座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

御札の祀り方・簡易神棚

2013年06月16日 | 神社知識・作法・歴史

御札には様々な種類がありますが、その家の守り神として神棚にお祀りされるのが普通です。ですが今は部屋のつくりもあり神棚を設けるのが難しい、というご相談を受けることがあります。

実は、神棚を設けずに御札をお祀りすることも出来ます。普通の棚の上など目線より高いところを選び、そこに白布や白紙を敷くなど綺麗にして頂いた上で、御札の表が南か東(太陽の方角)を向くように立てかければそれで大丈夫です。

中にはやはり御札をそのままの姿でお祀りすることに抵抗がある、という方もいらっしゃいます。そういった方には当神社で『簡易神棚』をお渡しすることもできます。

普段見る神棚に比べれば形は質素ですが、ちゃんとした屋根と柱を持ち、壁に掛けて使用することもできます。

この簡易御札奉斎用具は、伊勢の神宮より各県の神社庁を通じて各神社へ賜ったものです。

伊勢の神宮では、神棚をお持ちでない御家庭において、神宮大麻(お伊勢様の御神札)と氏神様の御神札を、おまつりいただけるようにご用いただいたものです。

あくまでも簡易的なものです。

しかしながら、神宮大麻という御神札は2,000年の歴史を持つお伊勢様の御神札です。

お伊勢さまは全国で唯一「神宮」とのみ表記され、天照大御神様をおまつりする、「皇大神宮」に代表されます。

全国の人達から総氏神様と尊ばれ、親しまれているお伊勢さま。

そして地域を護る氏様の御神札は年ごとの幸せをご祈念してお手元にお渡ししているものです。

この大麻奉斎用具には数に限りがございますので、ご入り用の方は当社へ先ずはお尋ね下さい。