すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

海の日

2006-07-18 00:43:41 | うちのキヨちゃん
 父の病状も僅かずつですが、快方に向かっています。仕事しながらの看護はなかなかハードですが、何しろうちはキヨちゃんが頑張ってくれるので、助かります。
 本日は海の日。私の子供の頃にはなかった休日なので、連休なんて気づきませんでした。だいたいが不規則な勤務で、曜日すら怪しいのです。 付き添いを交替する前に、近所の診療所に寄りたいと話していたキヨちゃんに、そのことを知らせなくては・・・と病院から電話。
 「おはよう。ゆうべはおかげでぐっすり眠れた。診療所寄って行くけん、2時過ぎるって父ちゃんに言うて。」
 「あ、それなんやけど、今日祭日やろ?」
 「え?母ちゃんが?」
何と聞き違いしたのかは、知らないが、あなたは年中祭日みたいな人ではないか。
 何度かの押し問答の末、やっと分かってくれたキヨちゃんは午前中に来てくれた。私は午後からの勤務だから、とりあえず、急いで帰宅し、ペットたちの散歩や餌をやらなくちゃいけなかった。 
 「犬は雷なったらかわいそうなけん、家に入れといたよ。猫も寝よるけん、家の中に入れてある。」
 うちの犬はともかく、猫は猫トイレでは用を足せない猫である。台風でも外でないとだめなのだ。だから、留守中に閉じこめたら困るではないか。すると彼女はこういった。
 「だから、玄関は鍵閉めたけど、裏口は開けとるよ。ついでに暑いと可哀想なけん、窓も開けてある。」
・・・・。優しい優しいキヨちゃんにはやはり戸締まりは出来ないのである。 
コメント (2)
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