今日は終日穏やかな晴天に恵まれ、春らしい一日になりました。
また15日、月次祭の日ということもあり、本殿や境内の紙垂の付け替えや「摂社(せっしゃ)」「末社(まっしゃ)」への神饌のお供えも行いました。
摂・末社とは境内(ときに境外)にある本社以外の小さな御社のことで、神社によって数・規模・歴史も様々です。“枝社”という言い方もされますが本社と上下関係にあるわけではありません。
明治時代の官国幣社の基準では、
①本社の神の御后・御子・他由緒ある神を祀った社
②本社創建以前に鎮座していた神を祀った社
③本社の神の荒魂(あらみたま。神の活動的な側面・御力)を祀った社
④本社の土地の地主神を祀った社
⑤その他特別な由緒があって祀られた社
以上5項目にあてはまるものを「摂社」、それ以外を「末社」と呼んでいました。ただし、現在は摂・末社の呼び名に区別の基準はないそうです。
この鈴鹿明神社にも大小併せ8所の摂・末社があります。ご参拝の際は探してみてはいかがでしょうか。
当社の摂・末社のひとつ、参道脇の稲荷社
3月に戦没者慰霊祭が行われる忠魂碑にも摂・末社同様のお供えをしています