本日11:00より、兼務社である座間市入谷御鎮座の諏訪明神にて例祭が斎行されました。
鎮座地はこの鈴鹿明神社の程近く、座間駅に向かう道の途中の石段を上がった林の中にあります。今は御社の周りまで住宅が広がっていますが、鳥居から一町位離れて“すわのまえはし”という小橋が残っており、かつては村を見下ろすように創建されたことを偲ばせます。
この日だけは門扉も開け放たれ、お祭りに相応しい飾りつけがなされます
御祭神は「建御名方神(たけみなかたのかみ)」。
神話では出雲の「大国主神(おおくにぬしのかみ)」の次男として登場し、父神や兄神と逆に自分達の出雲国が皇室の御先祖である「邇邇芸尊(ににぎのみこと)」に従う事にただ一人反対します。
そのため使者である「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」と対決することになりますが敵わずに敗れ、追い詰められた信濃国の諏訪で降参します。そこで祀られるようになったのが全国の諏訪神社の元宮、諏訪大社であるということです。
神話ではこれ以上は語られませんが、諏訪神社は今は広く各所で祀られている神社です。反骨の気風以上にその人格・徳が慕われる神様であったように思います。