入院
白い顔で あなたは 病院のベッドに横たわる
娘さんの 問いかけにだけ 小さく頷く
去年 敬老会の席には
あなたがいて
食の細いあなたが お弁当を全部食べたって
とてもとても嬉しそうに
娘さんが 笑ってた
今年は 何も食べられず ベッドの上
「私がついてあげられれば・・・」
何も受け付けないあなたは 唯一娘さんの手からだけ
ヨーグルトを食べられた
「看護士さんもよくやってくださるの、でも、忙しいから・・・」
言葉の端々に 無念さがにじんでる
今のわたしに 掛けられる言葉がない
わたしも そばにいてあげたい
時間を掛けて 何かを食べさせてあげたい
でも それは叶わない
早く 良くなって戻ってください
わたしには そんな無力な言葉しか 言えない
白い顔で あなたは 病院のベッドに横たわる
娘さんの 問いかけにだけ 小さく頷く
去年 敬老会の席には
あなたがいて
食の細いあなたが お弁当を全部食べたって
とてもとても嬉しそうに
娘さんが 笑ってた
今年は 何も食べられず ベッドの上
「私がついてあげられれば・・・」
何も受け付けないあなたは 唯一娘さんの手からだけ
ヨーグルトを食べられた
「看護士さんもよくやってくださるの、でも、忙しいから・・・」
言葉の端々に 無念さがにじんでる
今のわたしに 掛けられる言葉がない
わたしも そばにいてあげたい
時間を掛けて 何かを食べさせてあげたい
でも それは叶わない
早く 良くなって戻ってください
わたしには そんな無力な言葉しか 言えない