梅雨空のなか時々陽が差し込むそんな天気の今日この頃です。
このような梅雨空の季節でも6月、7月に帰幽された方の年祭を斎行することもしばしばです。
年祭とは、神式で行う仏教で言う法事と同じもので、決められた周期にて斎行するものです。
年祭を行う場所は、ご自宅であったり墓所であったり、又どちらかの斎場などさまざまな場所にて執り行う事が出来ます。
当神社の施設内にも年祭等を行う場所がございます。
霊璽(亡くなられた方の御霊をお遷しするもの)やお写真をご持参頂いて執り行う場合
ご自宅や墓所、また他の斎場で執り行う場合でも祭壇やお供え物、榊(お祓いをするもの、お参りの時に使用する玉串)など当社から持参してとりおこないます。
又、霊璽をお持ちでない場合などでも執り行う事が出来ます。
神籬(ひもろぎ)という簡易的に神様が御鎮まり戴くものをご用意させていただいて執り行うことが可能です。
年祭は、ただ単に亡くなられた方の御霊を慰めるだけのものではなく、亡くなられた方はもとより先祖代々の神様にも思いを寄せ、感謝し、各ご家庭の守り神としてお働きいただけるようお願いをする場でもあるのです。
今、生をいただいて生きている人々は、何代もの先祖が礎のもとに生かされているのです。
より身近な守神としての先祖代々の神様に感謝の気持ちを込めて行うものです。
年祭の規模や参列される人数は特にこだわる必要はありません。
なるべく帰幽された日(命日)より前に執り行うことをお奨め致します。
神式での葬儀や年祭、祖霊祭などご質問などございましたら、お気軽に当社へお尋ね下さい。