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宮台事件の裏…都立大教授、宮台真司が大学構内で襲われた事件の報道はもっといかがわしい。

2023年03月02日 10時31分06秒 | 全般

以下は本日発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。
一方、大江、村上、平野等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。
私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本論文も見事に証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
宮台事件の裏
政府は北京・中南海辺りの敵基地だって叩ける足の長い巡航ミサイルを400基も買い込んだ。 
それを聞いて天声人語が「だいたい敵基地攻撃は違憲じゃないか」と支那人みたいに批判してきた。 
確かに鳩山一郎は「座して自滅を待てとまで(米国製)憲法は求めてはいないはず」と言った。 
でも「他に手段がない場合だけ」という条件も鳩山は付けていた。 
「他の手段」とは国連とか日米安保とかを指すと天声人語は言う。 
そして国連は今ちゃんと「存在」し、日米安保も有効で「5万超の在日米軍がでんといる」。 
だから巡航ミサイルを持つのは「鳩山見解にも合致しない」と持っていく。 
尢もらしい。
ただ、そこに導いていく反論材料が実にいかがわしい。 
例えば「国連は存在する」と言うが「国連が機能する」とは言ってない。 
仮に支那が日本を攻めてきたとしよう。
日本は国連にその非道を訴え、国連軍がすぐ支那を叩くかというとそうはならない。 
なぜなら支那はあれで国連安保理の常任理事国なのだ。
支那を成敗する議案など即座に拒否権で潰す。
ロシアのウクライナ侵攻と同じ展開になる。
天声人語はそれを知っているから国連は「存在する」と書く。
これなら嘘にならないからだ。
「日米安保」もいかがわしい。
同じ朝日がその少し前の紙面で「米海兵隊グアムに新基地」「沖縄の4千人移転」と報じた。 
米軍は今、沖縄からどんどん逃げ出している。
支那の「殲20」に敵う米軍の「F22」は常駐すらやめた。
「でんと5万超の在日米軍が」とはよく言う。 

支那の走狗には敵基地攻撃能力は絶対に許せない。
こう書けば馬鹿な日本人を騙せると思っている。 

都立大教授、宮台真司が大学構内で襲われた事件の報道はもっといかがわしい。 
あの事件はイスラム狂信者による五十嵐一筑波大助教授殺しに構図が似る。 
朝日はそれに準(なぞら)えて「宮台の発信」が特定の集団を怒らせ、暗殺犯が動いたと仄めかす。 
そのくせ宮台が何者なのか、どんな発言をしたのかは一向に書かない。
伏せたまま深刻がる。 
事件から2ヵ月経って襲った犯人が自殺していたことが判った。
これで一件落着と思ったら違った。 
宮台は「まだ動機が分からない」と不安を語り「表現者は何に気をつければいいのか」と怯える。 
表現者とは大きく出たものだが、朝日も調子を合わせて「不安解消へ動機解明を」と社説で書く。 
犯人は死んだが、まだ裏がある。
それは五十嵐助教授と同じに「宮台の主張」に反発する組織が確実にあって、再び彼を狙う可能性があると言いたいらしい。 
それでも宮台の主張が何かは隠し続ける。 
しょうがないからこっちで調べたら宮台は安倍元首相を腐すことで知られた学者だった。 
元首相の国葬の前夜にあった山上徹也をモデルにした映画の試写会に出て東大出を自慢し、元首相を愚弄し、「美しい日本」まで批判する。 
日本はしょぼい国だとか。山上が元首相を暗殺して「やっと世直しが始まった」とか。
なぜ朝日が直接引用を憚ったのか理解できる悪態を並べる。 
それを会場にいた望月衣塑子らがやんやと囃す。
人の死の尊厳を貶め腐すことが思想だと思っている。 
それでなお宮台は「襲われた動機が分からない」と言う。
表現者の割にはヘンな逃げを打つ。 
朝日はもっと悪い。 
安倍元首相を信奉する者はみなイスラム狂信者と同じで、宮台のようなか弱くとも真面目に信念を語る者を暴力で潰そうとしている風に誘導する。 
そうした盛り上げ方はモリカケの捏造報道を思い出させる。
疑惑を拵えてはそれを積み重ねていく。 
ついには鬼籍に入ったあとも泥を塗ろうとする。 
ここまでくるといかがわしさを通り越して鞭屍三百の伍子胥(ごししょ)に見えてくる。


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