座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

あきづ

2016年10月13日 | その他

朝晩は随分と涼しくなり、境内を掃除していても汗をかくことがなくなってきました。

個人的には暑いより寒いほうが身体は楽なのでこれからの季節が嬉しくはありますが、紅葉の時期は落ち葉も大幅に増えるので悩ましいところではあります。

秋も深まったということでしょうか、境内でとんぼを見つけました。

とんぼは別名“あきづ”とも呼ばれています。 この日本も古くは“秋津島(あきづしま)”と呼ばれていて、昔からとんぼが日本の風景の中にあったことを思わせます。

西洋ではとんぼにどちらかというと不気味なイメージがあるようで、日本人が好意的なのは珍しい方のようですね。 多く家紋や工芸品などのモチーフにもなっています。

今は暑すぎず寒すぎずちょうど良いくらいの天気が続いていますが、こういった日は長く続かないものです。 しっかりと季節の変わり目に備えておきたいと思います。


小松原稲荷神社秋祭礼のご奉仕

2016年10月12日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先週末の事ではありますが、座間市小松原鎮座の『小松原稲荷神社』にて、当神社宮司の奉仕により例年通り秋祭りが執り行われました。

生憎の雨模様ではありましたが、屋根などもご用意いただき無事に祭典は終了しました。

この小松原稲荷神社は町の神社なので神職が常駐しているわけではないのですが、神事の際はご依頼を得てご奉仕をさせていただいております。

一年に一度は縁のある日にお祭りを行う、というのが神社の形です。 お近くの神社でもいつお祭りが行われているか、調べてみると発見があるかもしれませんね。


御正月用かまじめの準備を始めています。

2016年10月11日 | 御祈祷・授与品

今日も天気は曇り空。時折薄日が差す程度で肌寒く感じます。

10月を過ぎると七五三詣でも大勢みえられて、今週の日曜大安は混雑しました。

10月、11月は七五三のご祈祷で神社は大変忙しくなるので、お正月の準備を9月末頃から始めています。

今準備しているのが晦日祓いです。

年末に伊勢神宮の御札や氏神様の御札を取り換える前にきれいにした神棚などをお祓いするための祓い串です。

これは、年末にお頒けするかまじめ用に準備するものです。

かまじめには、伊勢神宮の御札を始め荒神様、歳神様、注連縄に使う紙垂などとともに晦日祓串も一緒にはいっています。

年末に家の中を大掃除されたあとにそれぞれの御部屋などをこの祓い串で清めていただくと清々しい心持で新年を迎えることができます。


金比羅神社 例祭斎行

2016年10月10日 | 兼務神社

本日、座間市入谷内天台鎮座の『金比羅神社』にて、例祭が斎行されました。

例祭は毎年この10月10日。 昨日までの雨の気配も過ぎ去って清々しい空気の中お祭りをご奉仕する事が出来ました。

氏子会の皆様も集まりお祭りの準備が進められます

お囃子の奉納もありました

この金比羅神社は香川県鎮座の『金刀比羅宮(ことひらぐう)』を根本とする神社で、日本各地に680余の御社が存在しています。 御祭神は『大物主命(おおものぬしのみこと)』で、国家鎮護の神として広く崇敬を受ける神様です。

秋はお祭りの続く季節ですが、当神社ではこれで収穫祭にあたる『新嘗祭』までは一段落といったところです。 もう間もなく季節の変わり目となりますが、皆様のご安寧とご健勝をお祈り申し上げております。


寒露

2016年10月08日 | 

秋雨はもう少し穏やかなものと勝手に思っていましたが、今日午前中は随分強い雨になりました。

昼になって雨は上がり明るくなってはきましたが、運動会などは順延になってしまったのではないでしょうか。

暦上で今日は『寒露』という時期です。 晩秋となり草木に露がつく頃、という意味ですが、文字以上の冷ややかな一日となりそうです。

せっかくの連休ですがまた明日は雨の予報が出ています。

まだ半袖でお過ごしの方も見かけますが、もう夏の暖かい雨ではありません。 お体にはお気をつけてお過ごしください。


稲刈り間近

2016年10月07日 | その他

毎年6月、「注連縄奉納同志会」の皆様の参列のもと、御神田としてご提供いただいている田圃にて『御田植祭』が行われています。

そして此の度同志会よりお知らせがあり、めでたく今月15日に稲刈りが行われる運びとなりました。

一面黄金色です

あくまで注連縄を作るための御神田という事で、藁が強いもち米が植えられています。

素人目には違いが判りませんが、それでもたわわに実った稲穂は見事で、見ているこちらを明るい気持ちにさせてくれます。

周りを見ると既にはざかけをした稲穂もちらほらとあるようで、どこも刈入れの時期。 つい先日まで日差しの暑い日もありましたが、季節の歩みは確実ですね。


台風過ぎて

2016年10月06日 | 境内の様子

寝ている間に通り過ぎたとの事でしたが、今回の台風も大過なくやりすごせたようです。

ただ台風の時は毎回ですが、朝の境内は大変な量の落ち葉と落ち枝に覆われていました。 特に銀杏はちょうど実が熟した頃だったのか、全て地面に落とされたような状況です。

なんとかこの後、車に踏まれる前に回収できました

紅葉はまだですが随分沢山の葉が落ちました

今朝神社に向かう時に最初に気づいたのは金木犀の香りがしない事でした。 駅から神社への道にはそこかしこに金木犀の木があり、風情を感じさせてくれるものでしたが… 大風が季節の区切りとなったようですね。

