すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

男の買い物

2011-02-06 20:12:04 | ひとりごと
 今仕事をしてくれている大工さんはとってもいい人である。実はかなり昔に仕事してくれた事がある。親戚のお姉ちゃんのだんな様と同じ職場でのご縁だったのだが、その後お兄ちゃんは亡くなってしまい、この人も独立して今回までご縁が無かった。
 キヨちゃんは名前をちゃん付けで呼ぶほどお気に入りで、終いには
 「嫁さんの名前は?」
と聞いたらしく
 「かわいいんでえ。真っ赤になってぼそりと教えてくれた。今度電話したら、○○ちゃんと呼ぼう。」
などと言うもので、
 「止めてよ!見たこともないばあさんにいきなりちゃん付けで呼ばれたら、奥さん気味悪がるけん。」
と止めた。
 とにかく仕事熱心で真面目な人だ。今日はお休みだったのだが、知り合いに頼まれて県外まで車で走って一仕事してきている。その帰りに明日の段取りを説明しに我が家に寄った。
 そして
 「買い物したけん。」
とお土産を下さった。申し訳ないから自宅に持って帰ってくださいと言うと
 「家にも買うたけん。」
との事。
 その買い物である。握り寿司1パック、卵巻き寿司1パック、巻き寿司といなりずしのセット。2000円以上ものお寿司を買ってきてくださったのだ。ん?何故値段が分かるかって?はい、値札が貼ってあったから。
 女二人に寿司3ケース。値札つき。その買い方が男の人だなあ・・・とキヨちゃんと大笑い。飾らない人柄、素直な人柄がそのままである。私が奥さんなら
 「いやあ、お父さん!」
と赤面するところだが、らしいわね~とやはり笑顔になるかな・・・。
 

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コメント (2)
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