県内随一になった。 
若き原子物理学者の子供たちが通うからまあ当たり前だが、もう一つ変わったのがアカの蔓延だった。 
青い空、広い海、緑の松林の中でβ壊変だチェレンコフ効果だとやっていると、ふとグラムシとか腹腹時計とかを考える。 原子力をそんなのに任せられるかとなって、まともな人材を引き抜いて動燃事業団ができた。 
動燃には潤沢な予算がついて原発の性能は向上して夢の原子炉「もんじゅ」も動き始めた。
原研の怨嗟を背に動燃は咲き誇った。 
それがあの大津波と菅直人によって暗転した。
無能なくせに奸智は一人前の男は、原発より韓国製の太陽光パネルを選んだ。 
奸智男は全権を持たせた原子力規制委に因縁の原研出身者を据えた。
スターリンはドイツ人捕虜収容所にユダヤ人看守を置きアウシュビッツ以上の残忍をやらせた。
それに似る。 
初代田中俊一は期待通り即座に全原発を止めた。
原発の下の地層が30万年前から動いていないことを証明しろ。
そうしたら稼働させてやる。 
かぐや姫の注文よりきつい。
大方の原発は再稼働の目途も立っていない。 
それでも田中は邪悪なりにまだまともだった。 
やっと再稼働できた川内原発について朝日新聞が「周辺の線量計が機能していない。事故のとき住民はどこに逃げていいか分からない」と報じた。 
原子力規制庁幹部の「再稼働は早すぎた」の談話も付き、翌日の社説でも「杜撰過ぎて話にならない」と切って捨てている。 
しかし線量計は正常で、談話も記者のでっち上げだった。

*この事実には誰もが驚き呆れるだろう。私は朝日新聞と言うのは、どこまで腐った新聞だと側にいた友人に言ったのだが。*
田中は「嘘で住民の不安を煽る。もはや犯罪的だ」と厳しく非難した。 
因みに朝日は謝罪も訂正もなし。
「反原発なら何でも無罪」とせせら笑った。 
高浜原発の再稼働認可でも朝日が騒いだ。
「北朝鮮からミサイルが飛んで来たらどうする」と。 
田中は「ちっちゃな原発を狙うより束京のど真ん中に落とした方がよっぽどいい」と答えた。
撃った瞬間に北は亡びる。
人里離れた海っぺりを狙うわけもない。 
田中なりに住民を説得し馬鹿な新聞を批判した。 
しかし二代目の更田豊志にはそんな常識もない。
怨念だけで動き出した。 
彼はまず「もんじゅ」廃炉を決めた。
小学校の実験でもあるまいにナトリウムがこぼれただけで1兆円の大事業を潰したのだ。 
原発も動燃坊主の袈裟に見えるらしい。
再稼働のハードルを極限まで高めた。
例えば日本海側の津波は最大5メートルが科学的数値だが、その倍以上に備えよと要求する。 
地震が来れば液状化する。
「未曾有の液状化を想定せよ」と地下50メートルまで鉄筋の杭を何千本も打ち込めと言い出した。 
テロ対策も要求した。
米国ではファントム戦闘機が原子炉建屋に突っ込み、火災が起きた、という想定で予備の電源や冷却水プールを各原発に義務付けた。 
更田はそれを参考に「日本では4発ジャンボ機が突っ込むテロを想定せよ」と要求した。 
クリアするには地下50メートルに戦艦大和を浮かべられる5万トンの冷却水プールが必要になる。 
今、各原発はその地下プールを懸命に掘っている。 
これとは別に地下深くに非常電源と運転指令室も設置せよと期限付きで追加命令が出た。
間に合わないなら認可はないと思え。 
かくて松代の地下大本営をしのぐ大工事が各原発で目下粛々と行われている。
その費用は数千億円。 
しかし疑問は残る。
敵はアルカイダか北朝鮮だ。
その防御をなぜ個々の原発に負わすのか。
憂いがあるなら規制委は政府に安全を図らせるのが筋だろう。 
年間1ミリシーベルトの嘘もまだ罷り通る。
その嘘に縋った反原発長者がぞろぞろ生まれてもいる。 
そんな不正を糺すのも規制委の仕事だが、そっちは放置。
ブスなかぐや姫は見るに堪えない。






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