一年の中では折り返し地点のこの6月ですが、引っ越しの予定などあってか、神棚や御札の祀り方についてご質問を受ける事があります。
「御守」が一人一人身につけることで個人的なお願い事を託すものであるのに対して、「御札」は神棚や家の高いところにお祀りして家全体・家族全員の健康や幸せを祈るものです。
御札は出来れば目より高い位置に、表が南か東を向くように(神様が太陽に背中を向けないように)祀っていただくのが作法です。場所は専用に作った棚でも、他の物と一緒くたにならなければ普通の棚の上でも結構です。
神棚に入れていただく形が最も丁重ですが、無ければ御札のみ立て掛けるようにしてお祀りしても大丈夫です。神社ではご希望の方に額縁のような作りの『簡易神棚』を無料でお渡しすることもできますので、ご入り用の方は社務所へお申し付け下さい。
簡易神棚
各種説明書もお渡しできますのでお気軽にお尋ね下さい
また逆に、事情があってもう神棚のお祭りを続けられない、という方もいらっしゃるかもしれません。神主としては残念な事ですが…そうした神棚は神社までお持ちいただければ、お預かりしてお焚き上げする事もできます。社務所までお問い合わせ下さい。