明日からはまた段々と涼しくなる由。 ともかくも、台風はこれで終わりだと思いたいものです。


『神まつりを支える人々』 神奈川県神社庁パンフレット

2016年10月05日 | 神社知識・作法・歴史

本日は、神奈川県神社庁が発刊した『神まつりを支える人々』のパンフレットを御紹介させて頂きます。このパンフレットは神社をお支え頂いております氏子総代さん向けに作成されたものです。

社殿内の祭具、調度品について分かりやすく記されております。このパンフレットを見て少しでも多くの知識を得ることが出来たら、お参りの際社殿内の見方が変わってくるかもしれませんね。

少しではありますが、社務所前にこのパンフレットを置かせて頂きます。ご自由にお持ち帰りください。


伊勢の神宮 氏子青年会設立奉告参拝

2016年10月04日 | 氏子青年会

10月1日、2日と4月に発足した氏子青年会と宮司で伊勢の神宮に設立奉告参拝に行って参りました。今回の参加者は宮司を含め16名。初めてお伊勢参りの参加者が10名と発足当時に掲げた奉告参拝が実現致しました。会員一同、奉告参拝が出来ました事感謝すると共に今後の青年会活動に身が引き締まる思いとの事を仰っておりました。

お参りの様子をアップ致します。

初日は外宮さんのお参りとせんぐう館の拝観を行い、また、神宮職員様に御案内まで頂戴致しました。

外宮さんでのお参りを終えて記念撮影

外宮(豊受大神宮)

芥川会長より神宮職員さんへの御礼

二日目は、内宮さんにて御垣内特別参拝と設立の奉告を兼ねて御神楽を受けて参りました。内宮でも初日と同じように神宮職員様より御案内を頂き会員一同感謝申し上げます。

半纏を纏い宇治橋前での記念撮影

参進

参進

参進

手水舎にて身を清めます

さらに五十鈴川で身を清めます

特別参拝前に正宮前での記念撮影

別宮 荒祭宮へ進む前に御稲御倉を見学

最後に神楽殿にて御神楽。氏子青年会の設立奉告をさせて頂きました。


地鎮祭の竹取

2016年10月03日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

週が明けた途端にまた雨空ですが、御日柄は大安吉日となり地鎮祭等出張祭典のご奉仕が幾つかございました。

今週は平日にもまだお約束がありますので、夕方前にもう一度竹の調達を行いました。 出来ればもっと良い天気の時に行きたいものですが、涼しくなったという点だけは有り難く感じます。

地鎮祭の時など剥き出しの土の上でお祭りを行う際に、この四本の竹を立ててしめ縄を張り、そこを神事のための場所『斎庭(ゆにわ)』とします。

竹自体に神聖な意味がある…というよりは、恐らく昔はどこにでも生えていたため使われていたとも思われますが、最近では逆にちょうど良い竹を見つけるのが難しく、都会の神社などでは造花の竹を使う所もあると聞きます。

当神社では幸い地主の方の許可を得て竹を取ることができていますので、お祭りの度に生の竹を取りに行く事になっています。

少々手間が掛かるのは事実ですが、本物の竹を使用すると気分も違うものです。 今月は土日と大安吉日が重なる日が多く竹の出番も増えそうですが、気を付けて準備していきたいと思います。


鎮物の奉製

2016年10月02日 | 御祈祷・授与品

今日は朝から日差しが境内に差し込んで久しぶりの好天になりました。

神社周辺の小学校では運動会が開催されており、行進の音楽や時折の歓声が周辺に響き渡っています。

神社では巫女が地鎮祭で御施主様にお渡しする鎮物を奉製しています。

たくさんの鎮物を奉製しています。

鎮物は、地鎮祭の折りお祓いをしてお施主様から工事業者へお渡しし、基礎ができる段階でその土地の真ん中辺りに鎮めてもらうようお願いします。

鎮物には土地の神様に対する7品以上のお供え物が入っていて、家を建てる土地をお守りいただくと共にこれから住むご家族の安全を祈念するものです。

地鎮祭でお渡しする時は蓋を閉じた状態でお渡しします。

地鎮祭が終わられた後、興味本位から蓋を開けられる方がいらっしゃるのでどのようなものが入っているのかなどを記した由緒を一緒にお渡ししています。

長くお住まいになられる家や土地の神様より御加護があるよう感謝を込めてお供え物をするのです。


10月神社行事予定

2016年10月01日 | 神社祭事並びに行事予定

10月に入り、今年もあと四分の一になりました。 間もなく秋本番ですが、台風の影響かまだ気温の上下が続くようではあります。

今月は和名で「神無月(かんなづき)」。 “日本全国の神様が出雲大社で縁結びの話し合いをするため、一カ月の間神様が不在になる”というのが由来と言われていますが、“収穫の時期なのでお祭りが多く「神の月」と呼ばれていたのが「神奈月(かんなづき)」となった”という説もあります。

《今月の行事予定》

1日(土) 7:30~ 月次祭

7日(金) 安産戌の日

10日(月) 境外末社 金比羅神社 例祭

15日(土) 7:00~ 月次祭

19日(水) 安産戌の日

31日(月) 安産戌の日

神社庁より毎月出されている「まことの道」、今月は上の一首です。

 “昇る朝日のように爽やかにあってほしいのは、人の心です”

この御製は「朝日舞」という神楽で歌詞としても使われています。 神道には教義経典が無いと言われますが、こうした和歌や詞などに神道の心の端々を読み取ることができます。